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気軽に観に行った実写映画「おそ松さん」がまさかの映画知識テスト映画だった

 タイトル通りです。

 ぼーっと観れる映画が見たいと思っておそ松さんを観に行ったら、まさかの頭フル回転、エンタメ知識総動員系映画で泡吹きながら観ました。

 「顔が全員違うのに6つ子は無理がある」「実写って〜」などのメタ発言やド下ネタが最初から飛び出し、おそ松さんらしいなと思ってボーっと見てたら途中からテストが始まりました。

 試験科目は次の通りです。①青春映画、②デスゲーム、③時代物、④ハリウッド系ハードボイルド、この4つです。「どこかで見たことがある」映画あるあるを元にストーリーが展開していき、それぞれの映画あるあるを知らなければ面白くありません。試験科目の4つは、特定の1つの映画が元ネタというより、そのジャンルの映画の「あるある」を詰め込んだ概念としての青春映画、概念としてのデスゲームです。つまり、それぞれのジャンルの映画をたくさん知っていればいるほどこの映画の解像度は上がっていきます。

 それだけでなく、特定の映画の特定のシーンが随所に散りばめられていそうでした。例えばターミネーター。チビ太が溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙なしでは見られませんでした。ただ、私は映画の知識が少なく、どのシーンになんのパロディがあったのか全てを把握しきれてないです。つまり私は試験落第です。

 演者はまあまあ良かったと思います。まあまあという評価にしたのは、これがアニメ実写であり、私が過去同人界隈にいて松クラのことが少し分かるからです。十四松トド松は良かったです。特に十四松は、SnowMan主演じゃなかったとしても佐久間大介がハマり役だったというくらい再現度が高いように思いました。トド松もあざとさ腹黒さが出ていて良かった。個人的には一松もよかったと思ったけど、一松は熱狂的なオタクが多いからオタクも納得なのか評価はわかりません。兄3人は、アイドルが主演ということでまあそうなるかあという印象でした。演者は誰も悪くはないけど、熱狂的なオタクは「こんなの〇〇じゃない」と思う可能性はありそうでした。これは話の都合的に仕方ないのかなと思いました。見えてる地雷だと思ったオリキャラ3人は、むしろとっても良かったのでそこが不安要素な人は心配ないと思います。

 アニメ原作のアイドル主演映画という叩かれ要素満載の映画で、様々なジャンルの王道映画作品をいじり倒していくという、監督がおそ松さんとSnowManを踏み台にしたカウンターカルチャー的映画だと思いました。(違う)

 トト子ちゃんがとってもかわいい。とってもスタイルがいい。とってもかわいい。トト子ちゃんがかわいくてとってもよかったということをどうにか伝えたくてnote書き始めたはずなのになぜかこうなりました。

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