写真館のPR動画
雑誌やポスターなどのカメラマンではなくて、町の写真屋さん、写真館のPR動画を考えてみます。
最近は、一眼レフデジカメを使うと、写真も動画も撮ることができます。
そこで、町の写真屋さんも動画を撮られるケースが多くなりました。
ただ、写真の感覚に引っ張られて動画を撮ると、キレイな絵はできますが、集客などの効果に結びつかないことも多いかと思います。
私がストアカでやっているオンライン講座です。
コンセプト
写真館といっても、得意・不得意はおありだと思いますが、ニーズの多そうな家族写真を得意とされている写真館だと想定します。
何よりも「私はこういう写真を撮るのが得意です」というアピールをする動画にすべきだと思います。
「なんでも撮れますよ」とばかりに、いろんなジャンルの写真をこれでもかと見せてしまうと、視聴者の心には何も残りません。
「家族の写真を撮る」というところにフォーカスしましょう。
動画の型
ツカミはやっぱり、家族写真のベストショットでしょう。
撮影した写真を見せるだけでなく、撮影しているシーンを動画で見せる(サブのカメラやスマホの据え置きでもかまいません)とよいと思います。
ファーストショットで、私はこういう写真を撮りたい、撮るのが好き、得意なんです、と伝わってくることが大切です。
つづいて解決しないといけないのは、視聴者(お客さま)の心の中にある葛藤です。
昭和の昔ならともかく、今は誰でもスマホを持ち歩いて写真を撮りまくる時代です。
そんな時代に、わざわざプロに撮ってもらう。
そのためのベネフィットを伝えてあげることです。
家族の誰かが撮った写真や、自撮り写真と、プロが撮った写真の何がどう違うのか、ちゃんと見せてあげる必要があります。
ご自分が大切にしてきたもの、たとえばシャッターチャンスであったり、アングルであったり、構図であったり、それが最高の思い出を演出することを、作品も交えてしっかり伝えてください。
それを伝えた上で、四季おりおり、さまざまな行事などのシーンで撮影したご家族の写真を、実績として見せられたら、視聴者としては何が違うのか、何に価値があるのかが、すとーんと腹落ちすると思います。
お客さまの声は、最近撮った写真ではなく、数年前、十数年前の写真。
「この一枚が最高の思い出になりました」というような声を寄せてもらえると、最高の裏付けになりそうです。
最後は「つなぎ」のシーケンス。写真館はスケジュールを埋めるのが大事ですから、早期予約を促しましょう。
ポイント
「何でも屋にならないこと」
何でも撮ります、というのは、何も得意なことがありません、と言っているようなものです。
私はこれが得意です。この分野なら誰にも負けません、と言えるようにしましょう。
「プロが撮るベネフィットをちゃんと伝えること」
たんにキレイな写真を撮ります、というだけなら、わざわざお金を出す気にはならないと思います。
プロだからこそのテクニック、大事にしていること、それを伝えましょう。
これはあなたが提供できる「価値」です。
お金を出しただけの「価値」をお返しするという姿勢を明確に訴えましょう。
読者の方へのお願い
「こんな動画の型を考えてくれないか」というリクエストをお寄せください。
ご自分の業種・職種に関係あってもなくても結構です。
PR動画だけでなく、施設紹介動画とか、展示会・見本市動画とか、従業員教育動画とか、地域起こし動画とか。なんでもOK。
ただしそのテーマについて企画するのではなく、動画の「型」としてここに書かせていただきますので、そこはご了承ください。
メッセージの送り方は、このページの一番下「クリエイターへのお問い合わせ」から。送り方はこちら。
こちらのストアカ講座もよろしくお願いします。
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