20210426

ひげひろ4話。
掌の上で転がされている感があって悔しい!みたいな捻くれた感情も抱きつつ、今回の展開には流石に参ったという気持ち。後藤さんの異常としか思えない吉田への行動や言動に対して、「なんやこいつ」って感情を抱いた時点でこちらの負けは確定していたんですよね。そして、後藤さんの異常な行動や言動に対しても、いい歳まで処女だったという点で全て合点がいってしまう。謎の「感」が理由で、吉田の告白を断ってカマかけるような行動を取ったのはヤバさを感じるけど、そのあたりも「いい歳まで処女」というところで腑に落ちてしまうんですよ。「見た目悪くないのにいい歳まで処女」って、「いい歳まで童貞」よりも、本人もしくは本人を取り巻く環境の中に何か大きな「ヤバさ」を抱えていると思うんですよね。社会の中にいたら余程のことがない限り、黙っていても男は寄ってくるだろうし……。果たして、後藤さんは何を抱えているのでしょうか………。25歳実家暮らし独身彼女なし異常男性からの感想は以上になります。

しかしまぁ、色々と言いつつも見終わった後に感想を書けてしまうくらいには、毎週熱を持って楽しんで見てしまっている自分がいるんですよね。4話の後藤さん処女事件を経て「これは完全なるフィクション、リアルなことは頭からデリートして臨め!」という答えが出たので、来週からは今までよりもちょっぴりピュアな気持ちで楽しめるかもしれない。


やくも4話。
茶碗ひとつとっても、大きさ、厚さ、手触りなどなど色々な要素があって、それらは、その茶碗を使って食べる人が抱く感情にも影響を与える。こんな焼き物の深さを知ることができたのも、大切な焼き物を割ってしまったが故に、というところが良かったとですね。焼き物のことは焼き物で学ぶ、という感じで。

そして、新しい茶碗をつくるにあたっても、割ってしまった前の茶碗(亡くなったお母さん作)や先輩の作った茶碗を模倣するワケではなく、姫乃自身が茶碗を使うお父さんのことを思い、考えながらつくっていけたのがめちゃくちゃ良かったと思う。こうやって本気になれなければ、最後の悔しさを滲ませる場面には繋がらないし、上手くなりたい!という気持ちも生まれない。部長で努力家な十子先輩だからこそできる、マジでナイスなアドバイスだったよ……。1話で焼き物に出会い、2話で色々な焼き物を知り、3話で焼き物を作り始め、4話で焼き物の深みを知り上達したい気持ちを抱く。「15分なのにすごい!」構成なのか、「15分だからこそできる!」構成なのかは分からないけど、明確なステップアップが見える気持ちいい構成だなと。やくも、最高アニメーションです。

おわり

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