靴修理店のコンセプト動画
物を大切に使うこと、は大切です。
汚れたり壊れたものも修理して使う、ということが少なくなりました。
ひとつには、修理をしてくれる職人さんが少なくなったということもあります。
ここでは、靴の製作から修理まで、一貫して行うスペシャリストのコンセプト動画を考えてみようと思います。
気に入った靴を修理しながらでも長い間履くという人は、全国にいると思います。その人たちに思いが届くようなコンセプト動画になるといいな、と思います。
私がストアカでやっているオンライン講座です。
コンセプト
長いこと履いてくたびれ、一部壊れた靴が、職人さんの手によって蘇る。
ツカミからベネフィットまで、このストーリーを語りたい。
職人の仕事というのは口を動かすことではなく、手を動かすこと。
その言葉どおりに、古びた靴が新品同様に蘇っていくさまを描くことが、職人さんのポリシーを表現することになります。
動画の型
ツカミはこんな絵、ベネフィットはどんな絵、と分けるのではなく、くたびれた紳士靴が職人の手によって蘇っていくその様子じたいを描写することによってストーリー化しましょう。
その中で、修理してでも吐き続けたい持ち主の思い、修理することによって新しい命を吹き込みたい職人さんの思いが感じられるようにしたいと思います。
そして店のコンセプトとして「ワンストップ」を訴えます。
これは、靴の製造・販売・修理・メンテナンスを一手に行うという店のポリシーです。
同じ職人が製造だけでなく、修理やメンテナンスを行い、お客さまと直に対応するという店であることをイメージさせたいと思います。
映像的には、商品が靴なので、あえて顔を見せないやり方がいいのではないかと。靴中心の絵で押し切る、というやり方が案外面白い絵になっていきそうです。
ですから、通常お客さまの顔出しインタビューをいただくところでは、そうではなく「お客さまの靴」に出演していただく、ということを考えました。
絵だけ靴で、音はお客さまのインタビューを入れるやり方もありますが、たとえば靴がモノローグ(ひとり語り)をするような、靴が主役になる動画というのも面白い気がしています。
最後は、まず予約や相談を受け付けることを明確にして、広い範囲からお客さまをWebサイトに引き付けるやり方がいいでしょう。
ポイント
表現的なポイントは、靴が主役になること。
そのために、人間の顔はできるだけ写さないという絵に徹したほうが際立つと思います。
人間は、靴を修理する手先や、試し履き、フィッティングをするような足先だけで登場してもらうのです。
コンセプト的な部分のポイントとしては、職人さんの「ものを大切に」という思いをいかに動画に載せていくか、でしょう。
新しいものをどんどん消費していく社会に対するアンチテーゼ的なイメージがあると、靴に興味のない方にも見てもらえる動画になるかもしれません。
読者の方へのお願い
「こんな動画の型を考えてくれないか」というリクエストをお寄せください。
ご自分の業種・職種に関係あってもなくても結構です。
PR動画だけでなく、施設紹介動画とか、展示会・見本市動画とか、従業員教育動画とか、地域起こし動画とか。なんでもOK。
ただしそのテーマについて企画するのではなく、動画の「型」としてここに書かせていただきますので、そこはご了承ください。
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