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ChatGPTによる動画の企画には「ツッコミ力」が重要
ChatGPTに「動画の企画を立てて」とか「動画のシナリオを書いて」というと、「はいよろこんで~」とばかりに書いてくれます
しかし、過去の記事で明らかにしたように、ChatGPT自身は一度も動画を見たことがありません
だからこそ、動画を企画するに当たっては、人間との掛け合いが大切です
人間の動画センスによっておかしな点を指摘するとか、軌道修正をするとか「ツッコミ力」が大切なんだと思っています
紛らわしいですが最後一文字は「か」ではなくて「力(りょく)」です
ChatGPTはナンボでも案を出してくれる
ご存知のとおり、ChatGPTに「◯◯を書いて」とか「◯◯についてアイデアを出して」というと、何案でもすばやく出力してくれます
ChatGPTは膨大な文章のデータベースを持っています
瞬時にそれを参照して「いかにもありそうな言葉の連なり」を作成することができるからです
内部でどういう構成基準があるのか、外からはまったく見えません
その言葉の連なりは、高速でボキャブラリーを組み合わせたものであることに間違いありません
そのこと自体は問題ではありません
「世の中に新しいものなし」で、アイデアというものは既存の考えの組み合わせでできているのですから
ただし、ChatGPTに「どれが面白い?」「どれが感動的?」などと訪ねてみることは意味をなしません
ChatGPTはいろいろと理屈をつけて評価をしてくると思います
しかしChatGPTは人間ではないので、人間と同じ評価はできません
要するに、多数出た案の中でそれを評価するのは人間の役割なのです
そこで「ツッコミ力」が大切になる
ChatGPTが動画の案を出してきたとします
絶対に言えることは、それは動画のイメージで発想されたものではないということです
ChatGPTの中には動画のイメージなど浮かんでいない
なぜなら、ChatGPTは動画を見たことなんか一度もなく、まして動画をイメージするなどという能力は持ってないから
ChatGPTの作る動画の案は、すべて「言葉の上で作られた」ものなのです
それを動画のイメージに変換するのは、人間しかできない
人間の想像力にゆだねるしかないのです
そうすると、言葉とイメージの間に乖離ができます
それを言語化して、ChatGPTに投げ返してやる
「これ、どうなってんの?」
「こういうの、おかしくない?」
「ここに何か足りなくない?」
つまり「ツッコミを入れる」これが大切なのです
見えていないものを言語化する、とか、考え方の軌道修正をさせる、ということ
何をツッコメばいいのか?
動画の企画をさせたり、アイデアを出させる場合は、ChatGPTの出してきた文章を頭の中でイメージに置き換えてみます
文章の上では「なかなかいいやん」と思っていても、イメージに変換すると「あれ?なんか違う」とか「ここに何かほしいよね?」ということがある
それを指摘すればいいのです
批判力、とか、批評力、が必要なわけじゃない
ただおかしいと思ったこと、足りないと思ったことを指摘する
だから「ツッコミ力」という表現をしました
ツッコミとは何か?
もちろん、ツッコミとは漫才の言葉です
一般的に、漫才コンビはボケとツッコミという、役割の異なるふたりで構成されます
ボケは面白いことを言う人です
多くは非常識なことを言い出します
これに対してツッコミというのは、それを正そうとする人です
たいていの場合、ボケよりはツッコミのほうが常識人です
漫才というのは、たんに面白いことを言うだけではなくて、それに対してツッコむ人がいるということで、笑いの起爆力が強いといわれています
観客というのはほぼふつうの常識人ですから、自分たちと同じ常識を持った人がツッコんでくれることで、そこが笑いのポイントになります
動画の企画こそChatGPTとのコンビ芸
これを動画の企画に置き換えてみると、ChatGPTが出してきた生のアイデアとか案というものは、たいていつまらないものです
形は整っているけど、面白いポイントというものがない
そこに人間が自分の常識やらセンスやらをももとに、ツッコミを入れることで、面白さを引き出すことができます
といっても、何も難しいことはなくて、思ったことを瞬時にツッコんでやるだけです
ChatGPTは素直ですから、ツッコミによる軌道修正を受け入れてくれます
そうやって、何回かやりとりを繰り返すことによって、当初ChatGPTの出してきた面白くもなんともないアイデアが、とんでもない面白さに化けることがあります
難しい点といったら、漫才のように明らかに何かおかしい言葉ではなくて、一見よくできてそうな文章にツッコむことでしょうか
「そんなん、動画にしたら何にも面白ないよ」とか
「大事なもんが足らへんのちゃう?」とか
「それ何が面白いんや?」とか
なんでもいいから、ChatGPTに投げ返してみましょう
怒ることなく、素直に受け止めて考え直してくれるのが、AIのいいところです
もし動画に限らず、ChatGPTを使って企画やアイデア出しをすることがあったら、覚えておいていただいたほうがいいと思います
ストアカの新講座です
この「ツッコミ力」についても話す予定です
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