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【ライブレポ】2024/09/12 FES☆TIVEワンマンライブ-青春心拍-

ライブが楽しくないのは心拍数が低いだけなので、とりあえず多動しておけばいいと思う。

じっくり見るライブも楽しいんですけどね。地下アイドルオタクのかべのおくです。


2024年9月12日、TOKYO DOME CITY HALLで行われた「FES☆TIVEワンマンライブ -青春心拍-」に、行ってきました。


人の夢が叶う瞬間って、案外こんなものなのかもしれないな。


入念な準備のもとでやるべくことをやり尽くして、いつもと変わらないことをやり続けた結果がそこにありました。

ライブは普段通り、持つべきものを100%出し切ったし、オタクはいつも通りライブを見た。いつものことを推しメンがやってるから、オタクも普段通りのことをやるだけだったんだと思います。

たまたま、それがTDCホールだったというだけで。


ライブ概要

2024年9月12日に開催。FES☆TIVEとしては最大規模となる、TOKYO DOME CITY HALLでのワンマンライブ。

発表されたのは2023年末、Zepp Divercity(TOKYO)でのワンマンライブ。

そこから2度の体制変更を経て、まさに歴代最高の7人が最高の舞台を迎えることになった。


会場に向かうまで

年明けから会社のカレンダーに入れていた「有休」の文字。でも昨日やり残した仕事があったのでそれを片付けて、身なりを整えてから家を出た。世間は平日なので違和感はあるけど、これが土日祝日だとしたらあまりにも普段通りの一日である。


ワンマンが発表されてから10ヶ月間、FES☆TIVEに関わる全ての人々が目指して走り続けた一日が、ついにやってきた。僕だってこの日の事を片時も忘れていなかったし、すべての現場はTDCに続いていると思って、通い続けてきた。


なのに、時の流れはあまりにも普通で、残酷だった。

決して準備不足を感じているわけではないし、むしろ準備し過ぎたのかもしれない。今手にしているチケットの券種・番号に相応しい回数ライブを見てきたし、あらゆる曲を楽しめる自信があるし、推しメンの表情をこの目で全て見届けようという気合いがみなぎっている。

でも、だからこそ「やり残したこと、何かできることはないか」という思いが募ってしまう。準備に準備を重ねた、仕事のプレゼン前に近い感覚だった。


物販〜開演前

当日は13時から物販が行われた。

スペシャルくじの中身はグッズかオフ会参加券のみで、「ハズレなし」。オタク同士で推しメンのグッズを交換したりと自然と会話が起こり、とてもいい雰囲気だった。

ライブ振り返り

ライブをセトリとともに振り返ってゆく。青葉さんの投稿をお借りします(本当にお疲れ様!)

1曲目の「ニホンバレデンセツ」は意外だったが、とにかく明るいメロディーが会場の緊張をぶち壊した印象。

紹介SEでのソロダンス、仁科さんのヒップホップ譲りのバキバキダンスと青葉さんのしなやかなジャズダンスは見事、魂の継承を予感させた。

そこからの「HUMAN NATURE WORLD」「コズミック祭大革命」は"誰もが知る今のFES☆TIVE"。最近のライブでも頻繁に披露してたからか、パフォーマンスがかなり安定していた印象。そこからイントロなしの「人類!WE ARE ONENESS!」は意表を衝く流れで最高に高まった(まだ4曲目)。

MC明けの「サカサマサマー」「オトメ、ケセラセラ」は、この夏で作ってきたFES☆TIVEのフロアの真骨頂。「大江戸爆裂花火姫」の八木さんの落ちサビは、もはや貫禄すら感じさせた。


インタビュー後の「Unknown Wars」「YURARI」はコネクトダンスも入り、とてもいい流れだった。メドレー1曲目の「Crystal Bullet」は仁科さんの歌声が光る。センステも使ってダレないように工夫されていた印象。

「マジカルパレード」からは、普段のFES☆TIVEがまた戻ってきた印象。センステでの落ちサビ大合唱よかったな。

「あの日のファンファーレ」は歌詞を流しながらの歌唱。ラストの言葉

こんなに強くなれたよって
僕ら笑って手を振り合うんだよ

がTDCホールで聴けたのが感無量。強くなったね。


MC明けはもう一回会場に熱を入れなおす「レフト⇔ライト」。モニターに大きく矢印出てくるのは液晶の無駄遣い過ぎる(褒めてる)。センステに来て会場の真ん中でメンバーが横移動してる景色、あまりにも壮観だった。


「シダレヤナギ」の落ちサビ、青葉さんがセンステに出ていったので、前方エリアから推しメンの背中を後ろから見ることに。それでも、青葉さんが目にしているのと同じ景色を同時に眺められたのは、とても貴重で幸せな瞬間であった。


本編ラストの「青春ハートビート」は、思わずライブ冒頭の映像の言葉を思い出した。

(中略)
人はみな心の中で春を待ち望んでいて
それを経験するために
熱が籠るような努力を重ね
冷めていく温度に恐れながら
凍えるような風に耐え
暖かい風とにおいに包まれる春を待つ
(中略)
私たちは青春を追い求め続けている
追い求めた青春は気持ちを伝って
皆の心の中でいつまでも音を鳴らし続ける
だから私たちは会えなくても
常に響きあうことができる
私たちの春と皆の鼓動が重なり合う瞬間まで
拍動は加速し続ける

僕の青春時代はとうに過ぎ去っているが、僕の「青春」はFES☆TIVEとともにあったのだと感じざるを得ない瞬間だった。


アンコール明けの「ぼくたちの輝き」まできて、やっと青葉さんの卒業が頭をよぎった。推しと迎えた最後のワンマンライブ、ここで感じた輝きは、自分の中でずっと残り続けるんだろうなと。

ライブは「しゃかりきトップランナー!」で最高のフィナーレを迎えた。

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感想

まず、この7人のTDCホールワンマンが見られてよかったなというのが素直な思いです。


そもそも、地下アイドルでは短期間での体制変更は珍しくありません。ましてやFES☆TIVEはもともと卒業・加入が多いグループです。しかし、TDCホールワンマンが発表されたときのFES☆TIVEは過去最高に充実したので「きっとこの6人でTDCに立つんだろうな」とまったく疑っていませんでした。


しかし、TDCワンマンが発表されてから2度の体制変更がありました。

  • 髙木ゆりあ卒業・与田理央那(2024年3月)

  • 仁科茉彩加入(2024年8月)

とくに髙木ゆりあさんがいないFES☆TIVEは、全く想像できずショックでした。彼女は、グループに新しい風を吹き込んでくれた存在でしたし、仲良いオタクも多かったからです。

また、仁科さん加入で「7人」になることも、当初は不安を覚えました。FES☆TIVEのパフォーマンスレベルの高さを引き出しつつ、大きなステージにも映えるちょうどいい人数が「6人」だと感じていたためです。また、青葉さん推しとしては、青葉さんが納得のゆく最後のワンマンを迎えられるのか不安もありました。


しかし、この心配は杞憂でした。与田さんはグループにまた違った文化を持ち込んでくれましたし、仁科さんは8月のデビューから、見事なキャッチアップ。ワンマンでは、ダンススキルを遺憾なく発揮しているように見えました。

現状維持を是としない、常に上を目指し続けるグループ。約4年間、きっかけは些細なものでしたが、見続けられてよかったなと心底思います。


自分自身はFES☆TIVEオタクとして、あと3週間弱で一つの区切りを迎えます。その時を迎えたら一体どんな感情になっているのか?怖いながらも楽しみにしたいと思います。

そして、これからもFES☆TIVEの青春は続きます。彼女達が作る熱い空間と音楽が、いつまでも我々の鼓動を加速させてくれることを願ってやみません。


おわりに

まとめます。

加速し過ぎたら死んじゃうから、時には休もう。

以上です。

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