美容室のPR動画
YouTubeで美容室のPR動画をいくつか見てみました。
やっぱり、というか。
お洒落な雰囲気で音楽プロモーションビデオ風の動画が多かった印象ですね。
それが悪いとは言いませんが、他のお店との差別化ができていない感じがありました。
そこで逆張りのPR動画を考えてみたんです。
私がストアカでやっているオンライン講座です。
コンセプト
美容室の売り物ってなんだろう? と考えてみると美しいヘアスタイルにしてくれるということもあるだろうけども、それはどの店でも同じ。
あえて、この店を行きつけにしている理由って何か、答えられますか?
スタイリストの人柄に惚れて通っている、という人も多いと思うんです。
カリスマ美容師というほどの腕前じゃなくても、雑誌やWebサイトに特集されるような人でなくても、ありふれた町の美容室であっても、ファンってつくんですよね。
そんな雰囲気の良さを動画にしてみました。
動画の型
ツカミはスタイリングしながら、スタイリストもお客さんも爆笑している風景。そこにキャッチコピーの文字が重なります。
「むっちゃ話す」
これだけでどんな雰囲気なのか、伝わりませんか?
ちなみにキャッチコピーのコツは、とにかく文字数を減らして、文字サイズを大きくすること。
絵を見れば美容室だとわかるから、美容室って言葉はいらない、という具合です。
ベネフィットの部分は「髪型が変わって気分が変わる以上に、いつも元気をもらって帰るんですよねぇ~」というお客さまの声を聞かせます。
映像はスタイリストのさまざまな表情。
いつも笑顔だったら、魅力的ですよね。
そして(商売ですから)ちゃんとヘアスタイリングもできるんだというところを見せて、でも「笑顔がおもな商品です」としっかり笑顔アピールもしておきましょう。
髪を切ったりヘアスタイルを整えたりするのが美容師のお仕事ですが、その目的はというと、気分を変えて笑顔になってもらうことです。だから、お店の雰囲気、サービス中の会話も楽しくして、トータルで笑顔になってもらうことを心がけているお店だということをアピールします。
ここで、常連のお客さまたちに声を出していただくと、より伝わりやすくなりますね。
ラストは、お店の場所や外観とともに、LINE公式アカウントのQRコードを出して登録してもらいましょう。すぐ予約でいっぱいになってしまうので「予約はLINEで」とアピールしておきます。
ポイント
スタイリッシュでクールな雰囲気。
それが悪いとは言わないのですが、お客さまがこのお店を選ぶ決め手になるのかなぁ、と思います。
カメラワークやアングルでカッコよく切り取った映像は、ともすれば作られた世界、うわべだけの人工的な感じにとらえられてしまいます。
それが自己表現としてならいいのですが、集客用に役立つとは限らないということを自覚しておくべきだと思います。
読者の方へのお願い
読者の皆さんにお願いなのですが、「こんな動画の型を考えてくれないか」というメッセージをお寄せください。
ご自分の業種・職種に関係あってもなくても結構です。
PR動画だけでなく、施設紹介動画とか、展示会・見本市動画とか、従業員教育動画とか、地域起こし動画とか。なんでもOK。
ただし本当にそのテーマについて企画するのではなく、動画の「型」としてここに書かせていただきますので、そこはご了承ください。
メッセージの送り方は、このページの一番下「クリエイターへのお問い合わせ」から。送り方はこちら。
こちらのストアカ講座もよろしくお願いします。
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