【2021年2月】日商簿記3級の勉強やネット試験、おすすめの参考書についてまとめ解説
教養として会計の基礎知識を身につけたいと思い、2020年12月ごろから日商簿記3級の勉強を始めました。
そして、2021年2月22日にネット受験を受け、試験終了直後に合格通知をいただきました。
受験した経験をただ忘却するのも味気ないので、このnoteで日商簿記3級合格までの流れを備忘録的にまとめることにしました。
とりあえず勉強法やネット試験、おすすめの参考書などについてまとめようと思うので、興味のある方は読んでみてください。
1.日商簿記3級の概要
日商簿記3級では、商業簿記に関する問題が出題されます。
商業簿記とは、購買活動や販売活動のような企業外部との取引を処理する技能のことです。
試験は100点満点で、70点以上を取得すると合格できます。
2.日商簿記3級で行った勉強について
冒頭でもお話ししたように、勉強は2020年の12月から開始しました。
勉強法は非常にシンプルで、1つの参考書をコツコツとやり切る方法を取りました。
また参考書を1月中旬頃に終わらせた後は、過去問を収録した問題集を繰り返し解き、試験への対応力を磨いていきました。
勉強開始から合格まで3ヶ月弱という感じですね。
簿記3級は基礎的な内容ということもあり、勉強の過程で苦労を感じることもなく、独学でサクサクと学習を進めることができました。
しかし、会計の知識に触れることが初めてであっため、独特の用語や仕訳のやり方に慣れることに手間取りました。
3.簿記3級の合格ポイント
簿記3級合格のポイントは2つだと感じています。
3.1仕訳力を磨く
1つ目のポイントは、仕訳力を磨くことです。
仕訳とは、「現金」や「売上」といった勘定項目と金額を使って取引を記録することです。
簿記の基本になりますね。
日商簿記3級では、この仕訳を正確に行えるかどうかが合否の分かれ道になります。
仕訳を完璧に行うことができれば、間違いなく合格することができます。
以下に仕訳の例を記載しておきます。
ex. 商品を500円で仕入れ、現金で代金を支払った。
(仕入)500 (現金)500
3.2試算表・精算表・財務諸表を作れるようになる
2つ目のポイントは、試算表・精算表・財務諸表を作れるようになることです。
試算表とは、一定期間における仕訳などが正しく行われているかどうかを確認するために作成する表のことです。
また精算表は、試算表から財務諸表を作るための過程を表にしたものです。
そして財務諸表は、企業の1年間のもうけ(損益計算書)や、資産や負債の状況(貸借対照表)を表にしたものになります。
日商簿記3級では、これらの表の作成が出題されます。
また配点も高いため、しっかりと取り組む必要があります。
最初の頃は慣れませんが、書く練習を反復して行うにつれてだんだんと書けるようになっていきます。
3.3簿記3級で求められること
簿記3級で求められることを大まかにまとめると、①取引を仕訳して整理し、②整理したものを組み合わせて表にすることになります。
部品作り(仕訳)と組み立て(表の作成)を正確に行う力を測る試験と言い換えることができるでしょう。
4.ネット試験について
ネット試験の概要
現在、簿記の試験はネットで受験することができます。
ネット試験は受験したい時に受験することができるため、アクセスの面で非常に便利です。
また、試験終了直後に自分の点数と合否結果が分かるため非常にスピーディーです。
そのおかげもあり、このnoteも受験した当日に書くことができています。
一般受験との違い
一般受験との違いは、上の表の通りです。
この試験はネット受験ではありますが、自宅受験はできず専用のテストセンターで受験します。
就職試験のSPIみたいな感じですね。
また、制限時間は60分で問題数は3つです。
ネット試験であるためか、問題の内容やレベルは普通の試験と変わりませんが、構成が少し異なっています。
こうした違いを解く前は知らず、若干戸惑いました。
※公式サイトに全て載っているので、しっかりと確認しておきましょう。
5.おすすめの参考書
ここでは、私が実際に使用したおすすめの参考書を2冊紹介します。
【年間売上No.1!】スッキリわかる日商簿記3級
1冊目は、TAC出版のスッキリわかる日商簿記3級です。
この参考書では、日商簿記3級合格に必要な知識を、イラストを使いながら分かりやすく解説しています。
専門書のような重たさはなく、テンポよく進んでいくため非常に読みやすく、初学者でも取り組みやすいです。
また、解説とは別で確認問題が多数収録されているため、知識をしっかりと定着させることも可能です。
さらに、巻末には模擬試験が収録されているため、試験対策もしっかりと行えます。
【過去問多数収録】スッキリとける日商簿記3級 過去+予想問題集
2冊目は、TAC出版のスッキリとける日商簿記3級 過去+予想問題集です。
1冊目の姉妹書になります。
この問題集には過去問が6回分、予想問題が3回分が収録されています。
また、それに加えて新論点・新傾向問題が収録されています。
試験レベルの問題が多数収録されているため、高いレベルで問題演習を繰り返し行えます。
解説も非常に丁寧であるため、間違えた問題もしっかりと復習することができます。
6.まとめ
簿記3級は基礎的な内容を問われる試験なので、しっかりと対策すれば確実に合格を掴めます。
このnoteで紹介した勉強法や参考書を利用して、合格を目指してみてください。