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夏は読書だねっ

書店に行くと、ほぼ店頭に「夏のおすすめ」の本が並んでいます。その近くには「推薦図書」も並んでいます。
これを見ると、「ああ、夏だな」と思います。

自分がまだ若かりし頃は、夏のおすすめといえば過去の名作を紹介するものばかりでまったく興味がなかったのですが、最近は過去の名作ばかりではなく、数年前のベストセラーや中には「新刊紹介」まで入っていますね。
一部では有名声優の朗読が聞けたりして、小冊子を手に入れるのが楽しみになってきています。

角川文庫

まずは角川文庫ですが、新海誠監督の最新アニメ映画とのコラボです。小説版の試し読みまで入っています。この映画、気になっているんですよね。
文庫紹介としては「青春いっぱい!」「心震える!」「名作」「手に汗にぎる!」「心をつかむロングセラー!」にわけて紹介されています。
あわせて人気声優の浅沼晋太郎氏の写真付きメッセージが掲載されています。我が娘が大ファンなので、そのページだけ取り上げられることになっています。

集英社文庫

集英社文庫では池井戸潤原作の映画「アキラとあきら」のコラボです。また案内役として猫のキャラクターが配置されています。
やはりこちらもジャンルごとに書籍が紹介されていて、「心ふるえる本よまにゃ」「ワクワクする本よまにゃ」「ハラハラする本よまにゃ」「じっくり浸る本よまにゃ」と猫にからめた紹介がされています。
あわせて人気声優による朗読が聴けるバーコード付きなのが特徴です。この小冊子で前半が、本を購入すれば後半が聴けるようです。興味のある作品がなかったのが個人的には残念でした。

新潮文庫

新潮文庫の100冊、というタイトルにはノスタルジーを感じます。今回はロボットが案内役として、他の2社よりも長い絵本風物語が展開されます。なかなかの読み応えでした。
書籍の紹介は「恋する本」「シビレル本」「考える本」「ヤバイ本」「泣ける本」にジャンル分けされています。中でも「ヤバイ」ってなんだと思ったのですが、「予想もつかない」という意味合いで使われているようです。変身、痴人の愛、罪と罰、残穢とそれらしいラインアップの中に「妖精配給会社(星新一)」が並んでいました。確かに予想もつかない点ではピカイチですね。

せっかくですから、読み逃した作品をさがしてみることにしましょう。

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