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専業主婦になったきっかけ

私が専業主婦になってもうすぐ丸2年です。
新卒から長年働いてきた職場を退職することはとても勇気のいることでした。


体調を崩す前の日常

<平日>
5:50 起床。洗濯を回してお弁当作り。
朝食を食べて、身支度。洗濯物を干す。
7:10 出勤。→日中は仕事
18:10 帰宅。洗濯物をしまい、少し休憩。
18:50 夕飯作り。
19:30~23:30 夫帰宅。夕飯、入浴、タイミング法
0:00~0:30 就寝

遅番勤務(22:40に帰宅)や土曜日出勤もありました。

退職する年の夏、コロナに罹る

味覚・嗅覚が全くなくなり、完全に治るまでに1ヶ月半かかりました。
大好きな納豆の味が全くしなかったのはかなりショックでした。
その後、味覚と嗅覚は戻りましたが、倦怠感だけは治りませんでした。
そのうち治るだろうと思って、普通に仕事に行って、家事もして、妊活もしていました。

この時は退職する気など全くなかったので、残りの有給日数が気になって無理して休まず出勤をしていました。

ところが、秋頃から疲れが酷くなり、もちろん妊娠もできないし、メンタル不調にも陥りました。体がしんどくて、しんどくて、、
帰宅して一度ソファに横になると、起き上がれませんでした。そんな体を無理やり起こして、夕飯作り。そしてコロナに罹る前からタイミング法を頑張っている時期でもあったため、夜はタイミング。タイミング法をすると、どうしても早く寝ることはできません。そのため睡眠時間が減り、さらに体力が回復しないという悪循環な生活を送っていました。

土日は少しでも平日の負担を減らすために、おかずを大量に作り置きしてみたり、夫が食洗器を導入してくれたりと家事の負担軽減を工夫をしてみましたが、最終的に私の体力は持ちませんでした。

ある日、出勤前に朝ごはんを独りで食べてる時、私は何でこんな生活をしているのか?何のために頑張っているのか?と虚しさを感じるようになっていました。
そこから「退職」を考えるようになりました。

退職後に分かったことですが、倦怠感の原因は甲状腺疾患(橋本病)でした。恐らく、コロナに罹ったことやその時に喉のリンパが腫れるほどの痛みが数日続いたことがきっかけで甲状腺の数値が上がっていたようです。

辞めるか続けるか悩む日々

アットホームな職場だし、同僚にも恵まれているし、これまで頑張って長く働いてきたのに今辞めるのはもったいない!産休や育休を取るまでは続けたい!辞めたからといって妊娠できるとは限らない!など…
でも体がしんどすぎる、
毎晩そのことを考えては泣くのを繰り返していました。
夫は何日も何日も私が納得するまで私の話に付き合ってくれました。

私が何故なかなか退職を決断できなかったのかというと、専業主婦の自分が想像できなかったのです。

私の母も働いていて、子どものときから共働き家庭で育ったので、専業主婦の生活が分かりませんでした。

一方で、義母は専業主婦で夫は専業主婦の生活しか知らず、共働きの生活が想像できていなかったのです。
なので、夫は自分が家庭の中でどう行動したら良いのか、何をしたら良いのか、よく分かっていませんでした。

家事を分担して、お互いにサポートし合わないと仕事と家庭の両立は大変ですよね。結婚してまだ2年目だったので、私も家事の上手く手を抜く方法が分かっておらず、全てを一生懸命やってしまっていました。

私がどんどん疲弊していくのを間近で見ていた夫は、専業主婦の生活のことやこれからのこと・私が不安に感じていることを何日もかけて話してくれました。
そして私は自分の体と心を大切にするために退職を決意し、3月に無事に退職しました。

自分で納得して退職を決断できた時はとても清々しかったです。
毎晩泣きながら、続けるか辞めるかを悩んでいた私の相手をする夫は大変だったと思います。私の想いを受け止めてくれた夫に感謝しています。





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