ペットサロンのネットCM
ペットサロンの動画を考えます。
ペットサロンというのは、ペットを飼っている人以外は必要も興味もない業種なので、ツカミはしやすいと思います。
ただしペットサロンはサービス業です。
サービス業の場合は「人を売る」のだというのは原則です。
もうひとつは、他のペットサロンと違う特徴を打ち出すこと、つまり差別化が大切だということですね。
私がストアカでやっているオンライン講座です。
コンセプト
犬・猫を売ったり、サービスメニューを売るのではなく、あくまでも「人を売る」のだと考えましょう。
ペットは家族の一員、いわば子供のようなものですから、一時でもそのペットを預けるには信頼が大切です。
短い動画の中でも、このお店がペットを預けるに足りる、信頼できるお店であることを感じさせるにはどうしたらよいか、と考えるべきです。
ただし信頼だけでは、新しいお客さまは来てくれないと思ってください。
「なぜこのお店に預けるのか?」という理由が必要です。
そのためには、信頼感とともに、他のお店に対する差別化が必要だということです。あなたのお店にあって、他のお店にない特徴はなんでしょうか?
動画の型
いつものTBIECの型に当てはめて考えてみます。
ツカミはもちろん、犬または猫でしょう。
たとえば、シャンプーをしていたり、トリミングをしていたりする最中のペットを見せましょう。
ちなみに、とあるペットサロンがInstagramに公開した動画の中で、シャンプーやトリミングなどの施術中の動画が一番視聴回数が上がったということです。
つづいてベネフィットでは、信頼感を感じさせることが大切だと思います。
いかに従業員がペットの扱いに精通しているか、その手さばきと丁寧さを表現しましょう。
ただし「ウチは丁寧です」というコメントを入れることは禁じ手です。
それは、お客さまから言っていただくことであって、売り手の側から行っても伝わりません。
商品の印象付けに当たるパートで、差別化を行います。
ここは、店のコンセプトを訴えるパートです。
漫然とサービスの広さを訴えるのではなく、特化した内容を訴えたほうが飼い主の心に刺さります。
特定の犬種・猫種に特化していたり、大型犬に特化したりしているとわかりやすい差別化が可能です。
また、肥満したペットに対するケアを売り物にしている、などとするとわかりやすいですね。
裏付けのパートは、通常でしたらお客さまの声を当てるのですが、ここではブリーダーさんからの評価としてみました。
ブリーダーさんはペットのケアの専門家なので、そこからお墨付きをいただくというのは、一種の「権威性」につながります。
つなぎパートでは、無料のペット相談など、気軽に最初の来店を促すのがよいかと思います。
ポイント
信頼感と差別化、このふたつは集客の両輪です。
どちらかが欠けてもうまく行きません。
差別化は預ける理由を作り、信頼感は預けることに対する心配を打ち消します。
この2つを意識して動画を作ったら、きっと集客もうまくいくでしょう。
読者の方へのお願い
「こんな動画の型を考えてくれないか」というリクエストをお寄せください。
ご自分の業種・職種に関係あってもなくても結構です。
PR動画だけでなく、施設紹介動画とか、展示会・見本市動画とか、従業員教育動画とか、地域起こし動画とか。なんでもOK。
ただしそのテーマについて企画するのではなく、動画の「型」としてここに書かせていただきますので、そこはご了承ください。
メッセージの送り方は、このページの一番下「クリエイターへのお問い合わせ」から。送り方はこちら。
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