「世間を騒がせたバズ動画」を作った、日本一面白い会社に行ってきた
今日は、「社畜ミュージアム」「プラズマ乳酸菌 iMUSE トレンディの法則」「au ビデオパス」といった、様々な「バズ動画」を手がける、日本一面白い会社※「面白法人カヤック」(※google 先生に聞くところによる)に潜入し、学んだことを記載したい。
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目次
■ カヤックってどんな会社?
■ 広告の前提と、参加の経緯
■ 世間を騒がせた、あのバズ動画の戦略とは?
例1) 社畜ミュージアム
例2) プラズマ乳酸菌 iMUSE
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■ カヤックってどんな会社?
■ 広告の前提と、参加の経緯
広告はうっとおしい。
広告の会社に勤めている身であっても、ゲームの途中で入ってくる広告は本当にイライラするし、大抵のものは飛ばしたいと思ってしまう。
「興味がないものを突然見せられた場合、人間が集中できる時間は6秒」と言われており、金魚のそれより短いらしい。情報を好きな時に好きなだけ得られるようになった代償として、予期せず与えられた情報に対しての辛抱強さを失ったとも言える。
情報接触頻度が増加し、広告の受け手側のスタンスが変わったことで、広告のあり方も変わらなければならなくなった。
広告は「ここがすごい」「こんなに人気」といった発信者側の情報を伝えるものではなく、「面白さ」や「学び」など受け手の興味関心を引くコンテンツ、極論を言えば、映画や漫画といったものと同等でなければならなくなったのだ。
とはいえ、「伝えたいこと」「伝えないといけないこと」「ブランドのイメージ」「法律」様々なことを鑑みていくと、ユーザーの興味関心を引くエンターテイメントとしての広告表現を考えていくことは非常に難しい。
だが、その表現をうまくやってのけ、広告のエンタメ化に成功した例はいくつも存在する。その中の一つが上記にあげたものだ。複数の友人から動画URLがメッセンジャーで送られきたし、様々なニュースメディアが掲載した記事も目にした。
多くの人が共感し、拡散した。いわゆるバズが起きたのだ。
今回は、そんなバズ動画を作成した「面白法人カヤック」のイベントがあるということで、会社の同期と共に足を運び、制作の背景や戦略といったものを伺ってきた。
■ 世間を騒がせた、「あのバズ動画」の戦略とは?
例1、社畜ミュージアム
【ターゲット】
→ IT業界の社畜
【戦略】
→ フォロワーが多く、情報発信力が高いIT業界の人が納得する「あるある」を詰め込み拡散を狙う
→ 攻めた自虐ネタで、2chやtwitterでの盛り上がりを狙う
例2、プラズマ乳酸菌 「SPECIAL STUDENT」
【ターゲット】
→ 30~40代(形式上は左記だが、小学生時代の思い出がある人全員)
【戦略】
→ 「共感」を生む「あるあるネタ」を使用
→ 全てに「思わず言いたくなるようなネーミング」をし、引用拡散を狙う
→ 途中離脱を避けるため、最後まで予測できない展開に
→ 圧倒的スケール感を演出するために、「セリフなし」「クラシックBGM」「スロー」
■ 感想
闇雲に、面白いものを作ることがバズだと思っていた。だが、バズは計算の賜物であり、ターゲティングから言葉選び、シェア喚起に至るまで、念密に導線が貼られていることを知った。
戦略の中で特に参考になったことは「途中離脱を避ける」
記事や仕事では、「結論ファースト」がうたわれる。まず、今から何を伝えたいかのサマリーを述べ、ディテールを追加していく。
一見、広告もそうあるべきだと思われがちだが、受け手の傾向が変化し、広告エンターテイメント化の必要性が出てきた今、「結論ラスト」という「落ち」が求められているようだ。
流れとしては、「この動画は一体なんなのか?」「あるある〜面白い〜」「あ、この商品の広告だったのか」「面白い。RT」この様な感じだろう。
広告は基本、 / Attention(注意)/ Interest(関心)/ Desire(欲求)/ Memory(記憶)/ Action(行動)/ のうち、ターゲットが上フェーズのどの部分にいるかを考えて作成される。
つまり、それぞれのフェーズで刺さるものが違うと考えられている。認知すらない場合は注意を引くものが求められる。
上記のバズ動画は主に「認知」の段階にフォーカスして作成されたものではあるが、結果として、購入率も上がっている。結局のところ、話題になる広告はフェーズ関係なく、どの数字も上がる。
「広告をエンターテイメント化する」このバズの原則を念頭に置いて、これから少しでも話題に登る広告作成に関与していきたい。