WordPress制作者向け：Yoast SEOプラグインでよく使うフックまとめ

WordPressのテーマ制作において、Yoast SEOプラグインのフックを活用することで、meta周りを柔軟に制御できます。本記事では、Yoast SEOの便利なフックをまとめました。

1. "This site is optimized with the Yoast SEO" コメントを削除

Yoast SEOプラグインはデフォルトでHTMLコメントを出力します。これを削除するには、以下のコードを追加します。

add_filter('wpseo_debug_markers', '__return_false');

2. 管理画面の投稿一覧に表示される[ すべてのSEOスコア / 合計可読性スコア ]を無効化する

管理画面の投稿一覧に表示されるSEOスコア列を削除したい場合に、以下のコードを追加します。

add_action('admin_init', function(){

  global $wpseo_meta_columns;

  if($wpseo_meta_columns){
    remove_action('restrict_manage_posts', [$wpseo_meta_columns , 'posts_filter_dropdown']);
    remove_action('restrict_manage_posts', [$wpseo_meta_columns , 'posts_filter_dropdown_readability']);
  }

});

3. og:url を現在のURLに変更する

og:url を現在のURLに設定する場合、以下のコードを使用します。

add_filter('wpseo_opengraph_url', function($url){

  return get_pagenum_link(1, true);

}, 10, 3);

4. canonical を現在のURLに変更する

canonical を現在のURLに設定する場合、以下のコードを使用します。

/**
 * Yoast SEO / canonical を無効化
 */
add_filter('wpseo_canonical', '__return_false');


/**
 * Yoast SEO / canonical URLの設定
 */
add_action('wpseo_head', function(){
  echo '<link rel="canonical" href="' . get_pagenum_link(1, true) . '" class="yoast-seo-meta-tag" />';
});

5. og:locale を変更する

デフォルトの og:locale を変更したい場合、以下のコードを利用します。

add_filter('wpseo_locale', function($locale){

  return 'en_US';  // 言語コードを指定

}, 10, 3);

6. 投稿タイプアーカイブ・検索結果・404ページに対して共通の description, og:description を設定する

特定のページに共通のディスクリプションを設定する場合、以下のコードを利用します。

function custom_wpseo_desc($description){

  global $wp_query;

  if($wp_query->is_archive() || $wp_query->is_search() || $wp_query->is_404()){

    $description = "説明文が入ります";

  }

  return $description;

}
add_filter('wpseo_metadesc', 'custom_wpseo_desc', 10, 3);
add_filter('wpseo_opengraph_desc', 'custom_wpseo_desc', 10, 3);

まとめ

上記のフックを活用することで、Yoast SEOの設定を細かく調整できます。SEO対策を効率的に進めるための参考になれば幸いです。