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光の中で見る4年間 ― クリスマスツリーが教えてくれた自己への思いやり

このエントリはiCARE Advent Calendar 2023の投稿です。

今年もあと1ヶ月を切りました。
これからクリスマスや年末という師走のもっとも忙しいシーズンですね。
我が家はというか私は、そんな12月を迎えるにあたり、実に4年ぶりにクリスマスツリーを飾りました。

これが
こうなった

飾れば飾ったでとても綺麗。バランスも考えて、枝や葉っぱも久しぶりに延ばしてあげて飾り、部屋を暗くしてツリーだけの光にすると、その美しさにかつてない癒しと達成感と多幸感を感じたんです。

ツリー自体はたいして大きいわけでもないのに、出すのも、飾るのも、ましてや点灯するのも億劫で、クリスマスシーズン前に売ろうと思っていたが、子供たちの反対でかろうじて捨てなかったここ数年(かといって子供達が出してくれるわけではない)。元来こういう行事ものは好きなのに、なんでだろう?と思い返すと、この4年、私は色々大変だったんだという結論に思い至ったのです。

そもそも、ツリーがいらないというのは、子供達がサンタの正体を理解したことに他なりません。プレゼントを置くための場所の機能が必要なくなった。子供の成長に、一つ肩の荷が降りたこともありました。(毎年結構大変な労働ですから)
そしてコロナ、父の介護と死別、そのあとの手続き、喪失感の揺り戻し、子供たちの受験、進学、新しい環境、自分の転職、新しい仕事 etc・・・・・。自分、家族のライフイベントも、自ら選択してすること、そうではなく避けられないこと、人生(も世界も)いろいろありますが、それが重なったり入り乱れて心も身体もいろいろあった4年だったと振り返ります。

クリスマスツリーの光を見ながら、走馬灯のようにそんな過去が去来し、その上で思ったこと。

「いろいろあったね、大変だったね。そんな中でよくやったね(自分)」

こう思ってすごーく満たされた気分になったのは、どうやらセルフ・コンパッションというやつかもしれない。

米国テキサス大学のクリスティン・ネフ准教授が提唱する「セルフコンパッション」とは、「self=自分自身」と「compassion=思いやり、慈悲」を合わせた言葉です。「愛する人に対する思いやりや、労りと同じ気持ちを自分自身にも向け、状況に関わらず自分を素直に受け入れること」。つまり、自身の「強み」や「弱み」を認め、どんな状況下でも「ありのままの自分」を肯定的に受け入れることです。
セルフコンパッションは、3つの要素から構成されると考えられています。
・自分の強みや長所を受け入れ、自らを慈しむ「自分への優しさ」
・失敗や困難の経験は誰にでもある、という肯定的な認識をする「共通の人間性」
・心を今に向け、慈悲と慈愛の気持ちを高める「マインドフルネス」

まさにこれ。
ビジネスの分野でもマインドフルネス同様取り入れられていて、その効用はストレスを減少させ、幸福感を抱き、レジリエンスが高まるとのこと。
自分を律せてないのでは?億劫なのは歳のせいか?とも思いましたが、多分それもあるけど結果マインドフルネスでした。

逆にこの4年で私は、働き方という意味では
・会社員
・起業(経営者)
・副業(業務委託・ギグワーカー)

というフルコンボを経験でき、それぞれの立場で必要な知識も得ることができました。今、それも踏まえて「働き方を考える」仕事もしていて、なにが自分の働きがい、生きがいなのかがなんとなく見えてきているところです。大変だっただけじゃない。

結果的にクリスマスツリーは、家での仕事中でも、キッチンからでも眺められる場所にあるので、私が一番楽しんでいます。自分のために飾ったツリーを眺めて満足できることほど幸せなことはないな。
そんな穏やかな師走です。

みなさんも自分を労っていますか?理想通りにいかなくてもあたりまえ。何があっても柔軟に対応できるよう、一旦、自分をねぎらってみてはいかがでしょう?

最後に

私の自分語りにお付き合いありがとうございました。
こういう日常のふとした体験に気づきを得られるのも、iCAREで、日々「働く」と「健康」について考え実践しているからこそと考えます。それってどんな職場?と興味を持っていただけたら、是非こちらの会社案内をご覧下さい!


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