外車ディーラーのPR動画
店をアピールする時は、そのお店は何を提供しているのか、を見極めることが大切です。提供する価値ですね。
現場にいても、意外とその価値が見えていないことがあります。
そういう時は、お客さまの立場に一度立ってみるとわかることがあります。
私がストアカでやっているオンライン講座です。
コンセプト
物販業の多くは、売っている商品は他の業者でも扱っているものだったりします。この店でしか手にはいらないものだったら、お客さまはここで買うしかありません。しかし、他の店でも買える品物であれば、この店で買う理由が必要です。
こういう時、値引きで勝負というのは残念な発想です。競合相手がさらに値引きしてくれば、こちらも価格で対抗するしかありません。そうなると消耗戦です。勝っても負けても消耗します。
ここは自分たちだけが提供できる価値をアピールすることです。
直接お客さまと向き合う販売店の場合、これは「人」であることがあります。
「この人から買いたい」という理由を見つけてもらうようにすることです。
動画の型
外車ディーラーのお客さまというのはどんな方でしょう。
おそらくいずれは高級外車を欲しいと考えている方、男性が多いでしょう。
外車をほしい理由というのはいくつか考えられますが、やはり純粋にクルマが好きだという人もいるはずです。
そんな外車に憧れを抱いている男性のストーリーにしてあげると、共感が得られるでしょう。
たとえば、今買おうと思っているわけではないが、純粋にクルマが好きで外車ディーラーを訪ねるような男性が主人公になります。
そんな男性の前に登場するのは、クルマ好きなことでは誰にもひけをとらない、という営業マン。商売よりもクルマについて語ることが好きな営業マンです。
彼の話を聞いているうちに、クルマの良さにどんどん引き込まれていく。そんな話のうまい営業マンの魅力をこそ、動画でアピールしたいわけです。
そして、この店で買ったほうが良いと思われる理由をもうひとつ付け加えましょう。たとえば整備の実力。
日本車に比べて故障も多いと思われる外車のコンディションをしっかり整えてくれる整備士の腕などが伝わると、安心して購入できますね。
裏付けパートでは、誰もがうらやむような外車のオーナーが登場。
このオーナーには、何よりもクルマ好きをよく理解してくれる店なんだ、というような言葉を言ってもらうと、ダメ押しになるんじゃないでしょうか。
ポイント
ディーラーさんの場合は、クルマの魅力を伝えてもダメだということです。
なぜなら、他の店からでもまったく同じクルマを買うことができるからです。
自分のお店では、他のお店にないどんな特徴があるのか。そして、その特徴がどんなお客さまの共感を得られそうか、ということを考えるのが大事ですね。
そして、やはり人と人とのコミュニケーションで、クルマが売れていくことを理解して、人の魅力を伝えることが効果につながります。