注射の時、針の刺さる所を見る派?見ない派?
11歳になった長女に、2種混合ワクチン(DT)のお知らせが届きました。もうこの年になると、予防接種も久しぶりです。
先生の問診の後に注射を打ちます。母である私は、注射を打たれる時、刺さっている針は見ません。怖くて見られません。ところが長女は、打ち始めから終わるまでじっと見ています。何なら、ちょっと微笑んでいます。
注射が終わり、長女に聞きました。
『針が刺さっているのを見られるんだね』
長女は全然平気な様子で言います。
『針が刺した時に『くすっ』としちゃうんだよね』
『採血の時は採られる血を見てるよ。結構黒いよね。』
2年ほど前に体調を崩して定期的に採血をしたことがあり、注射に慣れているのか。それとも単に痛みに強いのか、妙に冷静なのか。
今でこそ注射が平気な長女ですが、幼児期から小学校低学年までは大変な物で、まず母が椅子に座り長女を抱っこ、長女の足を私の足で挟み込み、体を動かない様にぎゅっと抱き締めて、やっとの事で注射を受けさせた物です。
あれから4年、5年。こんなにも注射を受けに行くのが楽になるとは、あの頃からは想像もできませんでした。『もう私、大人だからさぁ』と笑う長女。そういえば、注射の後のご褒美もねだられなくなりました。