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アスファルト混合物

【骨材】

玉砕は、玉石または砂利を砕いたものであり、4.75㎜ふるいにとどまるもののうち、質量で40%以上が少なくとも1つの破砕面をもつものをいう。

海砂には、塩分が含まれているが、一般にアスファルト混合物の品質には影響はない。

花崗岩を含む砕石で、加熱によってすり減り減量が大きくなるものは、表層に使用してはならない。

製鋼スラグは、石灰分を含有することから水浸膨張比が規格値以下になったものを使用する。

明色骨材は、路面の明色性を高めるための白色の骨材で、天然の明色骨材としては、けい石などがある。

回収ダストは、ドライヤなど加熱された骨材から発生する粉末状のものであり、ポーラスアスファルト混合物に用いる場合、全フィラー量の半分以下で使用する。

【瀝青材料】

舗装用石油アスファルト100~120は、温度ひび割れが特に予想される低温地域で使用することがある。

ポリマー改質アスファルトのプレミックスタイプは、あらかじめ工場でアスファルトと改質剤を均一に混合したもので、通常ローリ車で供給される。

ゴム入りアスファルト乳剤(PKR-T)は、ポーラスアスファルト舗装や橋面舗装などのタックコートとして用いられる。

硬質アスファルトは、橋面舗装のグースアスファルト混合物に使用される。

石油アスファルト乳剤は、凍結すると粒子が分離・沈殿するおそれがあるので、冬期には、凍結を防ぐ必要がある。

プラントミックスタイプのポリマー改質アスファルトは、アスファルト混合物の製造時、ミキサに直接、改質剤を添加・混合して使用するものである。

トリニダットレイクアスファルトは、天然アスファルトであり、グースアスファルト混合物やロールドアスファルト混合物に使用される。

石油アスファルト乳剤には、カチオン系、ノニオン系などがあり、カチオン系タックコートやプライムコートに使用される。

ポリマー改質アスファルトには、大きく分けてⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型、H型があり、H型はポーラスアスファルト混合物に使用される。


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