マルチドメインのSegment Routingって何?⑦PE間のVPN接続
今年も気づけば12月で早かったですね。
みなさんは今年はどんな一年でした?
今年はテレワークも板についてきたを越えて、テレワークじゃないともうやってられないになってきたんじゃないかなと思います。
これまでは通勤時間にあてていた時間を別の事に利用できるんだから最高ですよね。
私は毎朝運動するようになってから段違いに気持ちよく仕事始めれるようになりました。
さて、前回に引き続きマルチドメインのSRです。
SR-PolicyのLSP広告(PCEP)
SR-PCEは前回のBGP-LSの準備が整ったのでReady状態です。
さて、後は計算結果をHead endへ返すだけです。
SRはソースルーティングなので、Head EndがLSPをすべて決めてパケットを送付します。
今回はSR-PolicyでTraffic Engineer、つまりは経由するルータを選択して通信を実施します。
この経路の計算はSR-PCEで実施します。
SR-PCEで計算してもらうにはどうすればよいでしょうか?
それは、Head endのルータ側からこの条件で計算して~とSR-PCEにお願い
することが必要です。
覚えている方もいると思いますが、ルータ側からSR-PCEへ経路確認する場合は、PCC Initiate でPCRequestメッセージをルータに送ります。
このメッセージ内にはLSP計算条件が含まれています。
たとえば、計算メトリックは低遅延、Affinityとしてこの経路は通らない条件で等々。
そして、SR-PCEで経路計算が可能であれば、SR-PCEから経路の応答がPCEPで行われます。
これでLSP情報をルータは得ましたので、後はLSPに乗せたいVPNの経路情報等と組み合わせるだけになります。
ということで次回お楽しみに。