勝手にしやがれ
沢田研二の曲名にありますね。
母が若い頃、沢田研二や、GSと呼ばれる音楽とかガロとかそういう曲を聴いていたそうです。そんな事もあり、今度金沢に沢田研二がコンサートで訪れるようなので、母と行くのもいいなぁ、と考えたりしています。
いきなり、このタイトルはどうしたのかというと、これは今朝の事なんですが。
ゴミを捨てにパパのサンダルで30メートルくらい小走りで行ってゴミを捨て終え、そして帰ろうとした時にここに住んでから初めてみるご近所の方に会いました。
ちょうど自分の母くらいの女性。散歩されていてご近所付き合いも大事だと思い、会釈をしました。"ちょっと聞きたいことがある"そんなふうな感じがその女性に見え隠れしていたので、
「あ!わたしが捨てたゴミステーション、自分の班のじゃない事ばれた?注意される?朝からショックー」
と、頭に浮びましたが、そうではありませんでした。
女性「どちらの家の方?◯◯さんのお隣?」
わたし「いえ、◯野さんと◯山さんの家の間です。」
"あぁ、◯◯さんとこのお嫁さんね。"
と、我が家の主人のことも知っているようでこれは長話になるなと覚悟をし、10分くらいなら会社に間に合うだろうとお話に付き合うことにしました。
初対面なのに、おばさまパワーが炸裂しておりました。その女性は3人育て上げた人生の先輩でありお孫さんも4人いらっしゃるそうで、我が家の娘
、"中学どこいくの?"という話から、市議会議員の選挙が最近あったのでその周辺の政治の話とかコーヒー豆は取り寄せているくらい好きだとか…
これをマシンガントークというのだな、と冷静に応対していたら、
「夫に"出ていけ"と言われてね。働こうにも、ドラッグストアの面接は二つも落ちて、履歴書に書く資格は運転免許も返納したから、◯◯しかないのよ。」
えっと、えっと…言葉を探しながら、なんでこの方、初対面のわたしにそんな事まで話すんだろう??
わたしが賢そうに見えたのだそうだ。
うーん。褒められているのならもう少し付き合うか…。でもうちのお義母さんのこと、世離れした人みたいな言い方で、もっと言い方あるでしょうに。(ご近所付き合いをいっさいしないお義母さん。割とひとりの世界でしあわせに暮らしている。余計なひとことをお嫁のわたしに言わないでよい気もするが、まぁ、そう思われても仕方がない。我慢、我慢。)
専業主婦で生きてきて、結婚生活40数年という感じだと思う。コロナ疲れか、夫が定年退職して2人で過ごす時間が長くなって折り合いが悪くなったのか。
げっ!わたしもあと20年ほど後の事を想像してみた。
「出ていってくれ」
そんな事言われたら、どうしたらよいかわからなくなり、ご近所の奥さんにでもぼやきたくなるのだろうか。
男というものは、勝手なものだな。
旦那さんがどういう人なのか少し知りたくなったが、うちの主人のような人だったら怖いのでやはり知りたくない。
ひとまず、同情した。
しかし、こちらもタイムリミットの10分が過ぎてしまった。
褒め称えた。
「お仕事、出来ますよ。こんなにお話が出来て、もし喫茶店されていたら、コーヒー飲みに行きますよ!」
うちの親からね、商売はするなというのを遺言で言われてね。
遺言かぁ。
もう、令和の新時代である。
遺言を少し紐解いて、何かいい策があるといいなと朝真剣に思いました。
朝からケンカした夫の顔を見たくなくて、ご近所を散歩されていたのでしょうね。(想像ですが)朝ごはんも作らずにどこに行ったかを心配するご主人であってほしい。
ご近所の奥様のお仕事がみつかりますように!!