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生徒とのミスマッチを避けるための記述法

オンライン講座を実施した後、レビューコメントなどで意外な低評価をいただくことがあります。
また、その場で言われることもあります。
決して内容が悪いわけではないのに低評価になってしまう原因の多くは、生徒さんの期待とのミスマッチです。

生徒の「教わりたい内容」と先生の「教えたい内容」

生徒さんが講座に不満を持つのは「教わりたい内容じゃなかった」ということです。

つまり講座の紹介文などを読んで「これぞ私の教わりたい講座だ」と思って受講したにもかかわらず、その期待が満たされなかったということです。

そうすると内容そのもののレベルが低いわけではないのに、低評価をつけられてしまう可能性があるのです。

それを防ぐためには生徒の「教わりたい内容」と講座の内容がミスマッチになる可能性を避ける必要があります。

生徒さんが間違った期待を抱いて申し込まないように、あらかじめ講座の紹介文などをチェックしておきましょう。

「誰に」「何を」教えて「どんな成果」が得られるか

講座の軸を決める重要な要素は

  • 誰に

  • 何を(教える)

  • どんな成果(が得られる)

の3つです。
講座を紹介する時は、この3点を明確にしておかないといけません。

もし自分の中で明確になっていないようなら、この3点を今一度明確化してみましょう。

たとえば
30代子育て中のママさんに
刺繍を教えて
お子さんの持ち物を他の子の物と間違わないように可愛く彩ることができるようになる
といった感じです。

この3点が講座の紹介に明確に書かれていれば、生徒さんの期待を大きく裏切ることはありません。

Bruno /GermanyによるPixabayからの画像

講座タイトルは講座の看板

生徒さんはまず講座のタイトルを見て申し込んで来ます。
ですから、簡潔でいいのですが、上記の3点を盛り込んで見るようにしましょう。

上の例で言えば
30代ママのためのお子様グッズ刺繍講座
という感じでしょうか?

プラットホーム(ネット上の各種サービス)を使う時は、たいてい字数に制限がありますので、短く言葉を切り詰めないといけません。

これは講座への集客の基本でもあります。

※たとえばストアカでは講座タイトルは33文字までという制限があります。
ただ、この33文字が全部表示される画面は多くありません。
たいてい前半の10文字~15文字くらいまでで後ろは省略されてしまいます。
ですから、キャッチコピー的要素は前半に集中させましょう。

サムネイルで情報補足

サムネイルというのは、各種プラットホームなどで講座タイトルの横に表示される画像のことです。

このサムネイルをイメージ画像だと思って、作品の写真だけにしている先生も多いのですが、これはもったいないことです。

サムネイルには文字を入れることで第2の講座タイトルのように使うことができるのです。

サムネイルに文字を入れる時のコツは、アピールしたい内容を大きく太い文字で、補足的な内容は思い切って小さい文字でというように、メリハリをつけることです。

サムネイルには講座タイトルを入れるものだと思っている方も多いのですが、必ずしも講座タイトルそのままである必要はありません

サムネイルにはもっと直接的な言葉を書き込んでもいいので、講座タイトルだけでは情報不足だという時にはサムネイルの文字を活用しましょう。

講座紹介文はていねいに

講座タイトルとサムネイルがお店の看板だとすると、講座紹介文はメニューのようなものです。

講座では何が提供されるのか、生徒さんは講座紹介文を読んで知ることになります。

ですから、短くて情報不足な講座紹介文だと、生徒さんが間違った期待を抱いてしまう原因になってしまいます。

講座タイトルなどに比べて、講座紹介文は文字数の制約が緩いのでたっぷり書き込むことができます。

何をどのように教えるつもりか、丁寧に書き込みましょう。

「内容がわかりにくければ、お気軽にお問い合わせください」といった文章を添えるのも有効です。

ご自分のブログやホームページなどで集客している方は、タイトルと日時だけにしないで、毎回ちゃんとページを設けて講座紹介文を載せてください。

ファーストメッセージでさらに確認

もうひとつ、講座に予約をもらった時にミスマッチを防ぐチャンスがあります。

予約をいただいたお礼をするのと同時に、講座内容の確認をするメール(メッセージ)を送るのです。
その時「講座内容が希望に沿わないようなら、キャンセルを受け付けます」といった言葉を添えましょう。

せっかくもらった予約のキャンセルをすすめるような言葉を入れるのに抵抗があるかもしれません。
しかし、ミスマッチがあるまま受講して低評価レビューをいただくくらいなら、キャンセルしてもらった方がお互いにメリットがあると思います。

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