玉ねぎなしのおっちゃんから学んだこと
こんばんは、かべちゃんです。今回は大学生の時の、バイトの時に学んだことを書きました!
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1.ラーメン屋のバイト
僕は大学2年の後半、ラーメン屋さんでアルバイトしていた。友人の勧めもあり、働き始めたのだが、全く向いていなかった。お昼のピーク時はいつもアタフタしていた。これが初めての飲食のバイトだったが、完全に飲食には向いていないと身をもって実感した。
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2.現れた玉ねぎなしのおっちゃん
いつも通り働いてたある日、そのおっちゃんはやってきた。そのおっちゃんのオーダーを取りに行った時、僕は玉ねぎなしというオーダーを聞きのがした。そして玉ねぎが入ったまま持って行ってしまった。おっちゃんは僕にこう怒鳴って怒った。
「お前、玉ねぎ入っとるやんけ。俺なしって言ったよな?いっつも無しやねん、ふざけんなよ、はよ新しいのん持ってこい、はよ」
まぁ無理もない、僕が完全に悪いのだから。もし玉ねぎに気付かず、アレルギーで何か起きたら…と今考えると怖くてもいられない。当時の僕は「2度と来ないでくれ」と思ったのだが、いっつもという言葉でまた来るんだろうなと思った。そしてその予想は的中した。
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3.おっちゃんリターンズ
おっちゃんはまた来た。今思うと、よくまた来て下さったなと思う。そもそも僕は、週末にしかラーメン屋では、バイトをしていなかった。だから今週も来た、と思っていた。僕は先週の出来事を覚えていたので、今度はミスをしないようにと気合を入れた。オーダーを取る際に、玉ねぎなしやぞ?わかったか?
と強く言われたので、きちんとメモを取り、ラーメンを渡した。そしておっちゃんは帰った。今回は帰る時は怒ってはいなかった。だけどオーダーを取る時は、少しキツめに言っていたので、まだ全然信用されていない。とりあえず怒られないようにしよう。そう思っていた。
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4.僕が取ったある行動
2回目のオーダーの時、僕はこんな事を思った。
「最初から僕が玉ねぎ無しですよね?」
って言ったらスムーズに行くんじゃね?と思った。僕は2回目のオーダーの時、キツく言われたのが嫌だった笑。まぁ自分が悪いとは言え、また、あの高圧的に言われるのが嫌だった。ただでさえ、向いていないと思った、このバイトで少しでも嫌な事を減らしたい、という思いから、これをやろうと決めた。
次の週、またあのおっちゃんは来てくれた。よし、やってやろう。そう思ってオーダーを取りに行き、おっちゃんが言う前に僕は聞いた。するとおっちゃんは
「お?やっと覚えたか」
と一言言ってくれた。明らかに今までにない対応だった。とりあえず良かった。これでこのおっちゃんからは怒られない。僕は怒られないだけで良かった。別にそれ以上は何も思っていなかった。おっちゃんが帰る時、おっちゃんは僕に
にいちゃん、頑張れよ
そう言って帰った。シンプルに嬉しかった。今まで怒っていたおっちゃんから、頑張れよと言ってくれて。少しずつ最初のことを許してくれてるんじゃないかと思ったから、僕は嬉しかった。そしてある日、おっちゃんは「いつものね」と注文してくれた。もう僕は何も迷わず、玉ねぎ無しのラーメンを提供した。
5.おっちゃんが教えてくれたこと
おっちゃんは、僕に多くのことを教えてくれた。オーダーミス1つで、最悪の事態も起きうること、1つのミスで信用をなくすこと。行動1つで信用は取り戻すことが出来ること。何気ない応援の一言で頑張れること。
当たり前のことだけど、このおっちゃんは、僕に大切なことを教えてくれた。
おっちゃん、本当にありがとう
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
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ではまた明日〜。