イチケイのカラス
映画が公開されてるのと同時期に地方局でドラマを再放送しており、今更ながらハマりました。
弁護士や検察目線の法律ドラマはたくさんあるけれど、裁判官が主人公のドラマはなかなか珍しい。
ドラマは竹野内豊がとてもいい声でコミカルな演技をしているので、おもしろくて見ています。
ちなみに原作はマンガで、モーニングで連載されており、それも4巻までまとめて購入。
マンガを読んでみると、入間みちおは太ってるし、坂間さんは男だし、部長は髪の毛薄いわで、ドラマはかなり違うテイストで設定されているんだなと知りました。原作ももちろん面白いので、おすすめです。
法律の世界には幸せなのかどうかわからないけど今まで縁が無くて、ドラマで面白いなと思って見る程度でした。ドラマに出てくる真剣佑がかっこいいので、事務官も面白そうと思ったけれど、かなりの激務そう。「そりゃそうか、雑用係みたいなもんだもんな」と思いながら、入間さんのような裁判官の下で働けるかどうかも選べませんし、入間さんの下で働いても幸せかどうかはわかりませんね。
人が人を裁くってすごいことだと今更ながら思います。勧善懲悪の世界はこの世には無いだろうし、失っていい命なんてないと思うので(悩みどころですが)、死刑制度なんかも考えさせられるところです。
「イチケイのカラス」がこんなに人気が出た理由は裁判官が犯罪を犯した人をシステム的に裁くのではなく、法律という視点からその人がこれからどんな人生を歩んでいけば幸せになるかを、入間みちお達が必死に考えているからだと思います。