MMEよくわからないのでAviUtlで雰囲気オシャレ動画にするアレソレ
最近久々にモデリングするやる気がなぜか起きていつの間にかまた1年ぶりにモデル配布してたんですが、動画を作る際
今主流のMMEがわからねぇ
となったんですね。
いえ元々ポストエフェクトの組み合わせ方とか全然わからん人間なので
今までもとりあえずこれ入れとけ的なフィーリングで使ってたんですけども
エクセレントシャドウさんとかも重くてポンコツノパソに拒否られてました
仕事帰りの死んだ脳みそで英字表記のMMEと睨めっこする気にもなれない…
ぶっちゃけモデリングするだけで力尽きてる…
だがしかしMMDから出力したこの画面のままでは全然映えない!
ならばAviUtlでどうにかすればいいじゃない!
ということでAviUtlでどうにかした動画を、
また暫くMMDから離れてまた戻ってきたりするかもしれない未来の自分のためと
MMD+動画編集に手を出し始めた初心者さんとかに向けて書置きしておこうと思います
AviUtlと拡張編集の導入は省略するのでがんばってください
まずはMMDから出力しただけの画面がこれ!
MMEはモデルにSimpleToonShader
他は
空気遠近
WorkingFloor
o_SSAO
空中に漂う埃
TrueCamera
以上です
Twitterでたまに流れてくるエフェクトメイキングを見た後だとびっくりするくらい少ない!
上記の画像での動画(sm36096780)ではステージによってAutoLuminousや
場面的にPostMovie使ったり演出としてGodRayとか使ってました いずれにせよ少ない
この状態だとまぁMMD動画だな~ステージ凝っててかっこいいな~って感じで
個人的にオシャンティーセンサーはちょっと微反応って感じです
それがAviUtlで色々重ねてこれ!
なんかこう…画面に深みが増したというか…立体感というか抑揚がついたみたいな…
そんな気がしませんか…!!私はそんな気がする…!!!
AviUtlでのPFはこんな感じです
AviUtl始めたばかりって人が見たらもしかしたら卒倒するかもしれませんが
全体を通して色んな画像とかをべーーーーって張り付けてるだけのがほとんどです、こわくない。
ではどんなものをべーーーっと張り付けてるのか解説していきます
①縁塗りつぶし&歌詞
これをするだけで一気にオシャレMV風になる
アーティストのかっこいいMVとかにもついてるやつです。
黒縁の上に歌詞も乗せれば画面の情報量が増えて動きの少ない動画からおさらばです
ついでに動画用にロゴとか作って透明度を下げて重ねてみるとさらにオシャレになるかもしれません
ロゴが作れなくても動画イメージにあった単色フリー素材(蝶とか花とか)を
お借りして乗せるだけでもいい感じです
おまけに無断転載禁止を英字で書けば転載防止となんか英語書いてあってかっこいい感が増します
これをする際はあらかじめMMDで縦の出力サイズを小さくしとくとモデルの顔が見切れなくなってよいです
MMDから出したaviを拡張編集に放り込んで、フィルタオブジェクトの「縁塗りつぶし」、
aviの縦サイズに合わせて縁の幅を調節すれば終わりです
②色調補正
これもフィルタオブジェクトで全体を通してべーーっとしてます
目的としては素の状態ではちょっと彩度が高くて目に痛い気がしたからと、
後述する③の色を馴染みやすくるさせるためとかそんなところです
あと彩度をちょっと落とすだけでも地味にかっこよくなるので
③色を重ねる
お分かりいただけてるでしょうか!
②の画像の上に薄いピンクと黄色をスクリーンで重ねています。
重ねてる画像自体はこんなやつです
私のは画像編集ソフトのエアブラシで適当にぶわーって描いたPNGを読み込んでいるのですが
AviUtlでも円のオブジェクトに色付けてぼかしを極限までかけることで同じことができます
これをすることで画面の色数を増やす・動画全体を通して統一感がちょっと出る感じがします、たぶん
画面左下には青色を乗算で入れて、こちらは暗くなるようにします
全体に左上から光が差して右下は影になってるような印象になると思います
私は光を意識して色を選んで置きましたが作りたい動画のイメージや個人の趣味によって
好きな色を好きな合成モードで乗っけていいと思います 唸れ貴方のセンス
④画面全体の色調を調える
色を重ねるその2とも言う。
動画イメージが結構アゲアゲな感じだったのと
メインキャラのイメージカラーのひとつが赤系ということもあり、
先ほどの③の下のレイヤーに赤色のグラデーションをオーバーレイで敷きました。
図形オブジェクトの背景にグラデーションの効果を付け、上から下に暗くなる赤にしました
色による与える印象って結構大きいのでこの一手間で随分画面が変わったりします、たぶん
逆に寂しいイメージにしたかったら青のグラデを置いてみると良いかもしれませんね
⑤周辺ボケ光量
これを使うと一気にシャレオツ神動画になる
ちなみに似た効果ができるMMEはそぼろ様作CheapLensです
画面端を暗く、ぼかし、色ずれさせることで画面に立体感がでます 最高
ただし重いのでパラメータ調整したら非表示にして他の作業するとよいです
カスタムオブジェクトから追加できます
⑥カメラの手ブレ
静止画だと全然違いが分かりませんが、カメラ制御にある手ブレ効果を入れてます。
カメラ制御を置き、制御範囲にフレームバッファを配置、
フレームバッファのカメラ制御の対象にチェックを入れ、カメラ制御の+メニューからカメラ効果を追加します
すると追加されたカメラ効果のプルダウンに手ブレがあるのでそれを選択して
良い感じのブレ感に調節してください
とは言ったもののMMDでガンガンカメラ回してると全く手ブレわかんないですね
あとは好みで動画素材を加算で重ねてました。
いかがでしょうか、最初の画面と比べると大分オシャンティー度が上がってるのではないでしょうか。
素人が独学や試行錯誤でやってる小技の数々ですが、自分の動画にもうちょっとプラスアルファしたいと
考えてる人の助けになれば幸いです
ついでに今回作例とした動画も見てってください
以下は画像素材や動画素材を使ってこうぜっていう個人的なステマです
MMD動画作ったけどちょっと物足りない…なにかこう簡単にパッと見栄えよくなる方法とかないものか…
とかそんなとき!手元に画像や動画の素材集があれば一発解決!
素材集なんか買わなくてもネットからフリー素材落とせばよくない?って意見もあるし私もそう思うのですが
私はめんどくさがりやなので借りた素材ひとつひとつの規約を一々確認して使用範囲を確かめたり
クレジットするのがめんどいなって思ったのでそれ一冊で纏まってる素材集を買うという方法を選びました
眺めてるだけでも楽しいですし
まぁネットからフリー素材を借りるかガッツリ素材集を買うかはお好みなんですが
じゃあそういった素材をどう使っていったらいいの?と言いますと
こちらの動画
カメラの切り替わりやカットごとに背景を変えることでメリハリを付けましたが
まだちょっとモデル全体が映るときにシュン…としてしまうような印象があります 私はそう思った
なのでこれをこう
一部のモデル全体カットに写真素材を配置して適当に回転させました
どうでしょう、先ほどのシュン…感が軽減されているような気はしませんか、私はしました
MMDと実写の写真素材ってどうなのって思いますが案外マッチします。そこはかとなくオシャレ感が醸し出されます
花の切り抜き写真はもはや万能素材といっても過言ではないと思いますし、
Qの文字を入れることでキャラの悩みや自問自答感、鍵を入れたら抱えている秘密があるみたいな印象を受けませんか!?
制作中はそんなこと全然考えてなかったですけど
このように画面の賑やかしやアクセントに使うのはもちろん、バリバリ素材使いまくって
編集メインの動画を作ってみるのも楽しいです
こういう系統ではこちらのボカロMVがはちゃめちゃに好きなので勝手にダイマします
歌詞と画像のマッチのさせ方とか面白いんです
一方動画素材はそれ単体で画面の主役になれるものが多いですね。
動画素材を背景においてMMDモデルを躍らせてみたりも良いですが、
MMDから出力したメインaviの上に合成モードを駆使して重ねてみるのも良いですよ!
こちらの廃墟から始まる動画にさらに寂しさをプラスしたかったので
なんかぼんやりとした青い動画をスクリーンで、
フィルムノイズ的な動画を乗算で重ねて
こうです。小さいと分かりづらいですね、投稿した動画見てください
同じようにテレビノイズやバグっぽいノイズ動画を数秒だけ切り出して張り付けてみたり。
場面の切り替わりのときにアクセントとして入れるのも良きです!
もちろん動画素材ですから、それ単体でMMDでの背景スクリーンにすることも可能です。
正直これがめっちゃ便利です
長々とステマしましたがこれにて以上となります。
最後に私が購入した素材集をいくつか紹介しておきますね
書店に立ち寄るとうっかりデザイン系コーナーに吸い寄せられて
素材集を探してしまう癖がついてやばいです
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?