アイドル楽曲大賞2023に投票しました。
「こんなことやってる場合ではない」みたいな時が、一番楽しい。
地下アイドルオタクのかべのおくです。
楽曲は、アイドルとは切っても切り離せない要素だと思います。同じ曲を何度も聞くことになる地下アイドルオタクにとってはとくに重要で、楽曲にこだわるオタクのことを「楽曲派」という呼ばれることもあります(諸説あり)。
そんなこと偉そうに語る僕ですが、「いや…自分が楽曲を選ぶなんて…そんな…」と思いが強く、あまり楽曲大賞には積極的に参加してきませんでした。しかし11月30日の朝、「いや、今年はちゃんとやろう!」ということを思い出し、仕事そっちのけで選定作業を行いました。というわけでそんな投票先とコメントを紹介したいと思います。
また本チャンの投票では選びたくても選べなかった楽曲たちもあわせて紹介します。
「アイドル楽曲大賞2023」の選定基準
投票するにあたり、「今年をちゃんと振り返られる楽曲がいいな」と思い、自分の中での選定基準を設けました。
ずばり「自分が現場で見たことがあって、何かしらのエピソードがある楽曲」です。
アイドル楽曲、とくに地下アイドル楽曲は「現場でのオタクの評価=楽曲の評価」となっていることが多いと思います。どれだけいい曲を作っても、歌われなければ、現場に定着しなくては、それは意味がありません。多くの人の記憶に残り、現場で喜ばれる楽曲が「神曲」であるべきなのです。
そこで個人的に「このライブで聞いた、この曲が良かった!」という体験の強さをもとにピックアップしました。
ただしメジャーアイドル楽曲部門に関しては少し選びきれず、最終的に楽曲の好みによるところも入っていますがご了承ください。
メジャーアイドル楽曲部門
まずはメジャーアイドル部門。ラインナップは以下の通りです。
1位 青いペディキュア/JamsCollection 3.0pt
2位 革命的オーバードーズ/FES☆TIVE 3.0pt
3位 アイドルなんかじゃなかったら/AKB48 3.0pt
4位 シンガロング・ワールド/chuLa 0.5pt
5位 もう一度僕と恋愛してくれませんか? /ナナランド 0.5pt
6位(番外編)独占オンステージ/JamsCollection
7位(番外編)Ready→NOW!/JamsCollection
「ん?なんで7位まであるの?」と思われたかもしれません。そうですよね。実は「1グループ1曲まで」の制限に気づいたのが、5曲選んでコメントも完璧に書き上げた後でした。結果として2曲を新たに追加したのですが、なんか悔しいので、泣く泣く外した2曲もコメントまで含めてこのnoteで供養します。
引用スタイルで示しているのが、投票時に寄せたコメント。その下に通常スタイルで、このnoteを書きながら思いついたことを適宜追記しています。
1位 青いペディキュア/JamsCollection 3.0pt
2位 革命的オーバードーズ/FES☆TIVE 3.0pt
3位 アイドルなんかじゃなかったら/AKB48 3.0pt
4位 シンガロング・ワールド/chuLa 0.5pt
すみません。あと2曲必要で、無理やりねじ込みました。(1曲目)
僕はどうしても、KEYTALK首藤さんの作る楽曲に引き付けられてしまうみたいです。chuLaのライブには最近全く行けていませんが、この曲と「たらんチュラ」を聴くためだけに武道館に行こうかと考えています。
5位 もう一度僕と恋愛してくれませんか? /ナナランド 0.5pt
すみません。どうしてもあと2曲必要で、無理やりねじ込みました(二回目)。
僕はどうしても古谷完さんの作る楽曲に引き付けられてしまうみたいです。ナナランドはもっとも最近に加入した百瀬ひよりさんですら1年半以上が経過し、パフォーマンスもビジュアルも、オタクとアイドルの関係も完成されきっています。もはや「この7人しかない」という雰囲気すら漂っていますが、もうすぐエース峰島こまきさんの卒業が控えています。そんな中で、この曲に特別な意味合いを持って迫ってくるのではないでしょうか。
6位(番外編)独占オンステージ/JamsCollection
7位(番外編)Ready→NOW!/JamsCollection
ランク外(メジャーアイドル編)
以下の楽曲は諸事情があり、仕方なくランク外にした楽曲たちです。できるだけ簡潔に、好きな理由と、ランク外にした理由を説明します。
片道切符のかくれんぼ/JamsCollection
ストーリー性はジャムズ楽曲の中でも随一。そのうちドラマか舞台にでもして欲しい。あまりライブで見られなかったのもあってランク外。
矛盾してる。/JamsCollection
幕張のワンマンで、歌詞をメンバーが読み上げる映像からのライブ披露はしびれた。同じくあまりライブで見られなかったのでランク外。
ソモサンセッパ/JamsCollection
作曲は「絶対必勝ラブゲーム」「Let me down」などにも携わっているTayuto Nakasuさん。ソモサンとセッパは禅問答の用語というのもあり、そういう言葉遊びは個人的に好き。残念ながらライブでの印象があまりないのでランク外。
誰かのヒーローになれたなら/JamsCollection
ジャムズの初メジャーデビューシングル。坂東さん卒コンでの、落ちサビソロパートアカペラには会場中が涙。幕張ワンマンで披露されたときにも歌割りが素晴らしすぎて感動した。
あらしの夜に/JamsCollection
これもジャムズ坂東さん卒業にちなんだ曲。単独ライブで推しメン(保科凜さん)がライブ中に珍しく涙ぐんでいたのが印象的だった。しかしそれ以上には思い出がなかったのでランク外。
HUMAN NATURE WORLD/FES☆TIVE
本多しおり加入後初シングルの表題曲で、Mixやコールが入れやすいドギツ曲。しかしオーバードーズに比べたら印象が薄かったのでランク外。
ニホンバレデンセツ/FES☆TIVE
辻こはる加入後初シングルの表題曲。IMAKISASA提供楽曲で個人的にはとても好み。しかしオーバードーズに埋もれてしまって、残念ながらランク外。
インディーズ/地方アイドル楽曲部門
次はインディーズ/地方アイドル部門です。ラインナップはこちら。
1位 初恋のひと。/高嶺のなでしこ 2.0pt
2位 アイスクリーム/MyDearDarlin' 2.0pt
3位 真夏のユーレイ!!/Merry BAD TUNE. 2.0pt
4位 青春群像 (2023 ver.)/タイトル未定 2.0pt
5位夜明けの唄/yosugala 2.0pt
こっちはメジャー部門と違い、とにかく多すぎて絞るのが大変でした。結果として順位はついていますが、全曲に等しく2.0ポイントを与えています。正直、10曲に1ptずつ与えたい。
1位 初恋のひと。/高嶺のなでしこ 2.0pt
2位 アイスクリーム/MyDearDarlin' 2.0pt
3位 真夏のユーレイ!!/Merry BAD TUNE. 2.0pt
4位 青春群像 (2023 ver.)/タイトル未定 2.0pt
5位 夜明けの唄/yosugala 2.0pt
ランク外(インディーズ/地方アイドル部門)
超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~/FRUITS ZIPPER
FRUITS ZIPPERの全国ツアーにまつわって発表された楽曲。鎮西寿々歌ちゃんの生誕祭、落ちサビで本人が感極まっていたのが印象に残っている。たぶん本当に幸せだったんだろうなと。
あいむいんらぶ!/ドラマチックレコード
ドマレコの2023年上半期のプッシュ曲。7月くらいまではこの曲のみ撮影可能というライブが多かった。初めてカメラ越しにレスをもらったのも、ライブでレスをもらって高まってマサイしたのもこの曲だったが、あまりにも個人的すぎるのでランク外。
バンソウコウ/ドラマチックレコード
デビュー半年記念ワンマンに合わせて発表された楽曲。恋が終わったあとの男女関係を描いている意味では「キミわずらい」に近い要素を感じる。残念ながらライブでの印象が薄かったのでランク外。
女の子は強い/高嶺のなでしこ
高嶺のなでしこの初期楽曲としては比較的好きなタイプ。「つながれていた君の手」の真相に気づいたときには震えた。ライブの思い出があまりないのでランク外。
僕は君になれない/高嶺のなでしこ
これもたかねこの初期楽曲。「僕は君にはなれないけどせめて好きでいさせて」にとてつもない共感。ライブでの思い入れがないのでランク外。
蒼いヒマワリ(2023Ver.)/衛星とカラテア
衛星とカラテアの中でも、歌詞がとても魅力的。「ありふれたワンピースも君がまとえばオートクチュール」は、声に出したい日本語第1位。
最愛/透色ドロップ
「出逢えた君へ」に並んで、透色ドロップの初CDリリースの表題曲。推しているアイドルがいるオタクの気持ちをとても的確に描いていて、共感を呼ぶ歌詞が印象的。残念ながらライブでの思い入れがないのでランク外。
星くずの夢/透色ドロップ
透色ドロップの楽曲でも、「このグループにしか歌えない」と思わされる、楽曲。歌いだしと歌い終わりのソロパートも印象的。残念ながらライブでの思い入れがないのでランク外。
ダンス・プラネット・ロマンス
ジャズ調のおしゃれな音運びと、ダンスミュージック感がクセになる、バチュンでも随一に好きな楽曲。ライブでの印象がないのでランク外。
Lily
佐藤倫子さんとみょんさんの、高音での掛け合いが印象的な楽曲。8月の名古屋対バンで聞いたときは、まさに聴き惚れた。しかしあえてリンワンでこれを選ぶのは違う気がしたのでランク外。
アルバム部門
アルバム部門のラインナップはこちら。
1位『Jam Vacation』/JamsCollection 5.0pt
2位 『青春群像 (2023 ver.)』/タイトル未定 0.5pt
3位 『ヨモスガラ』 / yosugala 0.5pt
便宜上3つ選んでいますが、実質ジャムズ1強です。
1位 『Jam Vacation』/JamsCollection 5.0pt
2位 『青春群像 (2023 ver.)』/タイトル未定 0.5pt
3位 『ヨモスガラ』 / yosugala 0.5pt
すみません。どうしてもあと1つ必要でねじ込みました(3回目)。
もちろん、yosugalaの楽曲が好きなことに偽りはまったくありません。楽曲のクオリティもずば抜けて高いと感じています。yosugalaの音楽性の高さはもちろん理解したうえで、こんなとこで絶賛すべきグループではないと感じ、3位としております。
推し箱部門
JamsCollection
「結局、お前ジャムズベタ褒めやん」と言われたら、「そうなっちゃいましたね、すみません」となります。
しかしこれはコメントでも書かせてもらいましたが、地下アイドルはキラーチューンができてしまうとそれに頼りっきりになってしまいがちです。これはメジャーアイドルと比べてオタクの新陳代謝が激しく、それでもなんとかなってしまうという地下アイドル現場の体質に大きく依存している部分も否めません。
しかしジャムズは「最先端フォーミュラー」や「NEW ERA PUHCH!!」という代表曲があるにも関わらず、全くそれに甘んじずに新しい楽曲を積極的に使用していました。そしてそれらをどこでお披露目するのが、最もオタクを満足できるのか。そういったマーケティング的視点にも優れていたと判断し、推し箱部門で推薦することとなりました。
加えてジャムズは、これまでアイドル現場ではそれほど実績のあるクリエイターに頼らず、新しい作曲家・作詞家を発掘しているという点も評価できます。他グループにも楽曲を提供しているために、一時の雇われになるのではなく、いわゆる「お抱え作曲家」的な位置づけになりそうな人も多く見られる点も高評価につながりました。
クオリティの高い楽曲群と、実力派クリエイター陣。来年のジャムズはどんな景色を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。
終わりに
まとめます。
来年は、ちゃんとルールを読んでから投票します。
以上です。
[参考]2023年Apple MusicのReplay
参考までに、僕の今年の音楽履歴をとして、Apple MusicのReplayを公開します。「ふーん、こんなやつはこんな曲を選ぶんだな~」というくらいに見てもらえればと。
ちなみに、曲の聞き方は通勤中や作業中に、特定のアルバムや特定のアーティストのステーションを垂れ流しています。一度ハマると同じのを何度でも聞きまくるので、割と偏った結果になっています。