
【5分で読める!Cursorから利用可能なDeepSeek R1とセキュリティについて】
最近、AI技術がますます身近になってきました。そんな中、「Cursor」はコードエディタとしてだけでなく、セキュリティ面でも注目されています。
さらに話題の「DeepSeek R1」は、オープンソースかつ高性能な推論能力を備えたAIモデルです。
今回は、この2つのサービスを使う際に押さえておきたいポイントを、5分で読めるようギュッとまとめました!
1. DeepSeek R1利用時のCursorのセキュリティ対策 – プライバシーモードって何?
Cursorで利用可能なDeepSeek R1について
なんと、CursorでもDeepSeek R1が使えるようになってるんですよね。
え~でもホスティング先は中国なんでしょ?と思ったんですが、Fireworksという米国でホスティングされているようです。
なら安心!と思ったんですが・・・CursorがOpen AIやAnthropicと結んでいるようなゼロデータ保持契約まではしていないらしいんですよね。

プライバシーモードの仕組み
Cursorは公式サイトで、ユーザーのコードが“長期保存されにくい設計”だと明言しています。プライバシーモードを有効にすると、セッション中だけデータを扱い、不要な保存を抑制する仕組みです。ただし、ゼロデータ保持契約は未締結
ゼロデータ保持契約とは、サービス提供者が一切データを保持しないことを明文化する契約です。CursorやFireworksは現時点でこれを結んでいないため、一時的なキャッシュなどの可能性は完全には排除されていません。
◎ 使うときの注意
機密情報は要確認:プライバシーモードがあっても完全ではないので、コードが外部に保存されるリスクをゼロにしたい場合は、ほかの手段も検討を。
最新情報をチェック:契約やセキュリティポリシーは変わることがあるので、公式サイトなどで常に最新情報を確認しましょう。
2. DeepSeek R1 – 低コスト・高性能がウリのオープンソースAI
高性能なのに低コスト
DeepSeek R1はOpenAIの先進モデル並みの推論力を、GPUメモリの使用量を抑えながら実現した次世代AIです。コストを抑えて大規模運用できるのが大きな魅力。オープンソースならではの柔軟性
ソースコードが公開されているため、自由にカスタマイズして研究や開発に活かすことができます。特にSTEM分野での精度が高く、汎用性も抜群です。
◎ 利用時の注意
入力データの扱い:中国等のホスティング先によっては学習やモデル改善に使われる場合があるため、機密情報の取り扱いには細心の注意を。
中国発サービスの懸念:データが中国のサーバーを経由する可能性があります。プライバシーやセキュリティポリシーを必ず確認しましょう。
性能と応答時間:高負荷時には推論が遅くなる可能性もあるので、事前のテストや用途に応じたチューニングが必要です。
まとめ
Cursor上のDeepSeek R1(ホスティング先はFireworks)はプライバシーモードでデータの長期保存を抑えられますが、ゼロデータ保持契約は未締結。機密情報の扱いは慎重に!
DeepSeek R1はコストと性能のバランスに優れたオープンソースAI。自由度が高い一方、利用規約やデータ管理に関する確認が不可欠です。
AI時代は、便利さとセキュリティが表裏一体。 進化のスピードが速いからこそ、常に最新情報をチェックし、安全かつ効果的に新技術を取り入れていきましょう!
参考
ここから先は

Segment Routing
このマガジンは主にSegment Routingについて書いています。 Segment Routingがよく分からんけど仕事で使うという…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?