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コンクールの出費どんくらい?② | 2024年 舞踊優秀

お前が叩いた諭吉の顔を数えろ。

御無沙汰しております。
コンクール不合格で落ち込んでいた、とかではありません。
断じて。

仕事がクッソ繁忙だったのです。
ショックで落ち込む暇とかありゃあしない。

そんなこんなで先日久しぶりの休みがとれましたので、ようやくコンクールの会計簿をしめることができました。
いったいどんくらいの金を使っておきながらお前は不合格だったのか?という猛省をしつつ今年の会計を簡単にまとめましたので、ご参考となれば幸いです。
(いったい何の参考になるんでしょうね?)

*昨年のコンクールについては下記の記事をご参照ください*
支出入の基本的な説明について詳しく書いています。

2024年 古典芸能コンクール会計
受験生・・・舞踊優秀1名(合否:不合格)
積立金・・・ひとりあたり月5,000円(5月から都度払い)
会計期間・・・2024年1月~8月

相変わらず表のセンスが2000年代初頭

収入:コンクール積み立て(頓挫)

最初に言っておくが、今年の積み立ては5月時点ですでに頓挫している。

年明けの時点では、一緒に新人受かった子とふたりで優秀を受ける予定だったのだが、諸事情により5月の受験申込の時点で離脱。
それまではふたりで月5,000円ずつの積み立てをしており、私はとりあえず12月分までの60,000円を先に入れていた。合格したら芸能祭やらなんやらで12月までお金使うしね(まア落ちたんだけど?)。

しかし結局ひとりになってしまったうえに、私はすでに積み立てを完了してるわけなので5月以降の支払いはなし。

・・・・・・と思っていたけど、今年はかなり出費がかさんだので途中からは完全に私個人の財布から出している(ということで収入に対して支出が真っ赤になっている)。
昨年にちょっくらアルバイトをして12万ほどの小銭を手に入れたわけだが、今回のコンクールですべて使い果たしてしまった。
来年もっかい受けるならもっとバイトをしなければ費用が調達できないんだけど、正社員やりながら稽古してさらにバイトってなかなかキツいんだよね。無理ゲー。

支出:圧倒的食費

内訳なんて目をつぶっていてもわかる。
食費は支出の部における不動の一位であり、もはや言う必要もないほど。
いっそ殿堂入りである。

先生は「総菜ばっか買ってこないで、レタスとかトゥ~ナァ~(ツナ缶のこと)で和え物でも作りなさいよ」と仰るのだが、正直作ってる時間がもったいない。だって私が料理してるあいだ私は稽古できんやんけ。
あと先生は舌が肥えてらっしゃる。私が料理が下手なので、味の責任を己で負うなんてストレスフルなことしたくない。

ちなみに今年は道場に新しい冷蔵庫を置いたので、昨年よりは食品の保存がきくようになった。嬉しいことである。
(冷蔵庫の購入費用が私の全額自己負担になっているところは解せないが)

諸費用:会計外の出費

会計外の出費に関しては、昨年新人賞を受けた子に比べてちょい少なめである。私の場合、新人は終わってるので揃えるものがある程度そろっているゆえ。
そうはいっても舞台稽古の施設使用料やコンクール終了後の謝礼金等は出ていくのでそれなりの額になっています。
とくに大きなイレギュラーもなかったので、去年とちょっとだけ違う事情があった二点に関してのみ振り返ります。

◆施設使用料

悲しいことに、今年は新報ホールを1回しか借りることができなかった。
抽選のときにいた人数分しか借りれないんですね・・・・・・平日だったので一緒に抽選いってくれる子が誰もいなくって。
そのぶん施設使用料は浮きましたが、舞台稽古としては不安しか残りませんでした。
対して市のホールは空きさえあれば何回でも借りれるので、新報ホールでバミったあとは空きを見つけては市のホールで舞台稽古をしました。

◆衣装借用代

じつは私、昨年あたりに下取りで買ったんですよ。正絹の黄色の紅型。
コンクールで着けても大丈夫なやつ。
だったらなんで衣装代が出てるかって・・・・・・?

7月の舞台稽古のあと、先生は仰った。

「アンタの紅型、袖口がなんかもさもさして気になるからお直しに出しなさい」

コンクール本番まであと一か月を切ったところであった。
いや、間に合わんて。
それから、稽古のときは先生の紅型を使わせていただいていたが、当然コンクール前日になっても私の紅型は戻ってこず(そりゃそうだわ)。結局本番も先生の紅型を着た次第である。
本番は結構汗(というか冷や汗?)をかきましたので、謝礼金を添えて返却。

MY紅型は、今月のはじめに帰ってきました。
袖口きれいになってたのでまた来年一緒に頑張ろうね・・・・・・。
(お前、来年も受けるんか??)

時は金なり

今年、コンクールを受けるにあたって私が掲げたモットーは
「時は金なり」
であった。

いいかい、貧乏な私。時間は金で買える

体力もなければ時間もない私が、いかに精神的体力的に負担がないようコンクール本番まで持ちこたえればよいのかを考えたとき、答えはひとつ。

時間は作るもので、金で時間は買える。

至極薄給なOLではあるが、幸いにもわずかながら去年のバイト代が余っていたので、賄い(?)の手間を省くために総菜を買いまくり、通勤手当がマイナスになるのをわかっていても仕事を終わらせるために不規則なシフトを組んだ。昨年3万446円だった食費が7万6470円に爆上がりしているのはこのせいである。

にもかかわらず、落ちたわけだが?
散々諭吉をつぎ込んだのだけど、私の実力だと稽古時間が全然足りなったんだろうなって思います。8月に入って自分が踊ってる動画観たとき、「ちょっち厳ぃかも?」って思ってはいた。

この犠牲を無駄にはしない

傍から見ると、こんなに金つぎ込んでも結局落ちるんでしょ?
向いてないからやめなよ?

などと言われがちである。

よくよく考えてみよう。
趣味って金をつぎ込んでナンボのモンである。
そもそも私は踊りは好きだが他人より才があるわけではないし、未来がある若人でもないので、ぼちぼち気長に続けていくこと自体が目標なのだ。いや、いつも楽しいわけではないし伝統芸能はクソだと思ったことは星の数ほどあるのだけど。

諭吉よ、貴方の犠牲は無駄にはしない。
今年のコンクールだって、きっとなんらかのかたちで私の糧になっているはず・・・・・・たぶん。

来年も受けますか?

判定出たときはさすがのスーパーポジティブな私でも少し落ち込んじゃって、もう来年受けんほうがいいんじゃねとか思いましたが、そのあとの怒涛の仕事繁忙期と稽古のせいでそんな気持ちはどこかに飛んでいきました。

しっかし金がありません。
昨年までは時間があったからバイトもできたんだけど、今年から職場の人手不足が加速したうえになんだか部下っぽい子たちを抱えてしまったので、責任も漬物石程度ではあるが重みを醸し出してきた。こんな状態でバイトはできない。
来年一年間でどうにか小銭を稼いで再来年受けるか、それとも化粧や着付けを完璧にマスターして「新人しかとってないけど何かのときに役立つ加勢おばさん」のポジションを確保するかの二択を考えている。

じつは来年からニ年ほど、通信制の大学に通いたいとも思っていたのだ。仕事でエリート大卒メンズに打ち勝つためにぜひとも取りたい資格がある。
授業料はニ年間で20万円程度というので、コンクールを受けなければ今ある貯金から出せなくもない。

今回の稽古で膝も痛めてしまっているので、年末まで考えようかなと思います。
伊野波節で膝痛めるって雑魚なのかな私。

***

ということで、めちゃくちゃざっくりでしたが、お金の振り返りでした。
コンクール自体の振り返りは批評が届いてからにしようと思います。

それではごきげんよう。


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