技術研究部 活動レポート 2022/02/25
週刊技研NEWS
リマインド 本日12時~開催 AWS Innovate - AI/ML Edition
AWSの ML/AIサービスに関するオンラインイベントが開催。
日本語ガイド・セッションがある。
3/2(水)~毎週開催 DXまるわかり!30分ランチタイム勉強会
IPAが毎週水曜日にDXに関する無料勉強会を実施。
予約不要で先着100名とのことなので席取り合戦になりそう。。?
最近度々耳にするWebAssemblyについて
WebAssemblyとは
ブラウザからアセンブリ(機械語)を実行できるようにする技術。WebAssembly誕生の経緯をざっくりと
1.JavaScriptはもともと軽量で早く動くものだったが、役割が増えてきてファイルが肥大化&実行速度が求められるにようになった
↓
2.2013年にコンパイラとしてasm.jsが生まれた!
…が、ファイルの肥大化により構文解析に時間がかかるようになった
↓
3.代案として、WebAssemblyが生まれた
バイナリコードをブラウザが扱えるようになることで、軽量化に成功した
参考:3分でわかるWebAssembly
WebAssemblyの活用事例
Amazon Prime Videoが動画再生にWebAssemblyを採用
JavaScriptで実行していた機能の一部をRustから生成したWebAssemblyに書き換えることで、動画のフレームレート向上などを実現しているブラウザ上でLinuxが試せるWebAssembly製のx86仮想マシン「WebVM」が登場
Webブラウザ上でLinux各種コマンドが実行できるので簡単なコマンドの操作を試すのに良さそう
発表(いのりさん)
「セキュリティ事故を起こしてしまったしくじり先生」
前職の運用保守案件でセキュリティ事故が発生したときのお話
当時のセキュリティの状況
本番環境へのアクセスはセキュリティルームの端末から実施
セキュリティルームには静脈認証で一人ずつ入室する
ある日、至急依頼が発生したためセキュリティルームへ入室をしたところ、顧客が「いのりさんと一緒に」「静脈認証をせず」入ってきてしまった
「あれ、良いんだっけ?」の疑問はあった
が、「顧客だから」変なことはしないだろう…とセキュリティルームへの入室権限を確認しなかった
それよりも「至急だから」を優先して作業を行った
後日その顧客が入室権限がないことが発覚したため、引き連れた(ということになってしまった)いのりさんがめちゃくちゃ怒られた
まとめ
相手が顧客でも疑問に思ったことは確認する
ルールがなぜ存在するのか、誰に適用されるかを自分で考えることが大事
所感(佐々木さん)
イベント共有
AWS Innovate - AI/ML Editionはそういえば今日だった!と思い出して先ほどオープニングセッションだけチラ見したのですが、
主要なサービスの紹介や、利用例や注意点などをわかりやすく解説しておりました。
「2025 年まで 2,900 万人にクラウドのテクノロジーを届ける」というAWSの掲げるスローガンの通り、機械学習の細かい技術や環境構築を不要として、分析や仮説立てなど必要なことに集中できる環境がAWSで実現できるんだなー!とワクワクするセッションでした!
今日のMCだったまなべさんとたかはらさんの気になっているセッション含め、アーカイブなどで色々見てみようと思います。
また、30分ランチタイム勉強会もどのくらいの情報が詰め込まれているのか気になるので、時間が合うときはお昼食べながら参加してみようと思います!
WebAssembly
私もWebAssemblyは「よく見かけるけど雰囲気で読んでいた仕組み」だったので、用語の解説に加えて最近の事例をいくつか紹介いただけたのでとてもイメージがつきやすかったです!
しくじり先生
久々のしくじり先生!
「急ぎだから×顧客同席の作業」は自分も一番パニクって判断力の落ちるシチュエーションだなと肝が冷えました…笑
『ルールでそう決まってるから』ではなく「なぜそのルールが存在しているか」を自分の中に落とし込むことでイレギュラーな対応でも慌てず正確に作業を実施できるようになるんだろうなと教訓になりました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?