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十二分に発揮せよ!え?十二?

「自分の出せる力を十二分に発揮して」と言われるが、なんで十二なぜか。

なんで120%? 
110%で勘弁してやれなかったのか
もしくはもっと欲をだしてもう150%、200%の出力を求めなかったのか

きっとそこには知られざるふかーいふかーいストーリーがあるに違いない。

少し思いを馳せてみよう。

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隊長!ダメです!もう限界です!

弱音を吐くなエルブランド三等兵!
己の出せる限界まで力を発揮するんだ!
そうすればこんな困難なぞちょちょいのちょいだ!

隊長!
人間の肉体は100%の力を発揮できるようには設計されていません!
気合や精神力で肉体の限界を超えようという発想はあまりにも前時代すぎます!
そういえばこの前の宴会の場でも部下に対してお酌を矯正してましたよね!
すでに時代は前に進もうとしているのに!

おいエルブランド三等兵!

あー思い出してきました!
この前、私が病気で休んだ時も「そんな貧弱な体で兵士が務まんのかね」とか言ってましたよね!世の中が多様な働き方と相互に支え合う社会を目指しているというのによりにもよって上に立つものがそんな昭和チックな発想で果たしていいんでしょうか!

しょうわってなんだ!
おい前前!
敵がもうすぐそこまで来てるって!

なんだかだんだんムカついてきました!
なぜ世界が前に進めず停滞してしまうのか!
それは同じやり方でしか前に進めない人間が前時代的な思考のまま一貫性の法則に従って安寧に身を任せているからです!
変化してこそよりよい環境を手に入れることができるというのに!
くらえ!
全力全身!200%パンチ!

敵が!
敵が粉々に!?

次はテメーの番だ隊長!

え!え!?

くらえ!
200%クソ上司撲滅キック!

まって!俺かつての上司!手心を!手心を加えて!

死ね!
120%撲滅キック

手心は加えてくれるんだーーーーーーーーー!!!!





判明しましたね。なぜ120%なのか。

つまりこの力は上司に向かって振るう時のパワー数値だっというとです。
110%程度の出力ではこちらの気が晴れない、しかし150%や200%で塵も残さず滅すのは流石に可哀そう。

そこで120%の出番だ。
哀愁と優しさのパワー。
それが120%

上司を殴る予定がある人はぜひ知っておきたい知識だ。

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十二分(読み)じゅうにぶん

〘名〙 (形動) 程度を超えて多いこと。十分すぎるほどたっぷりであること。ひじょうに満足すること。また、そのさま。

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