推しが課金イベントに参加しました
スマホゲームは1つもインストールしてません。
そんなのやってる暇あるか。地下アイドルオタクのかべのおくです。
題名の通り、推しの青葉ひなりさんが「Zipper専属モデルオーディション」の配信審査に参加していました。
つまり、オタクが札束で殴り合う戦いです。
僕はこれまで、課金系のイベントになるべく手を出さないできましたが、今回に限っては「向き合うときが来たか…」と覚悟を決めました。
このnoteは、そんなとあるオタクの記録です。
イベント概要
これは、ファッション雑誌「Zipper」の専属モデルを決めるオーディションイベントです。Zipperと言えば、過去には吉高由里子や木村カエラなどがモデルを務め、現在の専属には元乃木坂の北野日奈子さんがいます。ファッションに疎いアイドルオタクでも「なんだかすごい雑誌だな」ということがひと目で分かります。
主な特典は以下の通りでした。
各ブロック1位:専属決定
各ブロック2位:最終審査参加決定
全ブロック1位:SAPPORO COLLECTION出演決定
青葉さんが目指すのは、全体1位のSAPPORO COLLECTIONのみ。期間は1/20~2/20の3週間という、長丁場の戦いでした。
ミクチャイベントの攻略
ポイントの集め方
今回のイベントでは、以下の2種類の応援方法がありました。
無料ポイントを集めて投げる
有料ポイントを購入して投げる
無料ポイントとはいえ毎日400ポイントあって、3週間休まずやれば8400ポイントにもなるので馬鹿にできません。これを多くの人にやってもらうのも、戦術としては有効です。
無料ポイントを集めるには、決まった広告動画を見たり、ライブ30秒間ずつ見ては周回する、という方法を繰り返します。皆まで言いませんが、ポイント周回するときにはブラウザ視聴できないので、近道はとくにありません。「推しを応援したいだけなのに、どうして見たくもない配信を見てるんだろう…?」と精神を病みかけました。
有料ポイントは、アプリ購入とブラウザ購入で1ptあたりの金額が違います。また、それよりもさらにお得にポイント購入できる「ミクチャ VIP」なるサービスもあるので、今回はこれを利用しました。
ゲリライベントの攻略
今回のイベントにはゲリライベントがありました。つまり、イベントの中にイベントがあるのです。イベントの開始時や中盤付近にマイルストーンとして設けられます。今回のゲリライベントは以下のようなものです。
初日〜3日目: Zipper公式SNSで紹介(スタートダッシュ特典)
2/3~2/5: ミクチャアプリのトップ枠に掲載
悩ましいことは、ゲリライベントでは加算されるアイテムが決められていることです。2/3-5のゲリラでは「神(500ポイント)」と「スーパーアリーナ(5000ポイント)」だけがポイントとして加算されましたが、これを投げるには必ず課金しなくてはいけません。中盤戦でお金を節約したいという人にはかなりの痛手だったことでしょう(実際にそうだった)。
結果は…
そんなこんなで最終日を迎えました。最終枠の配信が始まった時点で全体3位。それでも10万ポイント台で競り合ってるというかなりの接戦(?)です。
最初は静かな幕開けとなりましたが、最後の10分は各枠とも、最低ラインが1万円、4桁レベルのアイテムの応酬でした。中には10万円超えのアイテムが投げられることも。話に聞いてはいましたが、実際に見ると「これが例のやつか…」という気持ちになりました。
さて、結果は…
本当に、ギリギリのところでのフィニッシュとなりました。イベント期限である22:59を過ぎた瞬間には、「勝った…のか…?」という感じ。オリンピックの男子100m決勝レースを見た後と同じ感想を抱きました。
しかし、徐々に大勢が明らかになり、どうやら勝ったらしい、と、喜びと安堵が入り交じった感情が遅れてやってきました。
イベントを終えて
このnoteを書いているのは、イベントを終えてしばらく経ってからのことです。果たしてあの時投じたお金になんの意味があったのか、ようやく冷静に振り返ることができるようになってきました。
僕はもともと課金イベント反対派でした。今まで推しが参加すると言った時にも、いかにお金をかけずにどうにかするかを考えて、なるべく参加せずにやり過ごしてきました。
しかし、オタクは一種の投資家或いは投機家です。果たしてそのアイドルが、自分の時間とお金を差し出すに値するのか、シビアに判断すべきでしょう。
青葉さんはイベント期間中、どんなに苦しくても「絶対1位になる」と言い続けていました。また、本人も色んな枠に顔を出して、地道に応援してくれる人を増やしていました。そんな姿勢に感化されたのは、僕だけじゃないと思います。イベントで上位進出するのには人気が必要でしょう。しかし、最後に勝つか負けるかの部分で重要になるのは「どうしても勝ちたい」という信念のようなものなんだと思います。
「この子だからこそ、僕はこんなに本気になれたんだな」。23時を過ぎてからも画面の向こうで泣きじゃくる猫耳メイドの推しメンのことを思い出すたびに、そんなことを考えています。
おわりに
まとめます。
今月は節約しないとヤバいって毎月言ってる。
以上です。