まだ、対バンで満足しているんですか?
先日、家族で網走から取り寄せたカニを食べました。
高級レストランに行くよりも圧倒的にコスパに感動したので、今年のふるさと納税の第1候補です。
おいしいものを色々食べるよりも、本当に好きなものだけ味わいたい。
オタクをする時のスタンスも、僕は似ている気がします。
はじめに
今年に入ってから、対バンに多く参加しています。
年末にはワンマンライブにばかり参加してたからか、少し違和感を感じることがありました。
思い当たったことは、「自分のライブの楽しみ方が変わったのではないか?」ということです。
そこで、自分にとって対バンとワンマンとは何なのか考えてみました。
対バンは少しずつしか味わえない
対バンの持ち時間は20分~25分、長くても30分くらいです。
このライブ時間で、全く知らない人に対してもグループの魅力をアピールしなくてはいけません。このため曲はどうしても「定番曲」が多くなってしまうので、一面的な魅力しか伝わってこないように感じます。
これはいわば、ネタが沢山乗ってるけど少しずつしか食べられない海鮮丼みたいなものなのかなあ、と思います。一口で味わえるものには、どうしても限りがあります。
もちろん対バンで伝える魅力を絞るのには効果もあると考えます。他のグループにない部分を一つでも売り込めれば、「ハロー効果」によってグループ全体が魅力的に映るからです。
しかし、ワンマンライブにはまた別の楽しさがあります。
イクラが好きなら「つっこ飯」を食べればいい
皆さんは「はちきょう」のつっこ飯というメニューをご存知でしょうか?
お客さんが「もういい」というまでイクラをかけ続けてくれる、ぶっ飛びイクラ丼です。
そして、ワンマンライブとはつっこ飯のようなものだと思うのです。
僕は昨年末、本当にFES☆TIVEのワンマンライブばかりに行ってました。
そこで気づいたことですが、ライブは何度見ても飽きることはありません。
むしろ、行けば行くほどライブが楽しみになってきました。
これは、持ち曲を1~2時間かけてたっぷり味わえることと、見れば見るほど目が肥えて楽しみ方が増えてきたからだと思います。
ライブをするアイドルは、全員人間です。同じパフォーマンスなんてこの世には一つも存在しません。
「あ、あそこいつもとちがう!」とか、「そのパート、そういう表情で歌ってたんだ」みたいなことに、自然と気づけるようになったのです。
もちろんワンマンライブでも定番曲は扱いますし、楽しみ方は人それぞれです。しかしワンマンを重ねるにつれて「その瞬間を楽しんでいる」という感覚が増えていったように感じられます。
これが、僕が久々の対バンで物足りなさを感じた要因だと思います。
僕が対バンに通う意義
じゃあ、イクラが好きな人はつっこ飯だけ食べてればいいんでしょうか?
さすがにそれは飽きますしプリン体摂りすぎで痛風になります。逆に、時々2~3切れ食べるサーモンや赤身は、意外とイケます。
これと同様に、対バンはオタクとしての感覚をチューニングする場として重要だと思います。
しばらく見なかったアイドルが、気づいたら凄く魅力的に見えることもあるからです。
それに、他現場の全く異なるオタク文化を垣間見ることで大きなショックを受けることもあります。
そうして、自分の世界の狭さに気づきます。
これは特定のコンテンツを追いかけることの大きな弱点ですが、比較対象が限られることで評価がキツめになるのです。
例えばイクラばっかり食べていたら、硬さとかつけ具合とかダシとかにうるさくなってきそうですよね?
でもスーパーのイクラしか食べたことない人にとっては「そんなのどっちでもええ!」ってことばっかりでしょう。
ただ、そのことに気づくには他のネタを食べるか、他の人と食べるしかないのです。
このように、健康なオタク生活のためには「外の世界」を知る努力はした方がいいのは否定し難い事実です。
しかし、「ここだ」と思ったタイミングでは深く突っ込んでみると楽しい世界が見えるのかもしれません。
で、どこか気になったん?
最近僕が再評価したのは、メイビーMEです。
新曲の振り付けがとてもキャッチーで、メンバー全員自信を持ってパフォーマンスしているように感じました。
もともとメインステージ争奪戦で優勝したことのあるグループです。
僕にとっては、タイムテーブルのどこに置かれても安定したパフォーマンスができるという印象です。
絶対、イベンターとしては「いたら助かる」タイプのグループじゃないかと思います。
しかし、ちょっと今年はそんな立場を飛び越えて、再熱の気配を感じました。僕も危うく推すことになりそうです。
おわりに
まとめます。
これからは、お腹の空いてくるnoteを目指します。
以上です。