にんにく工場の工場見学動画
以前はよく施設の見学動画というものを作らせていただいたものです。
工場だとか浄水場だとか、地域の大きな施設には小中学生が学校から校外学習にやってきます。社会科の一環として、そうした施設が何をしているのか勉強しに来るのです。
もちろん工場をぐるっと見学して、作っている製品を試食などして終わり、というケースもあるでしょう。しかし、職員の解説だけではどういう役に立っているのかわかりづらい。という理由で動画を作ることがあります。
そんな子ども向けの施設見学動画をひとつ考えてみました。
私がストアカでやっているオンライン講座です。
コンセプト
こういう子供向けの動画の場合、ストーリー仕立てにすることがよくあります。それも、よく知られたお話のパロディにするというのが定番の企画です。
ここでは、童話の桃太郎のパロディにしてみました。
こういうよく知られたストーリーの形だけを使う、というのは集中力に欠ける子どもたちでも惹きつける効果があります。
動画の型
主人公は、桃から生まれた桃太郎、ならぬ、にんにくから生まれたにんにく太郎。川を大きなにんにくが流れてくるところから、話がはじまります。
ファーストシーンは絵本調のイラストがいいでしょう。
動画をモチーフにしたイラストは、無料のイラストダウンロードサイトなどでもよく見かけますし、それを少し加工すればアニメ風にすることもできます。
お婆さんが川から大きなにんにくを拾い上げたところ、にんにくの中から玉のような男の子が生まれます。(さぞやにんにく臭がすごかったでしょう)
にんにくから生まれたのでにんにく太郎と名付けられた男の子は青年になってお婆さんに「私は自分の生まれた場所を見つけてきます」と川上に向かって旅立つのです。
イラストでは桃太郎の典型的な衣装にしましたが、たとえば普通の格好をした青年が「日本一」という文字とにんにくのイラストが描かれたノボリを持っているだけでも、にんにく太郎はビジュアル的に表現できます。
ストーリーがまんま桃太郎なので、特に説明の必要もないのです。
犬猿雉のおともをつけるかどうかは特に重要ではありません。
鬼ヶ島ならぬにんにく工場の前に立ったにんにく太郎は「なんと最新の設備だなぁ」と驚くのです。
そして、鬼ならぬ工場の職員に導かれて、工場のさまざまな設備を見学して歩くのです。
ここで生まれたにんにくが、スタミナ食品として世の中の人々の役に立っていることを知らされたにんにく太郎は(いや、知らなかったんかい!)すごく誇らしく思うのでした。
ポイント
最初から桃太郎の話をパロディにしたおかげで、ストーリーじたいはあまり説明の必要がありません。
とにかくにんにく太郎が工場に行き、いろいろな設備を見学して歩く、というフレームができれば十分なのです。
あとは、工場の要所を見学して歩かせ、職員の説明を聞かせれば、工場見学動画のストーリーはできてしまいます。
童話などよく知られたストーリーの登場人物が実在の施設を見学する、というストーリーができれば、子どもたちが興味を抱く見学動画はできるということです。
読者の方へのお願い
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ご自分の業種・職種に関係あってもなくても結構です。
PR動画だけでなく、施設紹介動画とか、展示会・見本市動画とか、従業員教育動画とか、地域起こし動画とか。なんでもOK。
ただしそのテーマについて企画するのではなく、動画の「型」としてここに書かせていただきますので、そこはご了承ください。
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