11月27日、出雲大社、神在祭〜その6〜
さて、前置きがやたら長くなったのだが、
ついに出雲大社、11月27日、神在祭なのである。
さすがは神在祭、今回スーツケースを出雲大社駅前まで抱えて来てしまったのだが、完全にナメていた。
ロッカーぐらい、どこでもあるだろう
とタカを括っていたら、駅員さんはあっさり、
『ロッカーはいっぱいです。駅長室で預かりもしていますが、それもいっぱいです。』
とのこと。それでも食い下がると、
どうやら出雲大社駅前の横のお土産屋さんがスーツケース預かりをしているらしい、
朝早いから開いていないけど、もうすぐ開くから預かってもらったらどうか、との情報を貰い、すぐに向かう。
お土産屋さんはちょうど開店したところで、みんなこぞって荷物預かりに並んでいた。
ふとレジ横を見ると『タロット占い』¥500-と格安な表示が。なんというご縁であろうか。
どうやら店主さんがされているらしく、インスタなどでも話題になったらしい。
わたしもやるんですけど、もし帰りに時間があれば占ってほしい、と伝えて、取り急ぎ出雲大社へ向かう。
そう、今日は参拝と祈祷と、それだけでも1日仕事なのだ。
まずは勢溜(せいだまり)の鳥居を目指す。
そう、今はここに八百万の神様が集結していらっしゃる、神在月。鳥居前には『神在祭』『神迎祭』と書かれた札がドーンと立っている。
以前に神在月ではない時に来たことがある私にとっては、『神在祭』って本当なんだ、と改めて感動してしまった。
そして2礼4拍手1礼、これが出雲大社のお参りのルール。恐る恐る参道を歩く。
そして衝撃だったのは、勢溜の鳥居をくぐって、一番初めにお参りをするはずの、祓社(はらいのやしろ)。
これが以前来た時には考えられない長蛇の列だったのである。
祓社では、大神様の御前で祈願をする前に、身についた穢れを祓うところ、とされている、、、
のだが。。
悩んだ末、後々の時間を考えて、遠くから2礼4拍手1礼をする事とした。
今日の私は神在祭には参加できないまでも、祈祷もしないとだし、稲佐の浜にも行かないとだし、とにかく前へ進まないと、なのである。
さて、どんどん進むと松の参道前にも鳥居。
ここからは本当に神聖な松が立ち並ぶ、大きな参道を抜け、そして抜ける手前に、『ムスビのご神像』なるものがある。
これは古事記に記載の、いわゆる『大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)』が神様になる前の修行のお話だそうで、『幸魂(さきみたま)』『奇魂(くしみたま)』といった、魂と出会い、、、云々かんぬん。
要するにこの世の縁は男女の縁のみならず、色々なご縁があるということだそうで、、、
つまり、とにもかくにも、ご縁をいただくには有り難いご神像だということは、重々理解。。
しかしここのクダリはもう、説明文を読もうとはするのだが、難しい上に長くなってしまうので、この度は割愛させていただきつつ、向かい側の水舎で手を清め、『銅鳥居』に進む。
その7に続く。