"どっちでもええやん"スコットランド&スペイン66日間ひとり旅! プロローグ
プロローグ
2018年の春、
半年間のオーストラリア&ニュージーランドのバスキング&サーフトリップの旅を終え日本に帰ってきた。
その後に九州の糸島を旅してた頃、
前から計画していたスコットランドのエディンバラフェスティバルでバスキングすることを思い出した!
とにかく今行かへんと後悔しそうやなとヒラメキさっそく大阪に戻り準備することにした。
いつもヒラメキと直感に動かされている僕は、射手座の性質か、目標が定まると物凄い集中力で行動する。
さて、なんでスコットランドのエディンバラフェスティバルなんかと言うと。
1995年くらいから5.6年間ほど大阪でhot hip trampoline schoolという大所帯のホーンセクションのインスト(歌なし)バンドで活動していたんやけど。
当日、幼なじみでバンドのメンバーやった角が関テレの深夜の音楽番組のレポーターでレギュラー出演していて、その番組の企画でバンドでスコットランドのエディンバラフェスでストーリートパフォーマンスをすることになった。
1997年ころやったかな?うる覚えやけど。
はじめてのヨーロッパ&はじめてのバンドで海外!
はじめてずくしでワクワク!ドキドキ!
出発までしばらく遠足の前の日みたいに興奮して毎日眠れへんかったな。
エディンバラフェスティバルfringeは夏に1ヶ月間くらいやるねんけど、世界中からジャグラーやミュージシャンなどあらゆるストリートパフォーマーが集って来て毎日お祭り騒ぎ!
石畳みの道路や建物、丘の上にはルパンのカリオストロの城のモデルにもなったエディンバラ城とかがあったり、
ピエロみたいな人が沢山あちこちでパフォーマンスしていて全てがファンタジーの世界やった。
夜には花火が上がって毎日がお祭り騒ぎ!
まずは現地でアンプやマイクなど調達したり、fringeで演奏するための申請したりと大忙し!
僕と相方の角は公園とかでまったりゆるゆるしてたけど、英語ができるメンバーがいたのでめっちゃ助かった。
機材もなんとか揃い、場所探し。
教会の横らへんやったかな?ちょうどいい場所があったので陣取った。
当日コラボしていた印というブランドの服屋さんと作ったオリジナルのデニムの作務衣の衣装でビシッと揃えて、
いざストーリーパフォーマンス!
もともと大阪のストーリートが始まりのバンドやったからストーリーパフォーマンスは御手のもの。
演奏は荒削りやったけど、めっちゃ勢いあったしエネルギーは凄かったと思う。
楽しすぎて無我夢中にサックス吹きまくって一瞬の出来事やったような気がする。
ふと我に帰ると、あたりには沢山のオーディエンスが集まっていて拍手喝采!!!
ほんまに夢のような世界やった。
音楽って言葉を超えて通じ合えるんやなって、その時にあらためて音楽の素晴らしさに感動し、魂が震えた。
そしてバンドというチームの力強さを感じた。
しょっちゅう喧嘩してたけどな。
そんな経験が僕の音楽の原点となった。
そして、心の奥深くにあった僕の音楽の原点にオーストラリアのバスキングの旅で火がついたんかな?
バンドの活動休止などもあって、
2005年あたりに大阪から上京してソロ活動をはじめた僕は、
ウクレレや歌や自主でCD作ったりと新しい事にいろいろチャレンジして来たんやけど、
その頃このまま音楽を続けていくことに疑問を感じ始めていた。
心の中で今回のスコットランドのエディンバラフェスfringeを一人でやりきったらキッパリと音楽から足を洗おうと決めていた。
今回の旅は気合い入れて!ギターとサックスと歌で挑むことにした!
さっそく機材集め、宿探し、現地の情報集めを開始!
やるなら今しかねぇ〜
続く