ご本人登場!
ジブリの「千と千尋の神隠し」を映画館で初めて見たとき「なんか、慌ただしい映画だ」と思ったことを覚えています。
あの異国的な雰囲気は好きなので、もう少し長くてもいいから丁寧にストーリーを組んでほしいなぁ、と。
でも先日テレビ放映で改めて見たとき、「なんかちょうどいい」と初めて感じました。
自分の見方が変わったのか、あるいは見慣れてしまったのかわかりませんが、ところどころ感動したりして、とにかく映画の行間を感じたんですね。
公開中に何度も映画館に通う方々の気持ちがわかった気がします。
それはともかく、千と千尋の神隠しゆびにんぎょうがリニューアルされて1月1日に発売されました。
今回は全20種。2011年発売の前作よりも5体増えています。
どうしたんでしょう。「どこが変わったかわかりにくいトトロ」、「変わってはいるけれども数が減った魔女の宅急便」に続く第三弾なのですが、今回が「変わっているし数も増えた千と千尋の神隠し」とは。「君たちはどう生きるか」がうまくいったので、そのお祝いでしょうか。
それにしても今回の出来栄えはいいですね。それぞれのキャラが映画の中から抜け出てきたようです。
特に「豚」がいいです。どんな「豚」かというと、これがアニメのキャラとはとても思えないほど「豚」です。
それではご紹介しましょう。今回は写真多めです。
まずは「人間型」の方々。左から順に千尋、千、ハク、リン、坊です。
このうち千尋は初登場です。
続いて「油屋」で千に協力してくれる人外の方々。
これも左からハク竜、釜爺、坊ネズミとハエドリ、頭、ススワタリと金平糖です。意外なことにススワタリと金平糖が初登場です。
そして神々
左からおしらさま、春日さま、オオトリさま、河の神です。いずれも前回に引き続いてのご登場です。
そして「油屋」の方々
左から湯婆婆、湯バード、青蛙です。湯バードが初登場ですね。
そしてお待ちかねの
カオナシです。商品名としては左からカオナシ半透明、カオナシ大口とされています。もちろんがカオナシ大口が初登場です。
さあいよいよ豚です。
初登場ですが、だれも文句のつけようがないぐらい豚ですね。
せっかくだから新旧比較をしてみましょう。
右が今回のリニューアル版です。どうみても旧版が「ちょっと似ているといわれている人」。リニューアル版が「ご本人登場!」という感じです。改めてみるとリンはひどいなぁ。
人外の方々の新旧差は好みの差といえるかもしれません。湯婆婆と青蛙はリニューアルのほうがそれっぽいですけど。
カオナシも含め、神様たちは大きくなっています。特に河の神の表情はいいですよ。
これだけの仕上がりですから、もちろん値上がりもしてます。2011年は税抜き200円でした。今回は税込495円です。約2.5倍ですね。しょうがないかぁ。