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11月27日、出雲大社、神在祭〜その3〜

前回からの続きであるが、11月27日の出雲大社へ行く前日、まだ私は松江城近くの宿泊施設に居た。

1ヶ月半前の時点で、空いていたのは出雲ではなく、松江市内の温泉無しのこの宿泊施設の一室のみ。
恐るべし神在祭。

しかしこの宿泊プランは¥12,000-で2食付きという破格のお値段で、料理もたっぷり。
お刺身盛り合わせ、お鍋、蕎麦、ステーキ、天ぷら、シメ、と夢のようなプラン。
ついつい島根の地酒にも手が伸びてしまった。

唯一、部屋の予約がとれた『サンラポーむらくも』のお料理
スタッフの方オススメの地酒『李白』

辛めの日本酒が好きなので、スタッフの方に聞くと『李白』というスッキリしたお酒を勧めてくれた。
『お口に合いましたか』と声もかけてくださり、なんと温かいサービス。

島根らしく割子そばも。
牛肉のステーキ
天ぷらなど、出るわ出るわのお料理。
シメはもちろんしじみ汁で!

これだけの素晴らしいお料理を頂きながら、館内のBGMでオルゴール調の岡村孝子さんの『夢をあきらめないで』が流れ出して、かばはドンピシャの世代では無いのだが、歌詞を聴きかじった事があるので、なんとなく調べてしまった。

そうすると歌詞に、『心配なんてずっとしないで
似てる誰かを愛せるから』とあり、傷心旅行に自ら追い討ちをかけてしまい、泣きながら日本酒を飲むことになってしまった。

きっと日本酒を勧めてくれたスタッフさんも、あの人なんか泣いてるな、と気づいたに違いない。食事終わりに『全部飲めないので部屋に持ち帰って良いですか』と聞くと満面の笑みで『もちろんです』と応えてくれた。

部屋でもう一度『夢をあきらめないで』を聴きながら、飲み直して深酒になったことは言うまでもない。

↓その4に続く

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