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ゆとりをつくる「あき」 その2
ビジネススーツを仕事着にしていたころ、ジャケットを脱ぎ着するのは小さなストレスでした。コンパクトな肩まわり、タイトなシルエットが流行りだったこともあり、するっと着ることができず、自分の長い腕と大きな肩をひねりながら押し込んでいました。テレビで見るような颯爽としたキャリアウーマンには程遠い、モタモタとした現実です(笑)
今回は「みんなに優しい介護服」から、ジャケットを脱ぎ着しやすくする工夫を紹介します。 こちらは、なんでもない、ジャケットのように見えますが、
背中心にコンシールファスナーがついていて、大きく開くようになってます。
ここで生まれるゆとりによって、「体のうごきに服がついていく」ようになります。「服にあわせて体を動かす」よりもずっと楽に脱ぎ着ができるのです。
この工夫では、ファスナーが背中にあり、手が届かないので、開け閉めに介助が必要です。
涼しくなると羽織りたくなる上着にGジャンがあります。カッコいいのですが、シルエットがタイトでアームホールも小さいうえ、生地も固いし、伸びにくいしで、脱ぎ着しにくい上着の代表格です。これもやってみましょう。
Gジャンは、背中心ではなく脇に近い方に切り替えがありますので、そこにファスナーをつけました。ファスナーを隠さずに、デザインのひとつにしてしまうのも、カジュアルなGジャンならでは、と思います。
着やすい工夫もおしゃれに楽しみたいものです。