SR/MPLS vs SRv6慣れると戻れないSRv6の世界
今日も最近はまっているAI使ったコード自動化の話をしようと思っていたのですが、家のPCつけ忘れて接続できずということで違う話にしたいと思います。
Wake on LANとかも検討しようと思ったんですが設定苦労しそうな気がしたのでまだやれてないんですよね。
SRって便利だな
最近はSRv6案件をやっているんですが、SR/MPLSよりも慣れると便利だなと思うようになりました。
慣れてるSR/MPLSの方が楽に決まってると思ったんですが、そもそもIPの経路とラベルを2つ管理しないといけない時点で楽じゃないんですよねw
SR/MPLSは、IPの世界ではできないことをやるので、IP以外の識別子としてMPLSのラベルを使っています。
これに対して、SRv6は数の暴力で対抗していますw
どういうことかというと、IPアドレスの世界だとIP重複するとネットワークとしては通信が成立しないということです。
SRを利用するキャリアネットワークやバックボーンネットワークだと、プライベートアドレスを利用した複数の企業の通信を成立させる必要があります。
SRが誕生するまでのキャリアネットワーク
IPv4だと、アドレス枯渇の問題がありプライベートアドレスを企業内で利用しています。
この為、企業で利用されているアドレスを普通に通信させようとするとアドレス重複の嵐になっちゃうんですよね。
なので、IPアドレスが重複してもいいように、「別の識別子」を用いてネットワークを構築しています。
昔は802.1QのVlanタグでL2VPNを作っていたんですが、当然ながらこれも企業内で利用してるVlanタグと重複できない問題がありました。
それなら802.1Qを2つくっつけて、ダブルタグだ!ということで、802.1Qと802.1QをくっつけるQ-in-Q(802.1ad)がキャリアネットワークで利用されるようになります。
これであれば、顧客のタグ重複を気にしなくてもいいですよね。
キャリアの網内だけで約4096個のVlanで顧客収容ができちゃいます。
とはいえ・・・全国展開すると4000しか企業収容できないのは少なくない?設備投資見合わないけどという話になりました。
サービス収容できるVlan数の制限が問題なったんですね。
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Segment Routing
このマガジンは主にSegment Routingについて書いています。 Segment Routingがよく分からんけど仕事で使うという…
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