アルヴァ・アアルトにたどり着くまでの話
朝起きて頭のなかでこれからのシュミレーションを何度もする
そうしてるうちに寝落ちするその繰り返し
ようやく起きて出掛ける準備
さあ、旅行が始まる。
存分に楽しむぞという気持ちで駅に行く。
ワクワク気分で駅員さんに青春18きっぷを渡す。
「一回目ね。いってらっしゃい!」
駅員さんの優しさで緊張が少しほぐれる。
わくわくわくわく!
あれ?電車30分後しかないのか
...............
待機です。
...?後ろのホームやけに人が多いな
(ここで電光掲示板を確認)
こっちも豊橋行きじゃない!えぇ!?しかも5分後出発!?
固定観念で動いちゃダメだってことですね。
あと、電光掲示板とかアナウンスは集中して聞いた方がいいと。
電車に乗ってガタンゴトン
矢場町(名古屋)に到着しました。
美術館に到着するまでツカツカと歩きながら
キャリーバッグを持って歩いてたら愛知の人じゃないって理由から迫害されたりしないかな...なんて考えていました。
愛知出身なんですけどね。
名古屋市美術館に到着。
アルヴァ・アアルト展の看板を見てついにやってきたぞと幸せになるかつらぎさん。
中にはいると模型が二つ飾られていました。
昔は模型は木で作られていたんですね。それを知らなかった私はその繊細さと精巧さに感動しました。
入場料は大学生900円、このお金の分以上に堪能しようと意気込んで中にはいっていく。
はじめの部屋はアルヴァ・アアルト展の看板とコンセプト、アアルトの来歴が書かれた吹き抜けのホワイトキューブ空間。
天井から差し込む光が神秘的で何枚も写真をパシャパシャしていました。(はじめの空間と階段のみ撮影可でした!)
アアルト展を私は二つの視点から見ました。
ひとつは建築の手法から作品製作のコツなどを学ぶ視点、ふたつめは美術館空間や展示方法でどのような空間を作り上げるのかという視点、みっつめは作品から感じたアアルトの考え方や美しいものの法則など...自分の主観がかなり影響してくる視点。
作品のみに注目するのではなく二つ以上の視点をもって美術館を巡ることはかなり充足感を得られるので好きなのです。たのしい。
ここでの学びはアナログでノートにまとめたので記録はそちらに。
要約です!
①建築視点
模型は美しさも大切だがまずはスケール感やデザインを伝えることが大切。何をデザインするのか、中身を考えること。
パースやスケッチはその違いを明確に把握して正しく魅力的に表現することが大切。このためにペンや紙にこだわること、それらの道具を完璧に使いこなすこと。色を効果的に使うこと。
図面表現は文字や寸法などの細かなことまで意識すること、パネルのテーマやテイストをきめてそのなかで表現してまとまりを持たせること。配置図に影をつけるとかっこいいこと。
②美術館視点(名古屋市美術館)
吹き抜けを効果的に使うと視線や明るさの逃げ道を作ることができる。外の見える空間を途中に配置することで気持ちや集中力をリセットできる。その認識はほかのひとにもあるようだった。作品の展示方法は高さの変化をつけることがポイント。また、背景の白を余白と考え、それをどのような場所に配置するのかを計画するとよい。余白は人の意識や視線を操作できるものなので自分が意識を向けさせたい方向に導くように余白を作る。展示空間の背景となるものは主役後とに決定していく。
③アアルトからの学び
光を反射で空間のなかに増幅させるという考え方。固定観念に囚われないこと(窓のかたち、建物のかたち、丸や角の考え方)。均質なものを等間隔に配置することで生まれる美しさや安心感、見せたいポイントを絞るという技。相対するものを同時に視界のなかに存在させることで空間としての面白さを作ること。人の目が触れる部分をすべてデザインする丁寧さ。
要約になってないですね笑笑
あと、日本語が大荒れですが。ノートなので。。はい...
アアルトの依頼に大きくて小さい建物というものがあって、そこから建築は矛盾する二つの事象を同時に存在させることができるから面白くて可能性が無限大なのかもしれないと思い、今時分が建築を学べていることを嬉しく感じました。
これからのモチベーションに繋がったアルヴァ・アアルト展、ありがとうございました。