横浜ロマンスポルノ(DAY2)クソデカ感情覚え書
初めまして、うお座の女です🐟
先日行った横浜ロマンスポルノDAY2(2024/09/08)がいいライブだったので、クソデカ感情をここに残しておこうと思います。
時に、こういった感想やライブレポートは、見る人によって不快な気持ちになることもありますので
読み進めながら「あ、だめだな」と思ったら、閉じてくださいね。
あくまで個人の感想であり、解釈です。
では、始めます。
自己紹介
・30代、社会人13年目、非ラバッパー
・買った「アポロ」は8cm
・小中高大社会人、火加減に差はあれど、人生で一番長く続いている「関心ごと」はポルノグラフィティ。ちなみに中高生時代が強強火🔥
・「新藤晴一とレスポール」は、私の青春。そして宗教。
・浜スタの座席は、BAY SIDE 11段、300番代後半。
ライブ(楽曲)に関すること
公式が終演後にセットリストをプレイリストで公開してくれるなんて、いい時代になりました。
セトリ順に、現場で心が震えた曲や瞬間に焦点を当てて書いていこうと思う。
2:ネオメロドラマティック
空間をつんざくギターが気持ちよすぎた。
「ネオメロー!!!」って、曲に「!!」と付けて発音したいくらい、感情が沸いた。
そのイントロに乗る昭仁さんの歌い出し、「行っkkこっkkかA!」の発音が超好き。
3:メジャー
ここでやるのか〜と唸る。
後日、セットリストについて考えたら、「メジャー」をやることに納得した部分があった。理にかなっていると思う。
この 納得 については、「セットリストに関すること」で詳しく書きます。
5:狼
マジックアワーの空、吹き抜ける浜風、お客さんで埋められたすり鉢状のスタジアム、「折古の浜」のフレーズから感じる彼らの故郷と若かりし頃の残り香、メロウな曲調…
浜スタの雰囲気全てが心地よくて、思わず、ステージから目を離して、空、客席を眺めていた。
oh Love was born.
9:シスター
リリース当時(中学生)は、「誰かの物語、イメージ」として聴いていたこの曲も
今は漠然と「運命論のなかで生きていく穏やかな覚悟」をこの歌に見出したりする。
曲中、私の座席からは、ステージと月がひとつの画角にあって、
曲名に引っ張られるところもありつつも、なんて清らかな時間なんだと思った。
静かに、ただ前を向いて生きていくことは、とても美しい。
10.愛が呼ぶほうへ
5年前の東京ドームで大泣きした時のメモ。
一部抜粋ではあるものの、クソデカ感情乙である。
ただ、仕事面でどん詰まりな時期でもあったから、この曲が「慈愛の歌」であることを天啓みたいに理解したのは大マジです。
そして、この東京ドームの日から、
「きつい状況でも、きっと誰かは今の私を見ていてくれている」
という、曲からの学びをもって生きている。
そういう私が、横浜で聴いて今度は何を思ったか。
「マジで(この曲は)仏教、、、、🙏」
愛はいつもすぐそばに。
12.ギフト
私には、自分をなぐさめる時に聴くプレイリストというものがあって、
それを聞くことで、BADに入った気持ちから 自分 を取り戻すのですが、
「ギフト」がもつ「自己肯定感復元力」はすごい。
クサクサした自分も肯定し、卑屈になって見落としかけたチャンスに気づかせてくれる。勇気をくれる。
そういう解釈で聴いている「ギフト」を、25周年デビュー日に聴けて、嬉しかった。
13.THE DAY
岡野昭仁の声の「突破力」すごいよねっていう話。
「静けさがしみ込むようで息を止める」
この描写、体感的に分かるけど、新藤晴一にしか書けねぇ〜!!っていう話。
そして、浜スタのスクリーンの映像陣のセンスが、さらにこの曲の良さを底上げした気がするっていう話。
ここぞの時のパンも「分かる人」のそれだったし、いい構図の時も多くて、
こちら側に理解のあるスタッフ勢なんだな〜と思った。
(余白多めの構図からオシャレに撮りたいのは分かるが、結局何を撮りたいのか分からない映像……たまに出くわすけど、やれやれだと思う。)
14.螺旋
15.Zombies are standing out
16.今宵、月が見えずとも
この流れは秀逸。上手い。
あと、普通に音が良くてビビった。
あのぅ……ライブしてるのってスタジアムですよね?野外ですよね???
特に「Zombies〜」は、当時初めてハイレゾで聴いた時の「音の粒!細かい!何これ!」っていう感動を、浜スタで再体験した感じ。
それと「今宵〜」のラスト、岡野昭仁のロングトーン ありゃ何だ?化け物か?
もう、はちゃめちゃに痺れたよね!!
「今宵、月が、見えぇずぅ、とぉもぉおおーーーーーーーー(どこまで伸びる?まだ伸びる?もっと伸びる?伸びるよ〜伸びるよ〜まだいくよ〜うぉーーーーー!)ーーーーーーーーーーー!!
最高百点満点大勝利。
22.解放区
すまん。最近は、音源を買わないことがほとんどだったんだ。
でも、「解放区」、買った。ライブの後、すぐ買った。
久しぶりのポルノの円盤。
ライブ前の予習として、今回のロマンスポルノのタイトルにもなってるし、サブスクでは聴いていたの。
良い曲だな〜って。
それが浜スタで聴いたら、現場でなんか泣いちゃって。泣けてきちゃって。
なんだかほっとしちゃって。
もちろん、自分でも「え、ここ?解放区で?」って戸惑うわけです。
でも、そこでまた私に天啓が降りるんですよね……
(先述の「愛が呼ぶほうへ」のデジャヴ)
「解放区」って、心の安全基地(※アメリカの心理学者、メアリー・エインスワースが提唱した愛着行動の概念)
の歌じゃん…
ていうか、ポルノグラフィティって私にとっての「心の安全基地」じゃん…
ていうか、今、スタジアムにいる人にとって「心の安全基地」は、ポルノじゃん……?
アッッーーーーー!!!(クソデカ感情)
セットリストに関すること
アンコール「ヴィヴァーチェ」の前に、昭仁さんが「多様性」について触れていたけど、このMCを聞いた時、
私は、今回のロマンスポルノ(本編)のセトリからも
「(人生、生活、営み、価値観…)色々ある世の中、顔をあげて生きていこう。それを、あなたとポルノでできれば、嬉しい。」
っていう意図を感じたんですよね。
だから、冒頭に「メジャー」があったことに納得したし、
所謂「盛り上がり鉄板曲」の出番がないのも納得。
その曲たちは、今日じゃないなっていう。(個人の感想です)
私のポルノへの関心が以前ほどでなく、
喫緊のツアーにも行っていなかったから、最近は既にそういうムードがライブにあったのかもしれないけれど、
「過去から今までの感謝一辺倒、振り返りとありがとうを伝える25周年。」で終わらなかったところが
ポルノグラフィティ、岡野昭仁、新藤晴一が25年かけて糧にしてきたものを感じる。
改めてカッケーーー大人たちである。
そして、自分が大人になり、社会を知り、色々な人と出会い、話をして、それとなく経験値が上がってきた今、
ポルノの曲には、「人生、営み、生活」「目の前のチャンスや兆し」「今ここ」を歌うものが意外と多いことに気づく。
新藤晴一というギタリストについて
新藤晴一のギター、今が一番脂が乗ってない?ね?
本編2曲目、「ネオメロドラマティック」のソロで、わたしゃ確信したよ。
ギタリストが突然一皮剥けるタイミングというのを、いくつかのバンドで見てきたけど、
新藤晴一、多分、今だわ。
いや、ここ数年ツアーに行っていなかったから、もう少し前から既にそうなのかも。
諸先輩方、その辺、どうなんでしょう。
個人的に、チョーギングに頼らず(?)一音一発で高くいって気持ちチョーギングで持っていくのとか最高にタイプです。非常にえっちだと思います。
聴いていて、目を細めて眉が上がる顔に(私が)なる、そういう気持ち良さです、グレート。
昔の「ヨイショぉ!」って持ち上げて高音に向かうチョーギングの若かりし新藤晴一くんも好(ハオ)ですが、
表現したいこと(感情)と技術(理性)が、コントロールされて指に乗る今のソロも、音像も詩的で、非常に好(ハオ)っすね。
青春時代に通過した宗教を、大人になって上塗りすることは難儀なものです。
新藤晴一×レスポールは、私の宗教そのもの。
これは今の今まで揺らいでいないし、揺らぐことはないのだけど、
今回の浜スタで、過去一のソロを聴き、新藤晴一×テレキャスター という宗派の上塗りが完了しました。
私にとってポルノグラフィティとは
お昼の王様のブランチ、CDTVのコーナーでランキングに入った「アポロ」「ヒトリノ夜」「アゲハ蝶」を見ていなかったら、
「メリッサ」のPVを見ていなかったら、
日本の音楽そのものへの興味や、その音楽を創った人はどんな人か知りたい、という好奇心は芽生えなかったと思う。
中学高校時代、私の
「知りたい、強烈な何かで心を沸かせたい、あんな人になりたい」
という、飢えた気持ちを満たし、
時に刺激してくれた存在は、ポルノグラフィティだった。
そして、その飢えを満たす過程で、私の感受性は育ったと思う。
だから「あなたにとってポルノグラフィティとは」と聞かれたら、
感受性の礎で、心の安全基地 と答えます。
横浜ロマンスポルノ、めちゃくちゃいいライブでした。
めっちゃ書いた〜。