自論を伝えるYouTube動画
おふざけっぽい動画の型ばかり伝えているのも何ですから、たまには真面目っぽい型もご紹介しましょう。
PREP法という文章の型があります。
結論(Point)-根拠(Reason)-具体例(Example)-結論(Point)という論理の展開の順番を示したものです。
これは自論を伝える効率のよいやり方です。
YouTubeの動画で自論を伝える際もこのPREP法を応用するといいのですが、ひとつ気をつけるポイントがあります。
私がストアカでやっているオンライン講座です。
コンセプト
YouTubeなどネット動画で自論を展開する時もこうしたPREP法を応用するとよいのですが、ひとつネックがあります。
YouTube動画の冒頭数秒はツカミです。最初の3秒ほどで「この動画は有用である。見るべきだ」と視聴者に感じさせなければ、離脱されてしまうことが多いです。
ですから、PREP法の冒頭にツカミを加えることが大切。私はこれをCPREP法としました。(CはCatchのCです)
動画の型
冒頭に、ツカミを持ってくるのですが、奇をてらう必要はありません。
撮影した動画の中で、もっとも美味しいフレーズを数秒切り取って、冒頭に持ってくるのです。これがツカミになります。
もし定形のオープニング動画をお持ちでしたら、この後に見せるとよいでしょう。
ここからPREP法に入ります。まずは結論(Point)です。
結論を簡潔に述べましょう。
結論に至った経過など、くだくだしい説明をはじめると、この段階で離脱が多くなります。
言いたいこと、伝えたいことを簡潔に、提示するのが良しです。
続いて根拠(Reason)を述べます。
先に伝えた結論について、なぜそういうことが言えるのか、納得できる根拠を伝えるのです。
この段階では、少し丁寧に伝えてもかまいません。
なぜなら視聴者は結論を受け止めているからです。
結論に興味が惹かれたなら、その理由を知りたがっているからです。
これに続くのは具体例(Example)です。
根拠を示しましたが、ここまでの展開では机上の空論かもしれません。
そうではないことを実例を示して納得してもらいます。
例がひとつだと説得性に欠けますから、複数提示するほうが良いと思います。
最後にもう一度結論(Point)を伝えて締めくくります。
最初に結論は伝えてありますが、最後までしっかりと記憶している人はわずかです。もう一度、言いたいことをしっかりと視聴者の印象に残しましょう。
ここまでで自論を伝える部分は終了ですが、YouTubeの特性上、チャンネルの趣旨を説明したり、チャンネルへの登録を促したりというメッセージが必要になることがあります。これを最後に入れて終わりです。
ポイント
自分の言いたいことを伝える動画であっても、視聴者のことを考えないでただ言いたいように喋る、というのではなかなか見てもらえません。
演説には演説の作法があるように、YouTubeにはYouTubeのやり方があります。視聴者がしっかりとあなたの主張を受け止めて最後まで見てもらえるように、動画の構成を工夫してみてください。
読者の方へのお願い
「こんな動画の型を考えてくれないか」というリクエストをお寄せください。
ご自分の業種・職種に関係あってもなくても結構です。
PR動画だけでなく、施設紹介動画とか、展示会・見本市動画とか、従業員教育動画とか、地域起こし動画とか。なんでもOK。
ただしそのテーマについて企画するのではなく、動画の「型」としてここに書かせていただきますので、そこはご了承ください。
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