待ち時間
先日も機械が仕事を終えてくれるのを待っていました。
10数年前には最新の機種でした。FANUCのワイヤーカット(ROBOCUT α-0ic)。今はこれよりももっと賢い機械が出ていることでしょう。当時の価格は1000万円。
わたしの勤めていた会社(親族の)で必要になり、そしてわたしが工業系の学校を卒業したので動かせるだろうって事で購入しました。
「え?その借金返すまでお嫁にいけないんじゃ、、、」
と、一瞬頭によぎりましたが、25歳まで遊ばせてもらったのだから少しは役に立たなくてはと思いました。
機械を動かす事は人を相手にする仕事よりもはるかにわたしには合っていたので頑張りました。もう10数年経ち、1000万円分の仕事(機械じゃないと出来ない仕事)をしたかもしれないと思います。
その10数年の間に親族の会社は世間の波とか、時代の流れによって自営業を畳みました。ですが、わたしはこの相棒と共にまた雇っていただけまして、今日も機械のスイッチを押したり、動きが悪いところを掃除したりそんな事をしています。
相棒がギターだったのですが、このワイヤーカットくんに変わってしまったのだなといつしか思いました。
そして、そろそろギターくんにもまた相棒になってもらいたいなって、思っているこの頃。
ワイヤーカットくんといるけど、待っている間ギターくんのことを考えてる!!
擬人化するとおかしな事になるので、普通に話しましょう。
普段から実はそうです。仕事をするふりをして、いつも書きたい歌詞やメロディを口ずさんでいます。近くの人にはわたしの鼻歌が聴こえる時があるかもしれませんが、気にしません。おかしな人だと思われても気にしません。
だって、そうする事ですごく幸せなんですから。
もし、"少し歌がうるさいです。"と誰かから言われたらやめようと思います。
わたしだってバカじゃない。聴こえるか聴こえないかくらいのとっても小さな声で歌ってますから〜。
そろそろ、形にしていかないとね。
年齢には勝てないけど、余計な経験はいっぱいしてとても豊かになったわたしのハートから
歌ったら?
って、湧き上がる気持ちが抑えられなくて。
ずっと、この時を待っていたんだなぁってそう思います。