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どうしたら核戦争を防げるか?(Quora)

マイケル・ライトマン博士のQuoraでの記事、「どうしたら核戦争を防げるか?」より

カバリスト マイケル・ライトマン博士

米国、ロシア、中国、英国、フランスという世界最強の5カ国は、「核戦争に勝ち目はなく、決して核戦争を行ってはならない」という共同声明を出しています。しかし、それでも、これらの国々は何兆円もの資金を軍拡競争に費やし続けているのです。こういった声明は、権力者が自らの治世を継続していくために、国民が聞きたいと願うことを伝えているにすぎません。

私たちは、根本的に私利私欲で生きていて、それぞれが他人の利益よりも自己の利益を優先させています。そうして、私たちは、将来起こりうる戦争を防ぐには頼りない、ぐらついた基盤の上に、自らの身を置いているのです。

本当に核戦争を防ぐのなら、私たちの利己的な性質を是正し、自己の利益よりも、他人や自然の利益を優先させることが必要です。これは、広くは一般大衆からえり抜きの支配層まで、すべての人々の間でなされるべき是正です。

私たちの利己的な性質を是正するため、また将来の戦争から自分たちを守ってくれる人間関係のしっかりとした基盤を発見するためには、新しくて普遍的な教育が必要です。それは、分裂よりも協力して団結する必要性に焦点を当てたものです。

私たちは、自分たちの利己的な性質が、いかに自然の一般的な利他的な法則と逆であるかを学ぶ必要があるのです。人類の発達の原動力は何でしょうか? 私たちはどこに向かっているのでしょうか? そして、自然の利他的な法則に対し、どのように自分たちを調和させれば、平和でバランスのとれた人生を送ることができるのでしょうか。

この新しい形の普遍的な教育だけに心を注ぎ、私たちの利己的な性質の是正にとりかかればとりかかるほど、私たちは将来の戦争から身を守ることができるようになるのです。


この記事は、カバラリスト マイケルライトマン博士とセミョン・ヴィノクールの共演によるKabTVの番組、『News with Dr. Michael Laitman(マイケル・ライトマン博士によるニュース)』をもとに、2022年1月1日、カバリスト マイケル・ライトマン博士の生徒たちによって執筆・編集されました。

写真:Ant Rozetsky (@rozetsky)、Unsplashのフォトコミュニティより

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