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ジェネクスでCSに行ったお話2.0
はじめに
この度は2024年12月7日に開催された第8回山形145CSにて使用した「ジェネクス」についてメモしていきたいと思います。
145CSではCSならではの競技性と大会分布1のデッキに対して送られるオンリーワンデッキ賞など、幅広い層に楽しんでもらえるCSとなっております。
今回は上位者のみに寄贈されるオリジナル和菓子もあって激アツでしたねぇ〜
運営も対面も皆様気さくで優しく、安心して対戦できるいい環境。
また145CSオリジナルの革プレマ、トークン、サイコロなど素敵なサプライも目白押しです!
構築について
概要
基本的な構築理念や採用カードについては前回のばっち杯と大体同じです。
ジェネクスの大まかな説明なども書いてみたのでよろしければ↓も覗いていただけると幸いです。
今回の構築
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41枚にデッキ枚数を減らし、後述の「盆回し」や「壊獣」のメイン採用。
サイドプランとしては誘発よりも除去札に寄せてみました。
「半魔導帯域」
以前にも述べた『妨害に弱すぎるかつ弱点が明確』な点を補強するためにばっち杯で3枚採用を試した「半魔導帯域」の使用感がよく、今回も続投。
しかしながら「灰流うらら」「屋敷わらし」「原始生命体ニビル」「ドロール&ロックバード」等に弱いのは相変わらずです…
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164865913/picture_pc_525e281c657a51ec46fab9b523465c51.png?width=1200)
発動タイミングを逃してしまうため不採用。
更にこのカードを引き込む確率を上げるため「盆回し」の採用を検討。
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「盆回し」はデッキ内に別種の場魔法が必要になりますが、「無限泡影」のケアが可能になります。
また、「半魔導帯域」を相手に送りつける事で「盆回し」の制約と合わせて相手に場魔法のロック、メイン開始時に発動するカード(「ピリ・レイスの地図」や「強欲で金満な壺」、「魔界劇団のゲネプロ」等)への揺さぶりもかけられる点も評価しました。制限カードを素引きだなんてそんな…
「壊獣」の採用
「盆回し」を採用するため、自分で使用する分にはメリット、相手に送りつける分にはデメリット若しくは意味のない場魔法を探し、候補に上がった1つが「KYOUTOUウォーターフロント」でした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164960829/picture_pc_cca16426e9297a45251b8556d672829b.png?width=1200)
『先行取れるかもしれないのに後手の除去札をメインから採用するのはいかがなものか…』
もちろん後手スタートの際でのお守り的な意味合いもあります。
そして皆様お忘れでしょうか。壊獣達にはリリース除去とは別に壊獣カウンターを使用する隠された効果があり、今回は「海亀壊獣ガメシエル」を採用。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164961827/picture_pc_a1b133a2718f961499aff064f2693d1d.png?width=1200)
『先行取れたとしてどう自分の場に出すのさ?』
というわけで大まかな流れとしては「ジェネクス・ウンディーネ」でデッキから墓地に送り「フルール・ド・バロネス」の隠された第③の効果を使用して相手ターン出力します。
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しかし、使ってみた感じでいえば結果として微妙でした。
そもそも「KYOUTOUウォーターフロント」をどう用意するのか?「盆回し」で持ってくるのであれば「半魔導帯域」の方が基本的に無難です。
素引きの「半魔導帯域」を展開途中の「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」で破壊してサーチは可能ですが、最後まで展開し切って「半魔導帯域」を「フルール・ド・バロネス」で破壊した方が安全そうです。
また、「海亀壊獣ガメシエル」を除去として使用する場合は「KYOUTOUウォーターフロント」にカウンターがあれば敵に塩を送ることになりますし、妨害として使用する場合にはあらかじめカウンターを貯めておく必要がある。と、前提条件が重かったなという印象です。
〜ちなみに〜
他に検討した場魔法としては「六世壊=パライゾス」や「王墓の石壁」などがありました。
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「ジェネクス」は相手の打点を上げてしまう
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165228516/picture_pc_5dd6c18301c343336badf58bfceeb544.png?width=1200)
デッキに戻せるが「ホルス」を採用すると
引きたくない札の種類自体が増えてしまう。
両方ともテーマカードをサーチして動く事ができ、「クシャトリラ」「ホルス」と強力なモンスターな為「灰流うらら」の確認や高レベルのシンクロ召喚へ繋げやすいです。
それぞれ妨害効果も持ち、コンパクトに妥協できます。
しかし「ドロール&ロックバード」の裏目やメインモンスターゾーンの圧迫や該当テーマをもし相手が使用していた場合のリスクを考え使用を断念しました。
※メインモンスターゾーンに1体モンスターがいる状態での展開を吟味する時間がなく諦めたので採用の価値はまだ調査中。
「飢鰐竜アーケティス」の採用
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164971673/picture_pc_d5a598cadb4b28cb83e5d11be19ea813.png?width=1200)
調べてみたら「飢餓」(きが)に「鰐」(わに)、英語名には「Ravenous」とガツガツ食べるや貪欲という意味があるようで、随分と腹ペコな竜な様です。妨害を受けた際やリソースが不足している状態での展開で⭐︎9シンクロが出せるケースが稀にあります。
今回は誘発が少なめの構築で低レベルを多数巻き込んでシンクロが可能な為、3枚ドローなどで誘発を引き込めれば心強いです。
上記ドローに加え「レアル・ジェネクス・ウンディーネ」の墓地効果を使えば手札は2枚増えますから純粋な打点としての役割も考えました。
⭐︎9なので「レアル・ジェネクス・チューリング」が手札にあれば相手ターンに「A・O・Gリターンゼロ」をシンクロ召喚可能です。
「増殖するG」や「マルチャミー」を投げられた際の止まりどころとしてはいいのでは無いでしょうか。
「プルリア」はきっついよ。
戦績
1. M∀LICE 🎲◯先 ×× 2
2.ゴブリンライダーデモンスミス 🎲×後 ×× 1
3.罪宝アザミナスネークアイ 🎲×後 ×◯× 2
4.ゴブリンライダーマテリアクトル 🎲◯先 ◯◯ 1
5.相剣 🎲×後 ×◯◯
2-3……今回はかなり厳しかったですね。
戦績は前回と変わりませんが何故か「ジェネクス」に理解のあるYPが多く、悔しいですが手札事故が多かったです……
勝敗の横にある数字は初手に「ジェネクス・コントローラー」がきた回数です。その内の4回は初動もなしでした。今トレンドの『デッキの〇〇問題』を我が身を持って味わいましたね…トホホ
余談
実は「魔轟神」と「AOJ」の🎲を最近入手したのですが、それ以降公認も含めマッチで全負け勝ちなし状態でした。(この時CSで0-3)
そんな中、仲間のYPである彼も頭を抱えており「天盃龍」のプレマを使うと勝率が芳しく無いと…
これは呪物かもしれねぇ…ハハハ………
『魔轟神の🎲貸したら打ち消せるんじゃねw』
ということで彼の「ロードランナー」の🎲と交換。
その後は全勝ち。なんだこりゃ。全方位感謝ビーム。
ちなみにその彼は145CSのトークンイラストのパパです。
今後の課題・悩み
構築
今回は初手初動欠勤に「ジェネクス・コントローラー」素引きで頭を抱え、対戦以前の問題でした。
13枚の初動、初動にならない「ジェネクス」は8枚。
初動にならない分を削った構築にして誘発を増やす、若しくは他テーマ等を混ぜて展開を通す別プランを組み込むか…
後述の最終盤面やもしものキルプランなど何を取って何を捨てるか明確にしつつ「ジェネクス」の良さを潰さない様に構築、ルート開拓を進めたいと思います。
最終盤面
前述の構築を考える上で、現状の最終盤面は結構硬めですが、まだ「壊獣」や「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」、「ラーの翼神竜-球体形」などのリリース除去系や墓地除外での効果発動捲りは受けていないので完璧とは言えません。(そこまでする必要があるのかは別)
「伍世壊浄心」サーチのためデッキがやや圧迫されているのでこの部分を数枚削る事ができるが、現状の最終盤面でギリギリ耐えた試合も多々あるため出力を落とすかは悩みどころ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165229097/picture_pc_ce61e7f21ccc2619f36a58b4fb084571.png?width=1200)
カウンター罠なのを活かし確実に止めたいところに
キルプラン
基本後手になれば勝てる見込みはないのですが、稀に対面が事故ればターンが帰ってきたりします。
その時はアドリブで回して何とかしていたので後手捲りも想定したプランの検討が必要。
現状では「伍世壊浄心」サーチ後は展開のためにいつも自壊させる「ヴィサス=アムリターラ」を返しのターンに「フルール・ド・バロネス」で蘇生し、打点上昇効果で総火力をあげるあたりは使います。
「ヴィサス=アムリターラ」を出すために「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」の特殊召喚効果を使うとバトルができない点に注意ですね。
さいごに
結果としては2-3負け越しですが、オンリーワンデッキ賞をいただきました!が、内容については浅いプラン故に対戦しながらあのカード欲しかったなぁ…と思うところや「半魔導帯域」は場に出せてもそれに対応しない誘発に沈んだりと残念無念。
プレイングでカバーできる事があまりないデッキと私の腕の性質上構築で対策が必要だなと。
次回は春頃にまた145CS開催との事で握るデッキはどうなっているかわかりませんがまた参加していい思い出を作りたいですねぇ。
また次のnoteが書けたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。