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恋人ができてから考えなくなったこと

生まれて初めてできた恋人と、お付き合いを始めてから1年が経ちました。2人ともカラオケが大好きなので、カラオケに行ったら、メロン記念日の『赤いフリージア』や、太陽とシスコムーン(Juice=Juice)の『Magic of Love』なんか歌っちゃったりなんかしようかなぁって考えていたんですが、なかなか最近はそういう機会に恵まれませんでしたね…。

さて。恋人ができてからの日々を振り返ってみて、思ったことがあります。「そういえば私、漠然と『死にたいなぁ』と考えることがなくなったなぁ…」と。

漠然と、なので、いざ行動にうつすか、と言われれば、そうでもないのですが。ただ、生きていると面倒なことが多過ぎて、それならばいっそ、死んでしまえば何もしなくてよくなるかな…という考え方をしておりました(究極の面倒くさがり屋かもしれません)。

先の人生の方がまだまだ長くて、こんな生活がまだ60〜70年も続くのかぁ…と思うと、本当に生きていくってしんどいなって感じます。

死ぬ、という選択肢も、いざとなればあるんだよなぁ、という、安心感というか、逃げ場というか。それで自分を保っていたようにも思います。「別にいつ死んでもいいや、今すぐにでも」。こう考えることで、楽になっていたのかもしれません。目の前の現実から逃げたかったんでしょう。生きていたら辛いことやしんどいことはたくさんあります。

もちろん、毎日が辛く、しんどかったわけではありません。むしろ、楽しかったり幸せを感じたりすることの方が、たっっっくさんありました。生きるモチベーションがほとんど趣味だったので、「あぁ〜めんどくさ。死にたいけど、来月のつばきファクトリーのライブ行くまで死ねないわ」「それ考えたらつばきファクトリーが武道館で単独ライブできるようになるまで死ねないよなぁ」「あぁ、死にたい。でも、『Free!』の新作映画観るまでは死ねないわ。大好きな郁弥くんが遙たちと和解するのを見届けなきゃ」などなど。こんな思考になりながら、なんとか、ぼんやりとした「死にたい」という感情と向き合ってきたように思います。趣味に生かされてた感じですね。

(今の自分なら、「コロナが落ちついたら、絶対またつばきファクトリーの単独ライブがある!それまで死ねない!!(小片さん、待ってるから戻ってきてね)」。「BTS(今、転げ落ちるかのようにハマっております)のライブに行くまでは死ねない!!生でジミンちゃんのパフォーマンスが見られるなんて、想像しただけで爆発する!!!!」…とかですかね)

よくよく振り返ってみると、趣味に生かされてもいたし、趣味にかなり感情を振り回されていたなぁとも思います。大好きなアイドルのスキャンダル(からの脱退とか)や、応援していたジャニーズJr.の突然の退所など…。かなりの精神的ダメージをくらっていました。そういう場面に出くわしてしんどくなる度に、「もう無理だ…しんどい。このしんどさから逃れるために、恋人がほしいぃいいいいいい」と考えていたような人間でした…(笑)(恋人が欲しいと思って動き始めた動機は、また別にありますが)

自分にとって唯一無二の存在がいれば、好きの対象(趣味)がどうにかなっても、心を保てるような気がしたのかもしれません(そう考えたら、恋人って、本当に、唯一無二の推し!ですね)。


唯一無二、これがひとつ、大きなポイントかな、と思うんです。満たされるんですよね、純粋に。私は、誰かの特別になりたかったのかもしれないです。

とっても大好きな親友がいるんですけど、親友の恋人の枠って、当然一枠じゃないですか。恋愛感情にも似たような、でも少し違うような特別な感情を、親友に対して抱いていた時期があります。親友の特別になれないことに、嫉妬と絶望を覚えていました。(辛かった時期と重なるので、ちょっと精神的に余裕がなかったのかもしれません。)

親友は、一枠という限りはないじゃないですか。それがなんだか悔しかったんですよねぇ。「私は親友の唯一無二にはなれないのか。ああ、好きな人に好きになってもらえるって、どんな感覚なんだろう。私も誰かにとっての特別になりたい。スペシャルな人のスペシャルになりたい…(『ストロベリーショートケイクス』また観たいなぁ)」という感情が、同時にむくむくと湧き上がっていたようにも感じます。

少し本筋からズレている気がするけれど、なんだろう。

社会で何かちょっとした出来事やニュースがあると、『気を付けや』と、自分の存在を思い出し、気遣い、心配してくれる人がいる。それだけで、なんだか自分がちょっと強くなれた気がするし、こういう世界なら、まだまだ生きてみてもいいのかもな…と感じているのかもしれません。

面倒くさいことばかりの人生だけど、隣に恋人がいてくれるなら、なんとか頑張って生きていけるかも…とも。

なんせ、初めてできた恋人で、同時にうんじゅうねんぶりに男友達もできた!みたいな感覚なので、すごく楽しいんですよね。一緒にしたいこと、一緒に行きたいところ、一緒に見たいもの、聞きたいもの、共有したいもの。そんなものがありすぎて、とてもじゃないけど死ねません。ましてやこのコロナの中、2人でやりたいことが山のようにつみつみになっているので、この困難をなんとか乗り越えて、生き続けなければならないと思っています。

私は本当に面倒くさがりですが、好きなものに対しては、普段面倒だと感じることも、楽しんでするするとすることができます。

2人でやりたいことが山のように積もっているのに、それが面倒くさいと感じず、楽しみだと感じられるのは、とてもとても、恋人のことが好きだからだと思います。

一体いつまで隣にいられるか分からないし、何歳まで生き続けるのか分からないけれど、恋人と楽しく、面白く、色んな感情を共有しながら、一緒に歩いて行けたらいいなぁと思います。どちらかが一歩前とか、一歩後ろとか、そういうの抜きで、隣を歩きたいです。頼り、頼られる関係性でいたいです。「いつもありがとう」。恋人に対しては、感謝の気持ちでいっぱいです。



最初から読み返してみて思ったのですが、これって1年付き合った、、、だけだよね??なんか、、、重くない??と感じてしまったわたくしでございます。とほほ。


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