アイドルが愛される条件
10/16に、「Jams Collection(ジャムズ) 津代美月生誕記念公演@大阪」に参戦してきました。
当日券をなんとかゲット、滑り込むことが出来ました。
「その場にいること」に意味があった。
そう思えるライブでした。
津代さんは、「愛されること」と「リーダーであること」という2つを両立する、非常に稀有な存在なのではないか?と感じました。(ジャムズのキャプテンは坂東遥さんなのですが)。
ところで、愛される力って何なのでしょう?オタクが愛することの専門家であるのなら、アイドルは愛されることの専門家である必要があるのかもしれません。
愛されるアイドルは不完全
僕は、アイドルが愛される条件は「不完全」であることだと思います。
なぜなら、不完全であれば他の人から力を借りる事ができるからです。
これは決して感覚的な話ではありません。
自分にできることが少ないと、それを他の誰かに代替してもらう必要があります。他人という不完全な要素に賭けて、人と関わってゆくしかないのです。しかしやりようによっては、一人でやる場合の何倍もの力を手に入れることができる可能性だってあります。
これをスケールメリットと呼んだりもするわけです。
逆に、自分で何でもできてしまう人間というのは、生きやすいかも知れません。しかしそれは『一人でも生きて行ける」ということでもあります。これは、アイドルにおいては必ずしもプラスとは思えません。
例として挙げることができるのは、全盛期のAKB48を支えた、大島優子と前田敦子という2人のエースの違いです。
大島優子は、ダンスも歌も、そして女優としても高いスペックを持っていましたが、2位に甘んじていました。一方、前田敦子は歌もダンスもそんなに上手くなかったのに、絶対的なセンターとなりました。
愛されるためには、自分の不完全さも晒し出す覚悟が必要ともいえるのかもしれません。
愛されたいリーダーの悲哀
アイドル全員に「愛され力」は欠かせません。しかし、どうしても弱みを晒せない存在がいます。
それが、リーダーやMCを任される役回りのメンバーです。
ライブの途中のMCなどで、
・どんなグループか
・メンバーの自己紹介
・このあとの特典会の情報
・今後のライブ情報
などの2~3分で伝えるのが、リーダーやMC担当メンバーの役割です。MCを回すアイドルにはどうしても「ちゃんとしてる子」という印象がつきかねません。
しかも、本人の適性や希望にそぐわずに、MC担当をやらなくてはいけないケースだってあるわけです。
例えば、FES☆TIVEには土光瑠璃子さんというメンバーがMCを任されています。
歌唱においても重要なパートを任されることも多く、「何でもできる子」という印象を抱かれがちです。
しかし、そんな役回りを任されることのつらさを、土光さんは生誕祭の機会で語っていました。
彼女は極度の人見知りで、一人で美容院の予約の電話が掛けられない、ラーメンを食べに行けないなどのエピソードには事欠きません。
きっと各グループのリーダー格のメンバーは、人知れず同じ悩みを抱えているのではないのでしょうか?
リーダーが愛されるためには
では、リーダーやMC担当が愛されるためにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで必要になるのは、他メンバーの理解と協力です。
冒頭のジャムズのでいえば、津代さんはリーダー格のメンバーではありますが、表向きには坂東遥さんがキャプテンとしてトークを回しています。
FES☆TIVEならば、土光さんに対しては
・従姉妹で、気の置けない仲である青葉ひなり
・加入前からの親友である八木ひなた
・前グループでのリーダー経験のある髙木ゆりあ
・感情の機微に敏感な同期、南茉莉花
によって、ほぼ完璧なバックアップ体制といえます。
この2グループに共通することは、どちらもリーダーの人柄が見えやすいことです。
これは、他のメンバーがリーダーのことを理解して、協力できていることの証明でもあるわけです。
信頼する仲間に囲まれたとき、リーダーはアイドルになれるのです。
おわりに
まとめます。
このnote、少し散らかりすぎでは?
以上です。