AKB48が地下アイドルになるという選択について
※仰々しいタイトルで申し訳無いのですが、ただのライブレポートです。
ライブレポが遅すぎることに定評のあるオタクこと、かべのおくです。
今回のライブは特別なものだったので、色んな事を書こうとしたら時間がかかってしまいました。
しかし、早い・遅いなんて関係ないと思うのです。そこに記しておくことに、どれだけの意味があることか。
はじめに
2021年10月19日に、「煌めき☆アンフォレント特別公演-達家真姫宝生誕祭 2021-」に参加して来ました。
達家さんは、僕がAKBオタクだった時に現役で活動していたメンバーです。
そんな思い入れもあるメンバーの生誕祭にFES☆TIVEも呼ばれているとなれば、これは行くことを義務付けられたようなものです。
まきちゃん、生まれてきてありがとう。
原点にして頂点のような感想で恐縮ですが、ありきたりな言葉以上に価値を感じさせられる公演でした。
推しメンの生誕祭も、こうだったらいいのに。
逆風はどこにでも吹く
達家さんのスピーチや、MCの端々から感じたのは、どんな選択に対しても、反対意見はついて回ることです。
なぜなら誰しもが、自分の利益からは逃れられないからです。自分のため、誰かのにした選択は、必ず誰かのためにはならないのです。
例えば、「お前のためだ」といって部下の退職を引き止める上司は、多分1%もあなたのためを思っていません。
それは上司の仕事が増えて欲しくないからです(ド偏見)。
達家さんも、AKB48をやめてキラフォレに入る時には親御さんから猛反対をされたそうです。
もちろん、天下のAKB48から地下アイドルへの移籍したいと聞いて、不安にならない親がいたら不思議なくらいです。
しかし、親が子供を心配している時は、子供の将来を案じているのではなく、ただ「自分が不安になりたくないから」ということが多いように思います。
達家さんはキラフォレのプロデューサーと一緒に、親御さんを説得しました。順調に活動している今では、親御さんからも一定の理解を得られるようになったようです。
これこそ、「選んだ道を正解にする」ということではないでしょうか?
何が正しいか間違っているかなんて、誰にも分かりません。最後は自分で、正解にする覚悟を持って決めるしかないのです。
続けることの尊さ
またこの公演で感じ取れたのは、続けることは自分だけでなく、かつての仲間のためにもなることです。
なぜなら続けるものがいる限り、諦めた仲間の夢も叶う可能性があるからです。
この生誕公演の大きな意義は、AKB48時代の同期にも声をかけたステージがあったことです。
招集されたのは、次の3人です。
・飯野雅(AKB48 15期生、OG)
・大川莉央(AKB48 15期生、現アフィシャナドゥ)
・南茉莉花(AKB48 15期研修生、現FES☆TIVE)
当日はこの4人で、『初日』と『RIVER』を披露しました。
研修生としてレッスンを積みながらもデビューを果たせなかった南さんには格別なものとなったことでしょう。
南さんだけではありません、他の同期メンバーにとっても、南さんとパフォーマンスを出来ることは10年越しの夢を果たしたということです。
続けたものには、それだけの責任が伴うこともあります。
現に、年長メンバーがリーダーやキャプテンを任されるのはただの年功序列ではありません。続けているということにはそれだけの価値があるし、期待されるということです。
しかし、上のステージにあがってゆくほど、他の人の夢も同時に叶えられるということは、もっと認識されてもよいと思います。
誤解してませんか?
どうしても主張しておきたいことは、
元地上のアイドルが、地下アイドルになるという選択を誤解してほしくない
ということです。
彼女たちは、決して前グループの焼き直しを地下アイドルでやっているのではありません。彼女なりの決意と覚悟が必ずそこにはあると思います。
おわりに
まとめます。
全てのアイドルたち、生まれてきてくれてありがとう。
以上です。