相手を気遣う大切さを知った"社長のカバン持ち"
はじめに
皆さん初めまして、株式会社コノミティの小林専務の元で二日間活動した東北学院大学3年の渡辺泰雅です。
専務と共に二日間過ごして学んだこと感じたことを書かせていただきました。まだ将来が決まってない人、何かをしなければいけないのは分かっているけど、何をすれば良いかわからない人、そしてコミュニケーション力が長所だと思っている人の参考になればうれしいです。
社長のカバン持ちに参加したきっかけ
私が社長のカバン持ちに参加したきっかけはNPO団体で活動をしていた時の知人の紹介でした。当時の私は、自分のやりたいことが分からず、夢もない。でも何かしなきゃいけない。そんな感情をもっていました。
そんな時に、紹介された社長のカバン持ち。
始めは、「え、なんだそれ、社長のカバン持ちをするのか?怖い」と思いました。しかしそう思った0.5秒後「こんな機会滅多にない、とりあえずやってみよう」と思い一言
「是非やらせてください!」
こんな感じの勢いで津田社長と面談することが決まりました。
今思うと、怖いと思ったのによくやらせてくださいと言ったなと思います。
そして言って良かったと本当に思います。(偉いぞ俺!笑)
面談後、ラインで日程が決まり、
12/12
いよいよ私の「社長のカバン持ち」が始まります。
社長のカバン持ちで学んだこと
はじめに、この記事で一番大切で、一番覚えてほしいことを言います。
それは「コミュニケーションは相手を気遣うこと」です。
これを頭に入れて読んでみてください。
私が社長のカバン持ちをするにあたって目標は
「やりたいことがないから、やりたいことを見つける」
でした。しかし、社長のカバン持ちをするまでの期間(約二か月)で、私の目標はやりたいことを見つけるではなく、自分の長所を伸ばすになっていました。カバン持ちまでの間で色々な人と会話をする機会があり、業界や企業の見方を自分のやりたいことではなく、「自分の長所を生かせる仕事」に変えたからです。
ここで恥ずかしながら私の長所を発表します。
私の長所は「コミュニケーション力」だと思っていました。
「思っていました」と書いたのは、ある就活イベントに参加したときにコミュニケーション力が長所だと思っていたのに、コミュニケーション力評価が36人中29位だったからです。
私はその評価を見て、「なんで!あんなに喋ったのに」そう思いました。
しかし、振り返ってみると私は周りの意見を引き出そうとも聞こうともしていなかったのです。ただ自分が喋るだけ。
突然ですが、皆さんは「コミュニケーション能力が高い人=話がうまい人」と考えていませんか?
少なくとも私はそう考えていました。でも、これは大学では正解でも、社会に出たら不正解だと思います。
理由はいくつかありますが、1つは社会人になると、話すことより「聞くこと」が遥かに多いからです。
ここで私がカバン持ちで経験した「聞く」場面を紹介します。
小林専務に同行して、年末の挨拶として二つの銀行に挨拶に行ってきました。
主に挨拶に行って話をするのは、目上の方たち、社長や銀行の支店長です。そのほかの社員さんや私は最初と最後にあいさつをするときだけ声を発する。それ以外は、姿勢を正して、相手の話を頷きながら聞く。話している割合は社長と支店長99%、私たち1%です。(1%もないかもしれません)ほぼ聞いているで、終わりでした。
ここで私が見ていてわかったことは、社員の方々が全員話に頷いているということです。
なぜ、頷いているかと考えると、相手が「この人は私の話をしっかり聞いてくれてるな」と思い、話しやすくするためだと考えました。
事実、この頷きは重要で、永松茂久著「人は聞き方が9割」という本でも、頷くことは相手を肯定することであるから、相手を安心させれると書いてあります。
このように、コミュニケーション力というのは、ただ上手に話せる人ではなく、相手の話を聞く「相手の気持ちを理解すること」であると学びました。
小林専務はこうも教えてくれました。「恋愛と同じように相手がどう思っているのかを考える。」
実際コミュニケーションを取るとき、話している人が好きな人だと考えると、その人が話していて、「私はあなたの話をしっかり聞いていますよ」と頷くことでアピールした方が好きな人の印象はいいですよね。
営業でも同じです、相手の考えていること、欲しているもの。つまりニーズをしっかりと把握することで、ぐっと相手の評価が高くなります。いくら綺麗なスライドで説明しても、ニーズとあってなければ意味がないです。実際、商談に立ち会いましたが、ニーズを把握してないと、「この会社はうちの会社について調べてないな」となって評価が落ちてしまいます。
「コミュニケーションは相手を気遣うことだ。」
これは再度言いますが、今回一番学んだことです。
相手が何をされたら喜ぶのか、それを考えながら行動するのは面倒くさいし、大変かもしれません。しかし、それを習慣化してしまえば、正真正銘のコミュニケーションが高い人になれます。私は、まずは意識的に相手について考え、いつか無意識にできるようになり、正真正銘のコミュニケーションが高い人になります。
最後に
私は、冒頭に自分のやりたいことが見つからず、夢もない。と言いました。実際、今も夢はないですし、やりたいこともないです。
ですが、なりたい姿は見つけました。
それは「相手を気遣い、周りに信用され、頼られる存在になること、正銘のコミュニケーションの高い人になること」です。
ここで、なりたい姿なんかわからないと思った人に一つ考え方を。
あなたは死んだとき周りにどう思われたいですか?
この考え方をすると意外とぱっと自分のなりたい姿が思い浮かぶのではないでしょうか?
そのなりたい姿に近づくには、何をしたら良いかを考えたら、自ずとすべきことが決まると思います。最後もまとまった話はできませんでしたが、誰かの参考になってれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。