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ハウスクリーニング業者のPR動画

さわやかイケメンの清掃員が登場すると主婦の心がときめくかも

ハウスクリーニングの業者さんが、自社サイトに掲載するようなPR動画です。

ハウスクリーニングという業種は、他社との差別化が難しい業種だと思います。使っている道具や洗剤にそんなに差があるわけでもありませんし、作業の仕方に秘伝があるわけでもないと思います。

そんな中でどうやって動画を作るのか、考えてみました。

私がストアカでやっているオンライン講座です。

コンセプト

主役となるのは「笑顔」です。ただしここでは、お客さまの笑顔というよりは、作業をする人の「笑顔」です。

マクドナルドのメニューに「スマイル 0円」と載っていることはご存知でしょう。笑顔は何よりも人を癒やしてくれます。
ハウスクリーニングは差別化がしにくいゆえに、「笑顔でのサービス」を打ち出してみるといいのではないでしょうか。

同じ時間で同じ仕上がり値段も遜色なしだったら、仏頂面で作業する業者さんより、笑顔で作業してくれる業者さんを人は選ぶはずです。

「笑顔」をコンセプトにするのにはもうひとつの意味があります。

それは従業員に対して会社としての方針を浸透させる、という意味です。
こういうPR動画を作ったということを従業員のひとりひとりが受け止めて、笑顔での作業を心がけるようにするキッカケになればいいと思うのです。

笑顔で作業をするようになれば、作業に手を抜くことも少なくなるでしょうし、自然とサービスの「質」も向上していくでしょう。

動画の型

ツカミは、やっぱりユーザーサイド。
ハウスクリーニングを発注するのは主に主婦の方でしょう。
特に幼い子どもを持つ主婦の困りごとといったら、子どもがあたりかまわずに落書きなどして部屋を汚すこと。
幼い子どもを持つ親のあるあるをツカミにします。

ベネフィットの部分は、作業員の「笑顔」。
笑顔で清掃してくれる従業員の姿です。
作業風景じたいでは他の業者さんとの差別化はできないからこそ、作業する人が「笑顔」で作業してくれる爽やかさを打ち出したい。

清掃風景を描くというと、ついつい真剣さを感じさせるために真顔になるのが普通ですが、あえて笑顔で作業していただきます。
主婦との会話を盛り込んで、要望に答えてくれる感じを見せるのもサービスとしてはいいですね。

ベネフィットの項目で作業風景を見せてしまうので、商品の印象付けではサービスメニューに徹したほうがいいでしょう。
サービスメニューを文字で表現すると、視聴者は読まなくてはいけないので読まなくてもいいようにイラストなどで表現することをおすすめします。

価格勝負に持ち込むのは消耗戦になりますので、あえて動画ではサービスに対する価格ではなく、さまざまな作業をこなすイメージだけにしましょう。

裏付けパートはやはりユーザーの声が適切です。
ここで「ていねいに作業してくれます」といった言葉が聞こえると最高ですね。

売り手の側から「ていねいに作業します」というのは当たり前。
でもユーザーから「ていねいにやってくれます」と言ってもらえれば、これは良い印象になります。

サイトへのつなぎの場面は、何かしらのキャンペーンがあるといいですね。
値段を引くのではなくて、プラスの作業時間などがいいのではないでしょうか。

ポイント

サービス業は形のある商品がないので、どうしても他社との差別化がしにくくなってしまいます。

「笑顔のサービス」というのもすぐに真似されそうですしね。
ビジュアルとして他社と区別できるシンボルがあると描きやすくなると思います。

引っ越し屋さんがキャラクターをトラックにつけるのもそのひとつです。
思い出してもらう時に「◯◯◯マークのハウスクリーニング」と、とっかかりになりやすい訳ですね。

作業服にシンボルのワッペンをつけるのも、絵になりやすい工夫です。


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