黒幕の夢舞台が舞台になるまで
別に何周年とかそんなんじゃないんですが、本当に何となく、初期案とかそういう話でもしようかなって思いました。
黒幕の夢舞台シリーズ
実は夢舞台よりも前に、BCSを元にした異世界の話を書こうという案がありました。
Mihoとにゃほが主人公で、Mihoのことが好きなけーぎがいて…WGGとか護援組もこの頃からいました。
内容なんですが、前提としてMihoは人間に怯え引きこもって暮らしていて、にゃほはMihoを心配して一緒に生活していたという設定があります。それを踏まえて以下のストーリーになります。
たしかそういう話でした。というかそこまでしか考えてません。
ここで思われそうなのが「らりは?」という質問。
答えましょう!忘れました!!
たぶんどっかにいたと思います。
で、たしかこの頃から数さん(=悠々華)は夢舞台と同じ敵組織(WGG)の幹部。
たぶんこの時点でリリアもいたんじゃないかな…?真相は忘れたけれど。
ちなみにコハネや“B”はこの時点ではBCSに加わっていないので、気配すらありませんでした。郷深もいなかったかもしれない。
そこから夢の崩壊があり、“B”が現れ、夢の真相を明かす為に「そう言えばそういう話あったよね!」って感じでさっきのやつを物語のベースとして夢舞台が誕生しました。
夢見少女のレクイエム
まずは真相を明かす上で重要となる郷深を登場させる必要がありました。
郷深が誘拐されたのは、那歩が悠々華を撃った時にケンが庇うシーンを書きたかったからです。
私の創作のほとんどは「こういうシーン書きたい!」「こういうストーリー書いてみたい!」がスタート地点になってます。
ちなみに初期案のリリアは17歳くらいの見た目をした厨二病みたいなキャラクターでした。
「私に逆らうとはいい度胸ですね(ニッコリ)」のタイプ。
ラスボスとして登場する予定でしたが、戦わせる意味がないと判断したので出番がほぼ無くなりました、可哀想に。
ロリ化したのは気が変わったからです。
わがまま放題のロリっ娘トップが欲しかったとかそんな不純な理由だった気がします。
護援組も今と微妙に見た目が違います。
違うと言っても制服のデザインだけですが…
名前は変更されてます。
愛祇は恵祇から来てます。元ネタがこーちゃん(けーぎの妹)なので。
黒雪に関しては面影すら無いですね…
眠れる世界の王子様
こちらは初期案と本編であまり大きな差は無いと思います。
夢霧の初期デザインは白衣っぽい服と王冠みたいなのを被ってます。
1つ思うことがあるとすれば、最近の夢霧はだいぶ性格丸くなったよなぁ…という感じです。
もっとゲス霧を書きたかったけれど、どちらかと言えばやられる側になってますよね……。
郷深を好きになるというのもこの時点では全く考えてませんでした。
「種を残さないか?」はふと思いつき、夢霧にピッタリだな(笑)と思って無理矢理ねじ込んだセリフなので…。これがあったから夢サトの可能性が生まれました。
ということで、今後は夢サトに注目していただければと思います。
まあどうせ夢霧は「可愛いなぁ」botになるんだろうけれど…。
音楽番組で姫乃が1人で登場していますが、これは全くのノープランで登場させただけです。
後付け設定というやつですね、夢舞台は結構こういうの多いです。だから後で自分が困る。
皆様はやめましょうね!
交わる感情のフラッド
この話の目的は白なほを登場させることでした。
ただ、姫乃が登場する話でもあるので、そこの両立ですごく困惑した記憶があります。
姫乃の初期案ですが、今と真逆の立場でした。
今は相談に乗ったりいじめられたりといったキャラクターですが、初期案では荒れ狂った性格をしていてクラスに馴染めないどころか問題ばかり起こしてる子でした。
周りを見下したり、酷いことを言ったり…
でも、夢舞台のテーマの1つでもある「悪者はいない」から逸れるよな…ギャラリーから嫌われる子じゃなくて愛される子になって欲しい、そう思って優しい子に組み直しました。
その結果、2-Aにはいないキラキラした女の子でありクラスメイトに希望を与える重要な存在になりました。
たぶんあのまま進めてたら誰も(私ですら)姫乃のことを好きにならなかっただろうし、物語も詰んでたと思います。
デザインについては、プライベートでは問題児なアイドルということもあって化粧してるしカラコン入れてる(目のハイライトが多い)し服装は派手だし…みたいなデザインでした。
今は人気アイドルっぽさと姫乃らしさを重視して、髪型はよく変わるし私服もジャンル様々だけど明るくて可愛い子を意識しています。
夜月に関しては勢いだけで作ったので初期と今で違いはほぼありません。
那歩もだいぶ迷ってました。
あの子は一体過去に何があったのだろうか…ずっと考えてた記憶があります。
悩んで考察し調べ分析した結果、だいぶヤバい子だったということが判明したので楽しみにしていてください。
嘘です、ハードル上げすぎました……。
Sufa na Hijeliquo
本当はフラッドで完結する予定でした。
しかし、何も考えないアホな世主のせいでフラッドで完結するのはキリが悪いと判断し先延ばししました。
SHではとにかく重要となる部分をバシバシ入れていこうと思って3つ詰め込むことにしました。
ごめんなさい、嘘です、重要な要素だけど1つの幕(章)にするには短かったので3つ纏めました。
ロゥはリリアから脅威の黒幕として成敗されるけれど実は違ったみたいな話を書きたかったのですが、何を間違えたのかポンコツぶりを発揮するだけで終わりました。
夢舞台唯一の悪役としてギャラリーの嫌われ者にしたかったのに!本当はもっとかっこよくしたかったのに、何で…!!
ということでロゥは夢舞台で唯一と言ってもいいくらいの悪役なんです。
こいつがいるから、こいつのせいでヒジェのみんな悲しむ、つらい思いをする、理不尽なことに巻き込まれる、彼女はそういう奴なんです。
ロゥはヒジェのみんなから嫌われてます。
人が理不尽な目に遭った時に神のせいにするのと同じ、ヒジェの住民も彼女に責任を負わせるのです。彼女が全てを背負うから夢舞台には彼女の他に悪役がいません。
だからギャラリーの皆様もロゥを世界最凶の悪役として扱ってください。
ロゥの話はこのくらいにしておいて、次はエルの話でもしましょうか。
一連の流れはずっと書きたかったので書きました。
細かいことはプロット考案時点で考えましたが、アイが魔王城に行ってエルと勘違いされることやエルが魔王を裏切ることはずっと頭の中で熟成させてました。
王子様の項目で書き忘れてましたが、主様とエルや恵祇とアイの関係、アイの能力は夢舞台初期案に書いた事故チューの恩恵が元ネタです。
3つ目は郷深の目についての話でしたよね。
実はこの話を書いた頃、郷深の目のデザインについて決まったばかりだった気がします。
というのも、郷深の目を公開するつもりがなかったので…。
ロゥと同じデザインですが
・生前の郷深の目(ピンク)と夢見少女の目(赤)
・夢を見続けている(下部の線)
・死んでいる(ハイライトがない)
の3つがポイントになっています。
あと、郷深の目が与える影響について、後にロゥが調節をして力が暴発しないようになりました。
生前の郷深は両目ピンク、謎の線の代わりにハイライトがあります。
Soqo na Vujo
ある意味ではクロスオーバー作品です。
なので幽永のネタバレが多少ありますが、実際幽永で書こうと思っているのは蓮宮神社の神様についてなので7神のネタバレはあまりネタバレにはなってません。
この話は途中まで書いてから全部書き直してます。
大きな差は無いですが、郷深が限界オタクになったりオリジナル世界線の存在を匂わせてたり郷深と雷鈴の間に不穏な空気が流れたり妖郷を訪れたりしています。
本編で言うところのだいたい3話前半くらいまで書いて没になりました。
限界オタク(郷深)の聖竜島観光日記とか書いてみたいですね。
7神最終話以降はノープランで書いてます。
世主は物語の記録を簡単に改竄できるので、観測したものそのままに書きました。
第2期
ほとんど直前にプロットを組んで書いてることが多いので初期案とかは特に無いです。
しかし愛未さんだけ、初期案があります。
というのも、未歩の過去に関わることだから。
愛未さんは姫乃同様、ギャラリーや私から嫌われそうな性格をしていました。
しかしやはり「悪者は誰もいない」に反すること、少しでも後味を良くしたかったこと、愛未さん側にも理由があることから変更を加えました。
だって、再会して自分の娘だと気付いた瞬間に「まだ生きてたんだ」って言われる話、読むのつらくないですか?
「二度と私の前に現れないで」とか「バケモノ」とか散々酷いこと言われて、最後に「私には那歩しかいない」ってなるの嫌すぎません?というかそれって夢舞台の目標の1つ「目指すはハッピーエンド」から離れますよね???
当時名前は未定だったのですが、初期案の人を「愛未さん」と呼ぶのにかなり抵抗があります。
あまりにも別人すぎてというのもあるんですが、1番の理由は愛未さんの名前の由来が「娘(=空寿=未歩)を愛している」なので。
罪は消えないけれど、愛未さんだって1人で抱え込んでいたんです。家出した先で身篭って、生まれてきた子は周囲からバケモノと呼ばれるような見た目の子で…。
でも愛未さんは彼女のことを「バケモノだ」と思ったことは一度も無くて、「この子は特別な子だから、私には荷が重い」「私はこの子を幸せにすることができない」という思いから手放したんですよね。
再会するまで、黒髪の女の子を見る度に思い出して泣いてたんじゃないでしょうか、知らないけれど。
そんな愛未さんの夢は「育児ブログをやりたかった」そうです。手放してしまったので叶わなかったんですが…。
その他
初期案と言えば真緒も外せませんね。
彼女はだいぶ古いキャラクターなので…。
元々は東方の二次オリとして、人間の里にある商店の娘「真緒」として誕生しました。
しかし二次オリを作ったとしても何の意味もなく本当にただデザインを考えただけだったので、その後描くことはありませんでした。
…というのを思い出して、今の篠崎真緒がいます。性格については設定とか何も無かったので比較できませんが、戦闘服は当時のキャラデザが元になっています。
音坂も初期とそこそこ変わっているので紹介します。
彼女は古き良き学級委員キャラを採用していて、高飛車な性格をしていました。姫乃が煒鞠と和解させるまではそういう描写があったと思いますが、姫乃が初期案のままでいたら音坂もそのままだったんじゃないでしょうか?
軍部長は存在を仄めかす程度で登場する予定はありませんでした。勇は存在すら登場する予定無かったです。
なので2人共初期案とか何も無いです。
最後に…
夢舞台はまだまだ続きます。
私がサボって更新止まってますが、続いてます。頑張ります……。
また何か思いついたことがあれば今回みたいな突発的に書くかもしれません。
今後もよろしくお願いいたします!