価値観を炙り出すファイナンシャル・ウェルビーイング
新成人、新NISAをはじめる
先日、長女が18歳の誕生日を迎え、新成人となりました。
新成人とは、日本において法律上の成人年齢に達した若者を指します。2022年4月1日から、日本では成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。何ができるようになったのか?
娘が新成人となり、まず始めたことが「新NISA」でした。金融教育が始まった世代なので知識としてはあったようで、自分で特定口座を開き、ファイナンシャルプランナーに面談を申し込み、その面談に同席してほしいと言われました。親が説明するより自分で選ぶことが大事だなと思うので、興味深く面談をうけました。
親としては、これからが学費のクライマックスを迎えるので慄いているのですが、(たとえその原資がすべてお小遣いだとしても)時間を味方につけた彼女の決断は、新しい時代だなあと、とても前向きに嬉しいものです。(ファイナンシャルプランナー(50代)の方も、しきりに感心していた)
「ファイナンシャル・ウェルビーイング」とは?
このような金融教育の流れの根底には、「ファイナンシャル・ウェルビーイング」の概念があります。2000年代に入ってから注目されるようになったこの概念の発展には、世界経済の変化(リーマンショックなどの金融危機)や個人のDXなど、さまざまな背景や要因があります。
「経済的な健康」。ただただ資産をたくさん保有することではなく、適切に管理する能力。まさに健康と同じ。
かくいう我が家は、共働き家庭なのでお財布は3つ(私・夫・家計)。私個人の資産の8〜9割は投資しています。現金はあまり持っていない。とはいえ20代のころは宵越しの金はもたねえ江戸っ子みたいな生活だったので、環境の変化は大きいし、それこそ金融リテラシーの必要性に気付けたのはそんな昔ではないです。
娘の歳のときなんて、お金に関して本当に何も考えてなかった。
厚切りジェイソン先生から学ぶお金の価値観
娘にもプレゼントしたこの本。基本的なことが非常にわかりやすく書いてあるし、日本とアメリカのお金の使い方、つまり金融リテラシーの違いもわかっておすすめです。このなかに、お金を増やすためにあたりまえだけどあえて書いてあることがあります。
「支出を減らして、残りのお金を投資に回して、待つ」こと。
欲しいと思ったものを、直感ですぐに買わないで、本当に自分にとって必要なものかどうかをよく考えること
んなことわかっとるわい。ですが、なかなか実践できないですよね。
でも全ての支出を削るわけでなく、どうしてもこれは欲しい、お金を出して幸せになれるものを自分が自分でわかっている、ってことが大事だと思うのです。そりゃ全方位に出費すれば楽しいと思う。だけどメリハリだし、なにより自分のこと(価値観)をお金の使い方を通して知ることができる。
そう思えば、支出を減らしてみるのもゲーム感覚で面白くなるかも。
私はなににお金を惜しまないかな・・・って考えると、
・ファッション(好きなものしか着たくない)
・インテリア(好きなものにしか囲まれたくない)
・エンタメ(映画や演劇、アート)
あと
・コーヒー豆(うちで飲む用)
なんかめちゃくちゃ快楽主義のようだけど、要は目から楽しむものが好きみたい。まあ・・・そうです。
みなさんはどうですか?
娘もどういう価値観をもった大人になっていくのか。もちろん稼ぐ力をつけて自立することが大前提でありつつも、それも楽しみです。
健康は価値観。私が働くiCAREでは一緒に働くメンバーを募集しています。